情報開示 前編
前回は早く更新出来たけど今回は遅くなってしまった‥‥
話せる範囲で話すとしてもどこから話そう‥‥
「どこから話せば良いのか全く分からないです‥‥」
「え?‥‥そんなに情報を持ってるって事‥‥?」
エルフィーナさんが小さな声で何か言ってるようだった。
「あ、そうだ」
エントさんの店ってベータテストの時には開かない店で有名だってサンが言ってたな‥‥その話をすれば良いかな?
「ん?話せる事を思い付いた?」
「あ、はい。一応」
「何かな?」
「えっと、ベータテストの時に開かない店と言われてたらしい店に入れた話から‥‥」
「さっき、サン君がそんな事を言ってたのを聞いたけど‥‥え?あの店開いたの!?」
「えっと、サンも入った事があるし開いてますね‥‥まあ、店主のエントさんって人が開く日を決めてるっぽいので行った日に開いてるかは分からないですが‥‥」
「正式サービスが始まってからもあの店の辺りは何回も行ったけど開いてなかったって事は条件制?開かせる事に成功したシンくんから店の話を聞くとかなのかな‥‥?」
「あの?」
なんか、呟いてる?信憑性とか考えてるのかな?
「あ、ごめんね?どうしてその店が開く事になったか教えてくれる?」
「えっと、チュートリアルの時に会って色々と教えてくれた住人から教わりました。開く事になったのもチュートリアル中かな?チュートリアル終わった後にそのお店に行った時にサンに会ってサンと一緒にそのお店に行きましたね」
「ふむふむ」
「そこで僕は武器を買ったんですよね~今はなんやかんやあってユニークウェポンとか言うのになったぽいんですけどね?」
「へー‥‥ん?ユニークウェポン‥‥?」
「はい?」
「あのワールドアナウンスは君だったのね‥‥」
「ん‥‥?あ」
余計な事まで言ったけど発言は取り消せない。
「‥‥ユニークウェポンに関しては聞かなかった事にするわ。勢いで言っちゃったみたいだし」
「ありがとうございます」
聞かなかった事にしてくれるのは本当に助かるね。
「商売には信用が必要だからね。言いたくなかった事をポロっと言っちゃった場合は聞かなかった事にするの。そうした方が次に繋がるし、ね?」
「なるほど」
「この情報だけでもかなりの価値があるわね‥‥こういう時に秘匿会話とかそういう機能があると楽なんだけどなぁ‥‥なんで実装されてないのかしら‥‥フレンドになっても電話形式でしか話せないし‥‥不便なのよね‥‥そういうアイテムが存在するから?聞いた事は無いけど‥‥」
「空間ごと隔離するスキルがあるから魔道具なら可能性ありそうだなぁ‥‥」
エルフィーナさんが呟いてるのを聞いてつい口に出してしまった。
「魔道具?この世界にも存在したんだ‥‥」
「え?あ、はい。ありますね。見た事もありますし‥‥」
「どこで!?」
「すみません、ちょっとそれは言えないんですが魔道具を売ってる場所を聞きましょうか?」
「うーん‥‥それは検証班に任せるから大丈夫だよ」
「そうですか?分かりました」
「うんうん。ここまでの情報だけでも価値がもの凄くあるから助かるよ」
「良かったです。では、次は進化について話そうかなと思います。まあ、僕もよく分かって無いんですけどね」
実際に種族進化クエストの受注条件とか分からないしね‥‥
エルフィーナ「進化についても教えてくれるのは予想外だったけど助かる。進化は本当に情報無さすぎるから‥‥」
作者からのコメント
先月買ったゲームをクリアしてたら遅くなりました‥‥ごめんなさい‥‥




