姉妹と探求者ギルド ⑦
少し遅れましたが更新です。そろそろpv100万になりそうなので近いうちに連続更新をしたいと思います。とりあえず、連続更新は1週間程度かな?と思ってます。
僕は時間を掛けてダンジョンであった事をハンスさんに伝えた。ハンスさんが頭痛を堪えるような体制を取った。情報量が多かったから頭が痛くなったのかな‥‥?
「勘弁してくれよ‥‥あのダンジョンで悪魔が出ただと?しかも、悪魔と共闘だ?意味が分からんぞ‥‥なんでそんな事になったのかの理由は何故か聞こえなかったがな」
僕の話を聞いて頭が痛くなってたんだ‥‥というか共闘する事になった理由が聞こえなかったってどういう事なんだろう‥‥
「ちゃんと言ったはずなんだけどなぁ‥‥」
僕がなんでそうなったのかを疑問に思っていると‥‥
「あの‥‥ハンス殿?ちょっとよろしいですか?」
何か疑問があったのか分からないけど僕にじゃなくてハンスさんに声をかけた。
「なんだ?シンにじゃなくて俺に質問‥‥?」
「質問というか‥‥聞こえなかった理由としてそのエア様が会った悪魔がエア様に何かをしたという事はないんですか?」
「‥‥その可能性はあるな。シン、心当たりは?」
「全くありませんけど‥‥多分、他の人に聞かれたくなかったんじゃないですかね~あのダンジョンに来た理由がなんか切ないというか可哀想な感じだったので」
「なるほどな‥‥それならなんかしらの魔法かスキルを使ってその部分だけ隠した可能性はあるな‥‥他の奴にバレたらやばいから的な感じで」
「なるほど‥‥」
ライラはハンスさんの言った予想で納得したようだ。
「とりあえず、シン。ダンジョンで起こった事を教えてくれて助かった。聞かなきゃ良かったと思ってはいる。だが、後悔はしねぇ。俺は、この情報を聞いて良かったと思う」
「え?なんでですか?」
「悪魔は人類との敵対種族だ。魔族よりもヤバい。出会ったら逃げろ。しかし、逃げれる保証は無いと言われる位の存在だ」
「うわぁ‥‥あの悪魔さんはかなりの例外的存在なんだなぁ‥‥」
「そうだな。しかも話を聞く限りお前の会った悪魔はかなりの階級を持っている」
「城とかなんとか言ってましたからねぇ」
「なのにお前は仕方がない状況だったとはいえ共闘などをしている。そこから考えられるのは、悪魔にも少数だが人類と敵対しない勢力もいると考えられるようになった」
「‥‥」
「だから‥‥お前に‥‥いや、お前達に依頼をしよう」
「お前達ってライラも入ってるんですか?探求者ギルドのメンバーじゃないけど‥‥」
「そうだな。だが、お前に依頼をすれば着いてくだろう?」
「はい。エア様の従者ですので」
「だから、最初から二人に依頼をする事にした」
「なるほど‥‥分かりました。それで依頼の内容はなんですか?」
「依頼内容はお前が会った悪魔ともう一度会って貰う。そして、協力を求めろ」
「どういう事ですか?」
「終焉をもたらす者がこの世界に進行を開始したという神託が降りた。異界人がこの世界に来る数ヶ月前だ」
「なにそれ!?」
「いつ来るかは全くの不明。どんな姿をしてるかも不明。そして、分かっているのは終焉をもたらす者はこの世界を終焉‥‥つまりはこの世界を滅ぼすつもりらしい」
「うわぁ‥‥」
「人類だけでは太刀打ち出来ないだろうという判断から悪魔に協力を求める事にする」
「なるほど‥‥?」
「これは、お前にしか出来ない依頼だ。受けてくれるか?」
受けてくれるか?って言ってるけど受けるしか無いじゃないですか‥‥
「報酬はお前が望む物を渡そう」
報酬は特にいらないんだけど‥‥まあ、貰えるなら貰っておこうかな?
「期限ってあるんですか?」
「無い。だが、なるべく速く頼む」
「なるほど‥‥流石に今の僕じゃ弱すぎて依頼達成出来るかは微妙だと思いますがやれるだけやってみます」
≪お知らせします!異界人の活躍によりメインストーリーが進行しました!≫
≪この世界を滅ぼそうとしている存在が判明!≫
≪敵対存在:終焉をもたらす者≫
≪いずれ来るこの災厄を退けるためにこの世界に存在する貴方だけの物を探しましょう≫
なにこれ‥‥ヤバすぎるワールドアナウンスだ‥‥バレたらどうやって見付けたのかとか言われそうで怖い‥‥
「そろそろライカの嬢ちゃんも戻ってくるだろうからここら辺で解放しよう」
「ありがとうございます」
「あ、そうだ。最後に忠告な?今後、アデレードみたいな奴に絡まれたら無視をするか叩きのめせ」
「えーと‥‥」
アデレードって誰だったっけ‥‥うーん‥‥まあ、いいや。忘れるって事はどうでも良い人って事だよな~うん。ていうか叩きのめせってマスターとしてどうなの‥‥?その発言。
ライラ「エア様は絶対にアデレードさんの事を忘れてますね‥‥あんな風に絡まれた人の事を忘れられるのは凄いですね‥‥」
作者からのコメント
メインストーリーあったのかよとか思うかもしれませんがありました。全く進行してなかったので存在しないと思われた感じです。ちなみに、プレイヤーはほぼ全員知りませんでした。あるはずだと信じてる人は沢山いましたが。




