サンへの罰
昨日投稿しようとしてたのに書ききれなくて今日の今頃になってしまった‥‥
この場所にサンが呼び出されて来た。この状況がよく分からない‥‥
「あなたはなんでこの場所に呼ばれたか分かるかしら?」
「分からんけどこいつがここにいることに関係ある?」
「そうよ?大いに関係あるわよ」
「ん~‥‥分からん。教えてくれ」
「はぁ‥‥まあ、良いわ。教えてあげる。この人が見た事が無い住人と仲良さそうに街に帰ってきた所を見つけた事から始まって、この人から情報を手に入れようとちょっと強引に連れてきたの。それから情報を聞く前に軽い世間話でもと思って防具が初期装備の理由を聞いたら必要あるんですか?と言われて驚いたのよ」
「あ‥‥そういや‥‥有名なあの開かない店でこいつと一緒に入って中で武器を買ってるのは見てたけど、防具の必要性に関しては教えて無かったな~いや、他にも教えてない事はあったがこいつなら何とかするだろって思ってそのままになってたな~そういや、エリアボス戦の時も初期装備だったような‥‥うちのメンバーが何にも言ってなかったから忘れてたわ」
「ちょっとまって?開かない店で武器を買ってた?そして、アポロンのメンバーとエリアボス討伐に参加してた?そこは後で問い詰めましょう」
サン‥‥僕が隠したい事をドンドン喋っていくんじゃないよ‥‥呼び出して説教だね。ふふふ‥‥
「おう!‥‥?なんだか悪寒がする‥‥」
「悪寒がするに関しては知らないわよ。それよりもアポロンのメンバーが初期装備って事に何も言わなかったの?」
「そうだな」
「‥‥それってサンの友人だからゲーマーで縛りプレイをしてるだけだって考えたからじゃないのかしら?そういう人もいるよねって感じで。聞かなかった理由は分からないけどね」
「なるほど!」
なるほど‥‥だからアポロンの人達に初期装備でも何も言われなかったんだね‥‥けど、縛りプレイ‥‥?
「で?サンはこの超初心者の人に何にも教えなかったって事ね?」
「何も教えなかった訳じゃないぞ?」
「じゃあ、何を教えたの?」
「フレンド登録とフレンド通話のやり方位だったかな?後何か教えたかな‥‥」
「全く教えてないのと同じじゃない!」
「確かに!まあ、何も教えなかった理由は自由に遊んで欲しかったからだな」
「なるほどね?で?本音は?」
「いちいち教えるの面倒だしやってれば分かるから大丈夫かなって。後は早く皆と遊びたかった」
まあ、そんなことだろうと思ったよ。サンって結構適当だからね‥‥
「うん、素直で良いけど行動としては最低ね」
「う‥‥そうだよな‥‥すまん。エア」
「あはは‥‥大丈夫だよ。後で説教するから」
笑顔で説教する事をサンに伝えた。
「げ‥‥お前の説教苦手なんだよなぁ‥‥」
「説教されるような事をするのが悪い」
「すまん‥‥」
「とりあえず、説教は別として何にも教えてくれなかったお詫びに僕に良い装備を買って貰おうかな?まあ?僕も自分で色々と調べようとしなかったのもあるからね。その程度で」
「あ、はい。分かりました‥‥」
サンは少しだけ反省したようだ。
「うん。とりあえずの解決はしたようだね」
「うわ!ジョカさんいたんすか!?」
「サン君酷くない!?最初からいたよ!?そんなに僕は存在感無いの‥‥?」
「んー‥‥ジョカの事って私たちもたまに忘れるのよね‥‥βの時にノーティアを作った人なのにね‥‥ノーティア所属になってる人達もジョカが作ったのを知らない人は多いわね~」
「ステラまで!?っていうか私達って言うのは‥‥」
「察しなさい?」
「何故だ‥‥確かに存在感は少し薄いかもだけどここまで酷いとは思わなかった‥‥存在感を僕に下さい‥‥」
ステラさんの言葉にショックを受けてジョカさんは床に崩れ落ちた。その後、体育座りをしながらうずくまってしまった。
ジョカさんって雰囲気的にいつも冷静でいる感じがしてたけど案外面白い人なのかも?
ジョカ「ステラの言ってた私達って多分ノーティアを作り出したメンバー達だよね‥‥存在感無いって悲しい。シン君はなんか最初から気が付いてくれてたような‥‥」
作者からのコメント
今回の話の最後の方にサンがエアと呼んでいますが周囲の人には指輪に付与されてる認識阻害効果でシンとか友よとかそんな感じに聞こえてるはずです。自分の更新が遅くて忘れてる人がいると思うので念のため。




