チュートリアル ~ユニークシナリオ~
20話目です!今回も遅くなり申し訳ないです。
寝ちゃってました‥‥今回も少し短めです。
さて、スライムは討伐完了した。後は報告だけど‥‥
「スライムの討伐完了したのは良いんですが、報告ってどうするんですか?スライムから何も手に入らなかったけど‥‥」
「報告はギルドの受付で報告するよ。モンスターの討伐数はギルドカードに記録されてるよ」
「ギルドカード本当に万能ですね!?」
「ギルドカードを作ったと伝わっている、探求者ギルド創設者の1人は錬金術を駆使してギルドカードを作ったらしいよ」
「偉大ですね~」
〈錬金〉スキルはスキル習得時に取ることが出来たけど‥‥〈錬金術〉は知らない。もしかして上位スキル?
「凄いよね~」
「はい。探求者ギルドを作った人達はとんでもない人の集まりだったんですね」
「そうだね。よし、ギルドに報告に行こう」
「はい、街に帰りましょう」
「じゃあ、送っていくよ」
「え?」
「さっき、エントの店の前で突然消えたでしょ?その方法を使ってギルドの近くに送るよ」
「あれって結局なんだったんですか?」
「あれは魔法だよ」
「魔法スキルには人が消える魔法まであるんですね」
「あれは消えたんじゃなくて転移したんだよ」
「転移?」
「うん。〈時空魔法〉スキルだよ」
「時空魔法?」
「そう。〈時空魔法〉は〈空間魔法〉と〈時間魔法〉の複合スキルだよ」
「なんか凄そうですね」
「うん。恐らくなんだけど今は、オレしか持ってないはずだよ」
「思ったよりやばかった‥‥」
「まあ、昔の人は持ってる人は居たらしいけど。有名な人だとギルド創設者の1人で初代ギルドマスターが持ってたとされてるね」
「うわぁ‥‥」
「オレは古代の遺跡を探索したときに入手方法を手に入れたんだ。半端なく大変だったけど便利だよ」
「僕も使えるようになるかな?」
「ん~君がギルドランクAまで上がったらオレを探して?その時には習得方法教えてあげるよ」
「遠い‥‥けど絶対にAランクになって教えて貰います」
「うん、その時まで待ってるよ」
「はい!では、最後に名前教えてくれますか?」
「うん、そうだね。名前が分からないとオレの事を探せないね。オレは最近になったら赤髪としか呼ばれなくなっちゃった。だから、名前を教えてくれって言われて嬉しかったよ」
「では?」
「うん、教えようか。オレの名前はリード。赤髪の賢者の二つ名を持っている。何故か、赤髪としか呼ばれなくなった者だよ」
「では、リードさん。僕の名前も言いますね」
「ううん。それは大丈夫だよ?君の本当の名前はすでに知ってるからね。君が偽名で登録したのは良い判断だったと思うよ。君の情報がバレたらヤバいからね」
「え!?」
「あ、そうだ」
「まだ、何か‥‥?」
「君には軽く魔法について教えてあげようかな?って思ってね」
「教えてくれるならお願いします。魔法については気になりますから」
「分かったよ。じゃ、本当に軽くだけど教えてあげよう」
「お願いします」
「魔法系統のスキルで使える魔法はスキルレベルが上がったと分かってもすぐには使えないんだ」
「え?」
「ステータスを確認して、自分のスキルレベルをしっかりと認識する事が必要だ。確認すると、そのスキルレベルにあった魔法名が分かって使えるようになる。例外としては、自分で魔法を編み出す時と誰かに教えて貰った時だよ」
「魔法を、編み出す?」
「まあ、それを出来る人は殆どいないから今は置いておこう」
「はい」
「誰かに魔法を教えて貰えたとしたら、現在の自分が持ってるスキルレベルの範囲で使える魔法ならすべて使えるようになる。あ、人が編み出した魔法以外だよ?編み出された魔法を覚える時はその魔法自体を教えて貰わなきゃダメだよ?」
「なるほど‥‥」
「あ、スキルレベルをしっかりと認識して使えるようになるのは魔法だけじゃなくて武器スキルのアーツもだよ!」
「アーツ?」
「ま、それは使おうと思えば分かるから教えないよ?」
「そうですか‥‥」
「じゃ、そろそろオレとさよならだ。君がAランクになった時にはオレの弟子として迎え入れ、オレの持つすべてを教えてあげよう」
リードさんがそう言ったかと思った瞬間に僕は探求者ギルドの目の前に居た。
《[ユニークシナリオ:目指せ!賢者の弟子]が開始されました》
え!?何それ!?
???「〈時空魔法〉は超貴重な魔法スキルなのですよ!生きてる人の中では【赤髪の賢者】リードのみが使用可能なのです!習得には最低でも種族レベルが70はないと厳しい魔法なのです。魔法スキルをほぼ全て網羅してやっと〈空間魔法〉と〈時間魔法〉を入手出来る最低条件となっているのですよ!なので、リードさんは化け物なのです」
作者からのコメント
チュートリアルまた終わらなかった‥‥どれだけ時間かけてるの?と言われてしまうかもしませんがマイペースに進めて行きます。