ライラの考え
更新しました。最近は寒暖差が激しくて体調を崩してしまいそうです‥‥
どうも。封印を解除出来た!と思ったら封印が複数ある事があって複雑な気分になったエアです。ゲームの中なのに疲れた気がするよ‥‥
「封印が解けたんですね!」
僕が疲れを感じた気がしたタイミングでライラさんが封印が解けた時の音を聞いて僕の所に駆けつけて来た。
「あぁ‥‥うん」
「どうしたのですか?何となく疲れてるように見えますが‥‥封印解除が大変だったのですか?」
「いや、封印解除はあっさりと終わったよ‥‥?でも、衝撃的な事実が判明したよ」
「衝撃的な事実とは?」
「封印が1つだけじゃなかったんだよ。さっき解除する事が出来た封印は泉へ向かう事が出来る道だったんだよ‥‥」
「え!?どういう事ですか!?」
「僕が知りたいけど‥‥まあ、その事について軽く考察はしてみたよ」
「‥‥あんまり聞きたくないですけど聞かせてください。聞かなくては駄目な気がするんです」
「聞かなきゃ駄目ってのは直感かな?分かったよ。君に取っては複雑な話かも知れないけどね。あと、聞き終わったら僕の考察について意見が聞きたいんだ。良いかな?」
「分かりました。では、聞かせてください」
僕はライラさんに僕の考察を全て話した。そして、聞き終わった後にライラさんは少し考え込んでから僕に返事をした。
「伝承の内容が欠けているか、間違ってるか、変えられているかですよね‥‥どれが一番可能性が高いかと言われたら伝承の内容が欠けているという所ですかね‥‥でも、他の2つに関しても否定は出来ないんですよね‥‥」
ライラさんは先祖から語り継がれて来た精霊の泉に関する伝承を伝えられていて、それを信じて来た。なのに、封印が解除されて喜んだら、封印は1つだけじゃなかった。さらに、伝承がおかしいと言われたらかなりのショックだったのにとても冷静に僕の考察に意見をくれた。凄いなぁ‥‥と思う。
「ライラさん‥‥冷静そうだけど大丈夫?ショック受けてない?かなり衝撃的な話だったよ?」
「はい。大丈夫ですよ?ショックは‥‥自分でもびっくりなんですが全く受けてないんですよね‥‥」
「へ?そうなの?」
「はい」
「それは、良かったよ」
「心配してくれてありがとうございます」
ライラさんは優しく笑った。
「っ!どういたしまして‥‥」
美人が笑ってるのを正面から見ると照れるものだね‥‥
「では、私の考えを簡潔に話しますね?私は、貴方から聞いた考察に対して内容が欠けてる可能性が高いと言いましたが正確では無いです。私は、伝承は伝わっていく間に欠けてしまったので、その部分を予想とか想像で埋めて伝える事を何回か繰り返した後に私に伝わったのでは無いかと考えました」
「なるほどね‥‥その可能性は考えてなかった。ありがとう、ライラさんの意見を頭に叩き込んでおくよ。答え合わせが出来るかは不明だけど、次の封印を探すために泉への道を進むよ。だから‥‥一緒に行こ?僕の従者になってくれるんでしょ?」
「はい!」
ライラさんから良い返事を貰えたので、僕達は泉への道を進み始めた。
エア「ライラさんに伝えて良かった。僕の考察を元に新たな考えを思いついてくれた。‥‥絶対に僕より頭良いよね」
作者からのコメント
最近の主人公には認識阻害の効果が常に掛かっています。なので、エアという名前を知ってる人以外にはシンと聞こえてます。なので、サンがエアと呼んでも他の人にはシンと聞こえてます。
少し前に誤字報告でサンがエアと呼んでる部分に対して指摘がありましたが、間違いではないです。まあ、認識阻害を手に入れる前にサンなどが他の人が居る所でエアと呼んでたら間違いなので教えてください‥‥
 




