姉妹と探求者ギルド ④
遅くなってすみません。次回は速く更新する予定です。今の更新速度だと年内に200話突破は無理なのでペースを上げます。最大の敵は自分のやる気です。
ハンスさんにライラとライカが従者になった経緯を説明する事になった。
「ハンスさん。少しライラと話す内容を相談するのでちょっと時間を貰って良いですか?」
「良いぞ。それくらい待つ」
「それとライカちゃんは‥‥」
ライカちゃんの方をチラッと見るとつまらなそうに足をブラつかせてる。つまらなそうにしてるだけで静かでいれるのはライカちゃんの偉いところだね。
「流石に面白くない話を子供に聞かせるつもりは無いからな。そこは大丈夫だ。そろそろ来るはずだが‥‥」
「えっと‥‥」
僕がどういうことか聞こうとした時に部屋の扉がノックされた。
「マスター。どういう用件で私を呼んだんですか?私は結構忙しいんですが?」
「おう。来てくれたかエリア」
「はい。呼ばれたので来ましたよマスター。おや?来客中でしたか」
入ってきた女性に僕とライラは軽く会釈をする。
「お前を呼んだ理由はここで少しつまらなそうにしてるこの子を頼みたい」
ハンスさんはライカちゃんの方を見ながらそう言った。
「マスター‥‥その方々は?」
「あー‥‥後で説明するからとりあえずその子の相手を頼みたいんだが‥‥」
「分かりました。頼まれますよ」
「おう。助かる。ありがとな」
「いえ。大丈夫です」
「えっと‥‥ハンスさん。この方は?」
「このギルドの副マスターのエリアだ。こいつにライカの嬢ちゃんを任せる。エリアは俺が一番信頼してる奴だ」
「エリアと申します。よろしくお願いします。子供は好きなので任せてくださいね」
「あ、はい。えっと‥‥ライカちゃん。このお姉さんと仲良くできる?」
「だいじょうだけど‥‥ライカね?おにーさんとおねーちゃんとはなれるのはちょっとさびしい‥‥」
「ライカちゃん‥‥」
「ライカ‥‥」
僕達はライカちゃんの発言に少し感動していた。
「でもね?おねーさんとおねーちゃんとおじちゃんのおはなしはね?よくわからないんだ‥‥だからね?ちょっとさびしいけど、エリアおねーさんといっしょにいるね?」
「ライカちゃん‥‥ありがとう‥‥後で一緒にたくさん遊ぼうね?」
「ライカ。私も一緒に遊ぶからね?だから、お姉さんの言う事をよく聞いて良い子にしててね?」
「おねーちゃん。だいじょうぶだよ~おねーさんはやさしそうだし!」
「そっか‥‥ライカがそう言うなら大丈夫そうだね。よかった‥‥では、エリアさん。ライカを妹をよろしくお願いします」
「はい。責任を持って妹さんをお預かりします。じゃあ、ライカちゃん行こ?」
「うん」
僕達はライカちゃんとエリアさんが部屋を出たのを確認してからハンスさんの方を向くとハンスさんはショックを受けていた。
「お、おじちゃん‥‥?俺ってそんなに年取ってるように見えるのか‥‥?まだ30ちょいなんだが‥‥」
「「‥‥」」
僕達はハンスさんのショックの受け方を見て少しの間そっとしておく事に決めた。言葉は無くても言いたいことは二人とも同じだったようだ。
ハンス「おじちゃん‥‥今まで他の子供にそんな事を言われた事ねぇのにって‥‥そういや、俺に話しかけてくる子供ほぼ居なかった‥‥はぁ‥‥やばい‥‥ちょっと自分で言ってて悲しくなって来た」
作者からのコメント
更新速度を上げるって言って何回失敗するしたか分からないけど頑張ります。




