姉妹と探求者ギルド ③
かなりの難産で遅れましたがこれで良いのかはちょっと迷ってるので修正するかもです。
僕が姉妹との関係をハンスさんにどの様に伝えようか迷っているとライカちゃんが一言。
「わたしとおねーちゃんはねー?おにーさんのかぞくなんだよ!」
「は?おい、シン。家族ってどういう事だ?お前は異界人だよな?」
「えーと‥‥なんやかんやあって僕の従者って事になってます。それから、ライカちゃんには従者とは新しく家族になるって事だよって説明したので‥‥」
「家族云々の話はどっちでも良いが従者‥‥?どういう状況になれば絶対に俺より強い嬢ちゃんがお前の従者になるんだよ‥‥」
「なんやかんやです」
「説明する気は無いって事だな?」
「えっと‥‥説明しても良いんですが説明したらかなり面倒な事になりそうなんですが大丈夫ですか?」
「‥‥」
僕の返答を聞いたハンスさんが頭が痛いって感じの表情をしながら迷ってるように見える。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃねーよ‥‥」
「なんか、すみません‥‥」
ハンスさんが迷い始めてから数分経過した。
「‥‥よし。決めた」
「何をですか?」
「俺は基本的に面倒事に巻き込まれるのは嫌いだが、今回に関しては自分から巻き込まれてやろう。後で後悔する気もするがな」
「どうしてですか?」
「理由は2つある。1つ目は好奇心。お前に俺より強いライラの嬢ちゃんとその妹のライカが何故従者になったのかの詳細が気になった。2つ目は‥‥」
「2つ目は?」
「あいつに頼まれたんだよ。お前を」
「あいつって‥‥もしかしてリードさん?」
「そうだ。あいつはお前が特異点だからそれとなく助けてあげてくれってな?まあ、それとなくってのは性分じゃねぇから助ける時はしっかりと助けるさ」
「リードさんがそんな事を‥‥というか特異点ってなんですか?」
「ま、そこは気になるよな。特異点てのは世界を変える事が可能となる存在の事を俺達は特異点と呼んでいる」
「??」
「まあ、分かんないよな‥‥特異点についての詳細は俺から伝えられないからさっさとこのギルドのランクあげろ。特異点という存在の詳細はAランク以上の探求者か教会の大司教クラス、または国の伯爵以上の貴族にしか知らされてない。だから異界人のお前が特異点について詳しく知りたいならギルドのランクを上げるしかないって事だ」
「えっと‥‥今のところランクは最低なんですけど?Aランクまで何年かかるか分からないんですが‥‥?」
「そこは‥‥がんばれとしか言えねぇな」
「そ、そうですか‥‥」
「ついでに言うとAランク以上になる為の条件はCランクにならないと教えられねぇんだ」
「とりあえず、Cランクを目指します‥‥」
一応はCランク目指すと言ったけど別に特異点とか知りたくないんだよね‥‥
「はぁ‥‥あの時しっかりとお前がダンジョンについての報告をしてくれてればDランク程度までは上げられたんだがなぁ‥‥逃げやがったからなぁ‥‥」
逃げてなければランクが上がってたのか‥‥やらかしたなぁ‥‥まあ、しょうがないけどね。
「あはは‥‥面倒だったので」
「ランクは上がらねぇがダンジョンで何があったかは教えろよ?お前に関する面倒事に関しては仕方なく引き受けるからな」
ハンスさんの発言は嬉しいけど、一度出たら当分ギルドには来ないとつもりだから迷惑は掛けない予定。
「やっぱりそれも話さなきゃダメですか?」
「ダメだ」
ダンジョンに関しては運営さんに会った事以外を言えば良いよね?
「そうですか‥‥」
「ダンジョンに関しては後回しで良いからお前に従者が出来た理由を教えろ」
特異点が何かは分からないけど僕の種族についてを教えないで説明出来れば良いけど‥‥得意じゃないんだよねぇ‥‥そういうの。
ハンス「シンは本当に変な奴だよなぁ‥‥初心者ダンジョンだってのに1日掛けてクリアしたり、絶対に俺より強い嬢ちゃんを従者として連れてきたり‥‥特異点ってのはこういう奴ばっかなのか‥‥?まあ、特異点は殆ど居ないはずだから大丈夫か」
作者からのコメント
ラノベを読んで書き方を勉強してるつもりで全く出来てない事しかない‥‥普通に楽しんじゃうんですよね‥‥




