姉妹と探求者ギルド ⑥
完全に更新忘れてました‥‥更新頑張ると言ったそばからこれだと自分が悲しくなる‥‥
ギルド追放一歩手前になっていたという事件?もあったけど話し合いは終わった!やっと、外に出れる!そんな事を思っていたら嬉しさが顔に出てしまっていたようで‥‥
「おいシン。どうしたんだ?嬉しそうだな?」
「そうですか?ハンスさんの気のせいでは?」
「いえ、気のせいではなく凄く嬉しそうな顔をしています」
「そっか‥‥多分、話し合いが終わってほっとしちゃったんだろうね」
「え?」
ライラ‥‥え?って何?
「え‥‥?終わったよね‥‥?」
「えっと‥‥確かに私達の事情の説明は終わりましたけど‥‥他の事は何も決まってませんよね?」
「‥‥はっ!」
「気がついて無かったのか‥‥話し合いも何も話し合いすら始まってねぇんだが‥‥」
「確かに‥‥!」
僕達の事情を説明完了しただけなのに話し合いが終わった気になってた‥‥
「ま、今回は話し合いをするほどの事はねぇんだけどな?」
「へ?」
「いや、だってよ‥‥なに話し合うんだよ。あの子がどこの貴族からの依頼で誘拐されかけたかを話すのか?この国に貴族家がいくつあると思ってんだ‥‥対策のしようもないしな‥‥誘拐犯はライラの嬢ちゃんが倒したんだろ?」
「そうですね」
「なら本当に話す事は無いな」
「なるほど。じゃあ、話は全部終わりですよね」
「そうだな。シン達の状況の話は終わったな」
「ん?なにか他にありました?」
「忘れたのか?お前、あの初心者ダンジョンの中で何があったかを話してないだろ」
忘れてた‥‥というか忘れてたかった。多分、凄く大事になるよなぁ‥‥悪魔の話は特に。
「‥‥話さなきゃダメですか?」
「ダメだ。一般開放の為には情報が必要だからな。お前がダンジョンから出てきた後少ししてから5人ほど異界人にあのダンジョンに潜って貰ったんだが‥‥」
「あ、僕の他にも頼んだ人がいたんだ」
「あぁ。そこで問題が起きた」
「問題?」
「全員が初心者ダンジョンと言われてたのに出てくるモンスターが初心者向けじゃなかったらしい」
「え‥‥」
「俺が入った時は1層にスライム、2層にゴブリン、3層にコボルトだけが出てきて、最下層のボス部屋ではゴブリンとコボルトの混成で出てきた。武器は質素な物だから種族レベル10ほどあれば余裕で勝てる程度だった」
「‥‥」
なにそれ‥‥それが簡単かは分からないけど絶対に僕のよりは簡単だ‥‥
「そして、他の異界人が入った時は1層の敵がいきなりゴブリンアーチャーなどの上位種だったり俺と同じだったりしたらしいからな」
「ゴブリンの上位種か‥‥」
「あのダンジョンは異界人のレベルによって難易度が変わっている。という結論になった」
「ほぇ‥‥異界人のレベルで難易度が変わるのか‥‥面白いなぁ‥‥」
「だが、一番最初に入って帰ってきたお前から話を聞いてないからな。聞きたいんだ」
「なるほど‥‥?分かりました。聞いたら後悔するかもしれませんが良いですか?」
「は?何があったんだ‥‥?シン、聞かせてくれ」
「分かりました。がその前に‥‥ライラ」
「はい。なんでしょうか」
「君は聞かない方が良いと思うんだけど‥‥」
「貴方に着いていくと決めたので最後まで聞きます」
「分かった。じゃあ、話すね?」
そして、僕は話し始めた。ダンジョンであった全てを。
ハンス「あのダンジョンの話を聞くと後悔するかもってどう言う事なんだ‥‥?」
作者からのコメント
誤字報告ありがとうございます。あと2万pvほどで100万pvに到達します。2年以上やってて100万てどうなんだろう‥‥




