チュートリアル ~討伐依頼の受注~
15話目です。昨日、コメントで14話目に違和感のある部分を教えて貰いました。その部分の修正に加えて、本文にも気になる場所があったので修正しました。
STEP2になって討伐依頼を受注しろって言われたけど、どうしようかな?と迷っていると赤髪さんが声を掛けてきた。
「君、ギルドに登録は終わったかな?ハンスさんは強面だけど、結構優しいでしょ?」
「はい、優しく教えてくれました」
「それで?君はこの後どうするのかな?」
「えっと、討伐依頼を受注しなくてはダメなんですけど‥‥どこで受注すれば良いんですか?」
「え?ハンスさんから説明は受けてない?」
「はい、受けてませんね」
「そっか‥‥もしかしたらわざと教えなかったのかもね」
「え?わざと?」
「うん。オレがいたから、言わなかったのかも。君を登録に連れてきたんだから探求者の先輩として、分からないことを教えてやれって事かな?」
「なるほど。ありがとうございます」
「いやいや、良いよ。君みたいな人は珍しいからね~」
「珍しい?」
「うん。君みたいな性格の子は探求者になる人としては珍しいから仲良くしたいなって思っただけだからね」
「そうなんですか‥‥」
僕みたいな性格の人って探求者では珍しいんだね。
「そうなんだよ。まあ、とりあえず依頼の受注の仕方を教えよう」
「ありがとうございます」
「依頼を受注するためには依頼受注用の魔道具があるからそれで受注するんだ。F~Cまでの依頼は1階に置いてある魔道具だよ。じゃ、1階に移動しようか」
「はい」
依頼受注用の魔道具か‥‥どんな感じなのかな?だけど‥‥魔道具って何?名前からして魔法が関係してる道具だと思うけどね。
僕は赤髪さんに連れられて1階に移動した。人がギルドに来た時より少なくなっているな~
「君、あれを見て。あれで現在受注出来る依頼を見ることが出来るんだ」
赤髪さんから声が掛かった。見てと言われた方を見て僕はとても驚いた。
「何故、映画館にあるような発券機とコンビニにあるような発券機を合わせてみた。的な感じの物が置いてあるの‥‥なんだか、かなり不思議な物になってる‥‥便利なのか?これ」
「おや?あれを知っているのかい?オレ達はあれを受注機と呼んでいるよ。探求者ギルドの創設者の1人が作ったと言われてるけど何故かアンファングのギルドにしか置いてないんだよね」
「えっと、知ってますけど説明が難しいです。なので、凄く簡単に言いますね?あれは、僕達異界人にはとっては凄く馴染みのある物なんです」
「へーそうなんだ。君達の世界には、あの魔法具と同じようなのがあるんだね~おっと、話している間に空いたみたいだよ?」
「あ、はい。今、行きます」
まあ、チケットの発券機みたいな見た目は置いといて、依頼を受けなきゃね。さて、Fランクの討伐依頼はどんなのがあるのかな?
ランクF 角ウサギを5羽討伐
ランクF スライムを3匹討伐
ランクF ゴブリンを1体討伐
3つのうちどれがいいのか悩んでいると赤髪さんから声が掛かった。
「君は魔法は使える?」
「使ったことは無いですけど魔法スキルは持ってます」
「なら、スライム討伐を受けると良いよ。スライムは魔法に凄く弱いんだ。まあ、特定の魔法に強いスライムもいるけどこの辺りにはいないからさ」
「なら、スライム討伐にしますがどうやって受注完了させるんですか?」
「簡単だよ。ギルドカードを出して?」
「はい。出しました」
「ならまず、この画面からスライム討伐を選ぶ。次にギルドカードを画面の上に置く。すると、ギルドカードに受注しました。って出るはずだよ」
そう言われてスライム討伐を選んでから画面の上に置いてみると本当に出てきた。
スライム討伐を受注しました。
「ギルドカード万能だ‥‥これで受注出来たのか~」
「お疲れ。これで討伐に行けるね」
「はい。ですが僕は今、武器を持って無いんですよ‥‥討伐依頼を受注した後、武器屋に行けと指示されましたがどこに武器屋があるか分からないんです」
「そっか‥‥よし!君が武器を欲しいなら、オレがよく利用してる武器屋に行こうか!ここまで教えたんだ。探求者の先輩として、君がモンスターを初めて討伐するまで見届けてあげよう」
「良いんですか!?ありがとうございます‥‥」
「じゃあ、案内するね」
「はい!」
こうして、僕は赤髪さんに連れられて武器屋に向かうことになった。
ハンス「あ、やべ。シンにギルドカードについての説明を金が入るとしか伝えてなかった。依頼の受注にも必要なのにな~まあ、いいや。赤髪のが勝手に俺のこと勘違いしてギルドカードについてや依頼の受注方法などを教えてやってるだろ。シンの奴とはあまり関わりたくないしな」
作者からのコメント
書くのにも少し慣れて来たからなのか投稿するときには違和感をあまり感じなくなってしまいました。
見直すと違和感を感じるのに、です。なので!違和感を感じたらコメントで教えて下さいね!