封印解除?
凄く遅くなりました。ゲームに浮気してたらこんな事に‥‥欲望をもっと押さえなきゃ‥‥!
ライラさんに精霊の泉へ案内して貰い始めてから10分程が経過した。里の中から行けるのは予想外だったよ‥‥しかも、姉妹の家の地下から。地下に作られた通路を行く事で正確な位置が分からないようにしてるって事かな?
「ライラさん。この通路はどれくらい続くのかな?」
「もうすぐで泉の封印へと到着いたしますよ」
「え?もう?里から結構近いんだね?」
「そうですね‥‥泉から近い場所に里は作られてますから」
「そうだったんだね~」
里の成り立ちは聞いたけど、泉から里までどれくらい離れてるかは教えて貰わなかったんだよね。まあ、聞いても教えてくれなかった思うけどね。
「そろそろ通路が終わります。そこを出たら泉への道が封印されている魔法陣が見えてきますよ」
そう言われて先を見ると確かに明るく見える。この先が外なのが分かる。
「ここまで来たのは久しぶりですね‥‥」
「そうなんだね‥‥」
「はい」
「えっと‥‥」
「あ、外に出ましたね」
ライラさんに前に来たのはいつなのかを聞こうとしたら外に出てしまったので聞くのを辞めた。何故なら通路の外は森の中だったからだ。
「うわぁ‥‥外に出たらいきなり開けた所があったよ‥‥」
「そうですね‥‥今、立っているこの場所に伝承にあった村が存在したと思われる所です」
「ここがそうなの?村の跡はありそうだけど無いね?村は放棄したんだからありそうだけど」
「村の跡はありません」
「え?」
「いつ無くなったのかは不明なんですが、全てが木で出来てたと予想をするなら何にも無くてもおかしくないと思われます」
「なるほど‥‥確かに」
どんな感じの村だったかは気になるけど、無いなら仕方ないね。
「納得して貰えた所でこの先に進んで封印を解いて下さい」
僕は、ライラさんに了解。と軽く返事をすると少し先に進み始めた。そして、そこに存在してたのは空中に描かれている大きな魔法陣があった。魔法陣の先は何も見えないようになってる。
「これが封印だよね‥‥?大きな魔法陣だなぁ‥‥どうやって封印を解除するんだ?これ」
疑問を口にしながら魔法陣を調べ始める。
「魔法陣に触ってみれば分かるかな?」
眺めてても分からないので僕は魔法陣に触れた。すると‥‥
『種族:エレメンタルを確認。種族レベル20以上を確認。泉へ繋がる道の封印を解除します』
パリーン!
謎の音声が流れた後に魔法陣は大きな音を立てて砕け散った。
「うわ!びっくりした!封印は解除されたみたいだけど‥‥泉へ行く道の封印が解けただけって事は‥‥泉に別の封印があるって事だよね‥‥」
まあ、とりあえずは泉に行けるなら問題無いのかな?伝承では泉の封印だけしか伝わってなかったって事かな?2つ以上封印があるってのは予想外だよねぇ‥‥この先の封印解けるのかな?
「ここまで厳重に封印している事について考えてみようかな?何となくそうした方が良い気がするから」
‥‥うん。短い時間で軽く考えてみた限りだと3通りくらい考えられるね。
1:伝承が語り継がれていく中で欠けてる部分が存在する。
2:真相を隠すために本当の事と嘘を混ぜて事実とは異なる伝承を作り出した。
3:語り継がれる中で伝承が何者かにねじ曲げられた。
短時間で考えられるのはこの程度かな?
「うーん‥‥どれが可能性高いかは分かんないしライラさんに封印についての事と一緒にこの考察を伝えて一緒に考えよう‥‥そうしたら封印が複数ある真相が分かるかもしれないね」
ライラさんなら他の可能性も考えられそうだしね~1人で色々と考えてても解決しない時も多いしね。
「次の封印の解除条件が種族レベル30以上とかだったらどうしよう‥‥その場合は今の所はどうも出来ないからね‥‥そうなった時は、その時考えるしか無いよね!うん。ポジティブに考えてればなんとかなるって誰かが言ってた気がするからね!」
「あれ?待てよ‥‥こうも言ってた気がするな‥‥ポジティブに考えすると周囲の人に引かれる事があるから気を付けろって‥‥」
うん。ポジティブ思考は悪くないけど程々にしておこう‥‥ポジティブ思考は時と場合を考えよう。ポジティブに考えるのは少し苦手だしね~
‥‥なんか、自分で言ってて悲しくなってきた。
ライラ「大きな音があったけど封印が解けた!?すぐに向かわなくては‥‥っと‥‥ライカは‥‥あの音でも起きないんだ‥‥大丈夫かしら?」
作者からのコメント
短くてごめんなさい!とりあえずはこの状態で投稿します。多分、後で加筆します。




