森都へ
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「さて、と‥‥ただいまっていったばかりだけど森都に行くからまた出掛けなきゃなんだよね‥‥」
「おにーさんまたどこかいっちゃうの?」
「ごめんね?ライカちゃん。今日は少し遠いところでお友達と会う約束をしているから出掛けなきゃだめなんだ‥‥」
「そうなんだ‥‥」
「戻ってきたら一緒に遊ぼうね」
「うん。分かった!おにーさん、いってらっしゃい!」
「ありがとう。いってくるよ」
「「いってらっしゃい」」
「じゃあ、二人ともいってくるね?」
「エア。私達全員にお土産を買ってきなさい?」
ヒルダ‥‥お土産って‥‥旅行じゃないんだから‥‥って思ったけど、旅行みたいなもんだよね。
「あ、うん。善処するよ」
忘れなかったら、買って帰るって事で。
「忘れたら‥‥ね?」
ヒルダさん、綺麗な笑顔で言われると怖いです‥‥
「そ、そうだ。僕が出る時は時計塔前で固定にしてくれるかな?時計塔で転移出来るようになってるなら違和感無いだろうから」
「分かったわ。はい、完了」
「ありがとう、じゃあ、今度こそ行ってきます」
僕が外に出る直前に見えたのは3人が手を振っている所だった。
◇◇◇◇
ヒルダの家から出た僕は時計塔前に居た。
「おっと、時計塔前にしっかりとついたね」
さて、と‥‥森都に向かおう。1人だと不安だけど、前回みたいな事は無い!多分!
森都にはどの程度歩けばたどり着けるのかは不明なので早めに向かいたい。一人で行くのは不安だけど‥‥まあ、なんとかなるでしょ。
◇◇◇◇
side:???
森に入ってから少し経過したが‥‥彼は見事に迷子になっていた。
「あれー?おかしいなぁ‥‥前は分かれ道まであっさりと行けたのになんでだろ。まだ、たどり着けない」
彼は迷子になってるのに気が付いてないが。
「んーもう少し進めばあるかな?」
向かってる方角は森都と反対だ。気が付いて‥‥?そっちには深い森しか無いよ。
「なんだか森が深くなってるような‥‥道中にスライムを一匹も見かけなかったし変だな‥‥」
流石に気が付いたか‥‥?
「もしかして‥‥スライムが討伐され過ぎて絶滅‥‥?」
そんな訳が無い。
「んー‥‥流石におかしい。来た道を戻ろう」
それでいい。
「どっちから来たっけ‥‥」
‥‥‥‥
「多分、こっち」
戻っては居るんだけどそのままの方角で向かうと神住の森だとは考えたが、もう少し見守る事にする。
「お、見覚えのある所に出た‥‥あ!」
どうしたんだろうか。
「ここは神住の森じゃん‥‥」
ここは神住の森‥‥って入ったらダメじゃん!流石に見てられないのでご主人に言われたように姿を表して彼を森都に連れていく事にする。
「ん?白く光る猫?」
にゃあと鳴いて自分に着いてくるように伝えたのだが‥‥
「もしかして‥‥君は迷子かな?ご主人様は近くに居るの?」
この人間、分かってない!疲れる!助けてご主人!
ご主人「いい?彼をこっそりと見守ってて?もしも、彼が道を大きく間違えるようだったら彼を森都に連れてってあげてね?お願いね?」
作者からのコメント
思い付いたので新しい人‥‥というか動物を出してみました。書き始めてから思い付いたので設定は無い!ついでに名前も考えて無いです。




