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Unique Seekers Online   作者: アベル
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USO運営の正式サービス前の語らい

 今回、運営側の話を書いてみたら予想以上に難しかったです‥‥更新予定より2日も遅れてしまいましたが完成しました!

USO正式サービス開始2日前 USO開発運営室


「USOの正式サービスが明後日に迫ってきたが準備は問題無いか?」


「問題無いですよ~重大なバグは確認しましたし見落としは無いと思います」


「そうか、なら良いんだが‥‥」


「副室長?どうしたんですか?」


「いや、何故か分からんが物凄く悪い予感がしてきてだな‥‥不安になってしまったんだ」


「考えすぎですよ~」


「‥‥なぁ、種族ランダムを選んだプレイヤーのユニーク種族の排出確率はどうなってる?」


「確か室長が決めてましたね。えっと‥‥0.001%です」


「かなり低いよな?」


「はい。そうですね」


「何故だろう‥‥この確率ならサービス開始しても1ヶ月程度は出ないと思われる数字なのに近いうちに出る気が急にしてしまったんだ‥‥」


「あはは!面白い事を言いますね副室長。ユニーク種族は5つ程用意してありますがほぼあり得ないでしょう。しかも、本当に強い2つの種族はさらに確率を下げてますからね。初日に当たる事なんてあり得ないですよ?種族をランダムにする人もそこまで多くないでしょうし‥‥」


「だよな?うん、それを聞いて安心した」


「大丈夫ですか?明日が正式サービス初日だからって緊張してるんでしょうね」


「お前は落ち着いてるな?」


「ええ。現時点でやれる事はすべてやりましたから。不安はありません」


 副室長という立場は疲れるね‥‥明後日の正式サービス開始を見届けたら久しぶりに家に帰れる‥‥家族に会えるから凄く楽しみだよ。よし!ギリギリまで頑張ろう。


◇◇◇◇


USO正式サービス開始前日 USO開発運営室


「室長、副室長!大変です」


「お?どうしたどうした?」


「どうした?何があった」


「ユニーク種族:エレメンタルが出てしまいました!」


「え?は?」


「あっはっはっは。マジか~あの確率を出す奴がいたか~すげぇな!しかも、かなりぶっ壊れてるよな?あれ」


「悪い予感が当たってしまった‥‥サービス開始前日に出るのか‥‥アバター作成は確かにサービス開始前でも作成出来るようにはしてあった。さらに、アバター作成を完了していなかった人物などはさらに確率が低そうだな‥‥」


 そんな人がいるとは思わなかったな~ベータの時に行われた闘技大会の上位に入ってないとUSOを入手する事はほぼ不可能なはずなんだけどね‥‥


「そういや、何でサービス開始前にアバター作成出来るようにしたんでしたっけ?」


「サービス開始当日にアバター作成をさせようとすると混雑しすぎるからな混雑緩和の為にだな。それくらい覚えておけよ‥‥まあ、この時点でUSO自体を持ってる人は少ないけどな」


「あー‥‥そうでしたね‥‥」


「‥‥!‥‥!」


「室長はいつまで笑ってるんですか‥‥」


「あー!面白い!最高!このプレイヤーが色々とやらかしてくれそうで楽しみだな!このプレイヤーが何かを達成した時に接触して話してみようかな~」


「あ。このプレイヤーを少し調べてみたら室長が銀子とか酷すぎる名前を付けようとしてたナビ妖精にアーシェという名前を付けて貰って受け入れてますのでこれよりあの子はアーシェと呼ぶ事になります」


「お~アーシェか‥‥良い名前貰ったな~俺には思い付かねぇ名前だな~」


「そうですね。室長には無理ですね~」


「だな」


「酷いな‥‥自覚してるから言い過ぎるなよ‥‥」


「「すみません、室長」」


「まあ、良いけどな」


「話を少し変えましょう。確かエレメンタルの進化では精霊になるようにしてましたね?副室長」


「そうだな。エレメンタルの種族進化クエストを見つけるのはかなり難易度高いしクリアも難しくしてあったな」


「クエストを受注するには特定の住人5人から話を聞かなくてはならないし、その中の1人は王都にいるからそこまで進めないと無理なので当分先になるはずですね。確かそれを決めたのは室長でしたよね?」


「‥‥」


「室長?どうしたんですか?何かありました?」


「いや、実はもう1つだけ受注というか進める方法はあるんだ。これは、ユニーク種族を決めた俺が追加しておいたんだが‥‥ユニーク種族の種族進化クエストには進め方が2つあるんだ。1つはさっき芦屋君が言っていた正攻法で受注する方法に加えて早い段階でも見つける方法を作っておいたんだ」


「え?ちょっと待ってください?調べますね‥‥‥‥うわ、本当にユニーク種族の進化クエストに関しては2通りになってるよ‥‥勝手に追加するのは室長としてどうなんですか‥‥?」


「すまんすまん、だがこっちの方が面白くなると考えての事だ。しっかりその後の事も考えて作ってあるし、メインストーリーには関わらないように上手くやってあるから心配無いよ」


「うわ、室長あんたいつの間に調整やってたんだよ‥‥しかも、1人でって‥‥俺達技術班より技量数段上じゃないか‥‥室長あんた本当に人間?」


「当たり前じゃないか」


「まあ、良いですけどね‥‥優秀な室長で」


「そういう所があるから私は室長の下である副室長なんだよ。まあ、別に室長になりたい訳じゃないから良いんだけどな」


「なるほど‥‥」


「副室長、君が俺の部下で助かってるよ。だから、ちょっと緩くても室長でやってけるんだ」


 普段からしっかりしてくれればもっと尊敬出来るんだけどなぁ‥‥ちょっとそこは残念なんだよねぇ‥‥はぁ‥‥


「ありがとうございます」


「上司と部下のあんまり笑えない漫才は良いですからユニーク種族の進化クエストの2つ目の条件ってなんなんですか?教えて貰えます?」


「それは、誰かが進化クエストを進め始めた時に教えて上げよう」


「‥‥当分先ですね」


「ヒントを言うとユニークな何かを探すゲームだからね。ちょっとだけユニークな方法だよ」


「なんだよそれ‥‥ヒントになってねぇ‥‥」


「ま、その時が来るのを待ってくれたまえ」


「はいはい。了解ですよ~っと。んじゃ、俺達技術班はバグとかストーリー進行、ユニーククエスト、ユニークモンスターとか色々の確認を今日中にやってしまいましょうかね~」


 とりあえず、技術班には芦屋君がいれば問題無さそうだね。まあ、私もストーリーの進行に関して関わってるし手伝おうかな?

室長「んー‥‥ユニーク種族の進化クエストは受けてしまえば問題無く進化は出来るけどその中のストーリーはプレイヤーによって動きは変わるだろうね‥‥楽しみだなぁ‥‥」


作者からのコメント


 前書きでも言いましたが運営側の話を書いてみました。次も、運営側の話の予定ですが変更する事もあるのでその時は許してください。

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