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Unique Seekers Online   作者: アベル
166/232

召喚されし者

 今回は少しだけ早めに更新出来たかな?最近はいつも一週間ギリギリだったし‥‥

 話をすると言っても僕はステラさんが求めている情報が何か分からないと何も話せないんだよねぇ‥‥


「さて、私が最初に聞きたいのは‥‥君の装備に関してかな?」


 え?装備?何かおかしいところあったかな?


「何ですか?」


「貴方は見たところ魔法使いとかそんな感じの後衛職よね?前衛職で戦ってる雰囲気じゃないし‥‥武器は街の中だから装備してないのは当たり前としても防具は修理中なの?初期装備みたいだけど。というか前に見つけた時も初期装備だった‥‥」


「あ、えっと‥‥武器は弓と魔法を少し。防具はこのままじゃダメなんですか?」


 前衛職とか後衛職って何かな‥‥?いや、流石に名前である程度は予想つくけど。


「‥‥え?」


「え?」


「‥‥もしかしてずっと防具はそのまま?」


「?はい」


「‥‥貴方は初心者?」


「そうですね。ゲーム自体がほとんど初めてですよ」


「貴方はどうしてこのゲームに?」


「えっと、友人が機械ごと渡してきてやろうぜ!って言われたので試しに始めたんです」


 こんな事まで話す必要があるのかな?とは思うけどなんか心配してくれてる感じなので話す。特に隠す必要も無いしね。


「その友人はこのゲームやってるの?」


「え?はい」


「悪いんだけど友人のプレイヤー名は?もしかしたらその人とお話しなくちゃダメな可能性が出てきたの」


「えっと‥‥サンです。あいつ、やろうぜ!って誘ってきたから色々と教えてくれるのかな?って思ったら何も教えてくれないし‥‥まあ、クランメンバーだって紹介してくれた人達はいい人達だったから良かったけど‥‥」


 サンに対する愚痴を言い始めた所でステラさんから待ったがかかった。


「話を遮ってごめんなさい‥‥ちょっとだけ待ってて貰える?それを召喚するから」


 ステラさん、急にどうしたんだろ‥‥それを召喚って何?


 2分後


「召喚要請してみたらこの街の中に居たわ。少ししたら来るそうよ?」


「え?誰かくるんですか?」


 ステラさんにしたその質問は聞こえなかったようだ。


「エルフィーナ、悪いんだけど宿屋に戻ってあれを待っててくれる?」


 ‥‥人を呼ぶんだよね?あれって言い方はどうなのかな?相当怒ってる雰囲気があるからかな?


「良いよ~?ちょっと私も話を聞いてて私もちょっと怒ってるし。連れてきたらここでお説教だね」


 エルフィーナと言われて黒髪猫耳のお姉さんが返事をした。なるほど。あの人はエルフィーナって名前なんだね。さっきの話が他の人に聞こえてたんだ‥‥って思ったけどノーティアのメンバーだからいっか。どうせ伝えたら共有されるだろうし。


「悪いわね。情報を手に入れる前にやらなきゃダメな事が出来たの。もう少し待ってて貰えるかしら?」


 何をするんだろう‥‥


「え?あ、はい。時間は問題無いので大丈夫ですけど‥‥」


「そう。それなら良かったわ」


 そう言われてキョロキョロと辺りを見回していると白髪の人が声を掛けてきた。


「やあ、待ち人が来るまで少し話をしていようか。待ってるだけだと暇でしょ?」


「そう、ですね」


「ああ、自己紹介がまだだったね。俺の名前はジョカだよ。名前の由来はトランプのジョーカーからとったんだ。ジョーカーだと面白くないからジョカって名前にしたんだ」


「そうなんですね。あ、僕はシンです。由来は本名からですね」


「あ、君は別に由来を言わなくても良かったのにそこまで教えてくれてありがとう。けど‥‥本当かな~?」


「え?」


「ま、君には嫌われたくないから探るのはやめておくよ」


 ま、その反応でなんとなく分かったけどね~と小さく言ってたのが聞こえた。別に偽名だってバレても問題は無いけどちょっとドキッとしたのは事実だ


「助かります‥‥」


「けど、その代わりに‥‥俺とフレンドになってよ」


「え?」


「ははっ!なんか、とんでもない事を要求すると思った?しないしない。フレンド登録だけで充分だよ。君はかなり面白そうだからね」


「面白いかは分かりませんがフレンド登録くらいなら良いですよ」


 自分からフレンド登録しようと言わないだけで言われたら普通に登録するつもりだ。まあ、言われなかったらしないんだけどね。多分、あの指輪の効果でエアって名前は分からないはずだしね。


「良かった。じゃ、よろしく」


「あ、はい」


 ちょっともたつきながらも何とかフレンド登録は出来た。


「ん~?フレンドにある君の名前の部分に違和感を感じる‥‥こんなこと初めてだよ。面白いね‥‥まだ、こんなのがあったのか‥‥バグではなさそうかな?」


「えっと‥‥?ジョカさん?」


「ああ、ごめんごめん。待ち人が来たみたいだよ」


 外から声がする。よく知ってる声だ。なんでノーティアが俺を呼び出したんだよ?珍しいな。と言ってるのが聞こえた。


「待たせたわね。あれが来たわよ」


「なあ、あれってひどくね?俺にはしっかりとした名前があるんだぞ?」


「貴方はこれとかあれで充分ね」


「おい!ひでぇな!ってあれ?なんでお前がノーティアの拠点にいるんだ?ビックリしたぞ」


「サン!?ステラさんが召喚って言ったのはサンの事だったんだ‥‥」


 来ると思ってなかった人が来た。いや、待てよ?サンに対する愚痴を言い始めようとしてたら止められて‥‥すぐにそれを召喚するから少し待っててと言ってたな‥‥え?そういう事だったの?

サン「珍しくノーティアのステラに呼び出されてノーティアの仮拠点についたらエアが居たんだがどういう状況だよ‥‥」


作者からのコメント


 なるべく感想を頂いたら返事を返しますがどう返して言いか分からない時はそのままになったりしますが許してください。

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― 新着の感想 ―
[一言] フレンドになったら本名バレるじゃん…いいのかいエアさんや
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