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Unique Seekers Online   作者: アベル
154/232

泉の封印解除

 金曜日にコロナワクチンの3回目接種をして土日はぶっ倒れてました。頭痛くて熱も出て辛かった‥‥

 泉への道を歩き始めて少し。僕達は違和感を感じた。


「ライラさん」


「はい。どうしました?」


「この世界に季節ってあるのかな?」


「春とか夏とかですよね?」


「うん、そうだね。じゃあさ、今の季節は?」


「夏ですよ?暖かかったじゃないですか。さっきまでは」


 現実と季節は同じなんだね‥‥


「そう、なんだね」


「はい。ですが‥‥雪が降ってますね‥‥寒くは無いですが。雪を触ったら冷たいですけどね‥‥おかしいです。まあ、寝てるライカが風邪を引いてしまう事が無さそうなので気温が変わらないのは良い事です」


「うん。ライカちゃんが風邪を引かないのは良い事

だけどさ‥‥雪以外にもおかしい所あるよね?」


「他におかしい所なんてありますか?」


「‥‥え?だってさ、右側を見て?満開の桜が咲いていて、奥まで続いてるよね?左側なんてさ、黄色く染まってる銀杏が奥まで続いてるんだよ?」


「えっと‥‥両側とも冬の景色のように葉っぱが散って枝しかない寂しい木があるだけですよ?」


「どういう事だろう‥‥人によって見える景色が違う?それとも僕がおかしくなっているの?」


「貴方が見ている景色は分かりませんが、凄くおかしい状況なのは確実ですね。この先は慎重に行動しましょう」


「そう、だね‥‥」


 ライラさんと見えている光景が違うらしい事が分かったけど、僕がおかしくなってしまったのでは?と不安になる気持ちもあるけど先に進まなきゃね。


◇◇◇◇


 少しの不安を感じながら10分前後歩いた所で、次の封印が見えてきた。


「慎重に行動してたけど、何にも起こらなかったね~。いや、気になる事は所々あったけど全部を気にしてたら封印を解除するまでに何日かかるか分からないからね‥‥」


「そうですね‥‥ですが、次の封印の所まで来ました!」


 封印の近くには椅子があって屋根があるだけのシンプルな休憩所みたいな所があった。ここにだけある理由は分からないけど、ちょうど良かった。


「じゃあ、次の封印も解除出来るかは分からないけど行ってくるね?ライラさんはここに何故かある休憩所で少し休んでて?ライカちゃんをずっと背負ってるんだから疲れてるでしょ?」


「いえ、大丈夫です!」


「疲れてる、でしょ?休んでて?」


「はい‥‥」


「うん。よろしい!じゃあ、行ってくるね?」


 僕が少しだけ、強めに休んでてと言ったらライラさんは分かってくれた。ライカちゃんの為にもライラさんには倒れられては困る。


「ここでお待ちしてます」


 ライラさんに見送られて、封印の解除に向かった。


「ん~‥‥次も触るだけで良いのかな?」


 魔法陣に触ってみると‥‥先程と同じようで違う何者かの声が聞こえてきた。


『種族:エレメンタル Lv.20以上を確認。 カルマ値:極善を確認。 属性:全属性を確認。属性の多さ以外問題無し。泉の封印を解除します』


 封印を解除出来たので、またさっきのように大きな音がなるのかと思って身構えたら、スゥっと魔法陣が透明になってゆっくりと消えた。


「さっきと声が違ったし、確認の数も違ったから泉本体の封印をしたのは最初の人と別の人が封印を施したって事だよね?さっきは壊れた音がしたけど今回は魔法陣がゆっくりと消えていったから‥‥違う人が封印したってのは確実だろうね」


 まあ、封印解除出来たし誰が封印してたかはどうでもいいね。


〔種族進化クエスト:精霊の泉の封印解除 クリア!〕


〔種族進化クエスト:精霊へを受注しました〕


 クエストクリア‥‥そして、すぐに次のが勝手に受注されたね。次のクエストは‥‥精霊になるって事だよね

?うん。まあ、ここまで来たらそうなるよねって感じ。


 さて、と‥‥泉の封印は解除してクエストは進んだけど泉自体は見えないね‥‥もう少し先にあるのかな?まあ、その前にライラさんの所に戻って僕も少し休憩しようかな?

エア「封印の解除の時に聞こえたカルマ値:極善って‥‥カルマ値はよく分かんないけど、極善って事は僕ってそんなに性格が善良だと思われてるって事だよね‥‥?何でだろ?」


 作者からのコメント


 今回の『』内のはミスじゃないです。前回と違うのは前回の書き方を忘れたからではないで、この部分の誤字報告はしないで下さいね~

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