見送りと昼食相談
更新しました。昨日は完全に投稿忘れてました。
僕は母さんに進められたアニメを見終わった。
「どうだった?」
「ん~‥‥あんな事って現実にあり得るの?デスゲームになる事ってさ‥‥今のゲームってフルダイブが主流でしょ?」
「お~真也君よく知ってるね~ゲームにもあんまり興味無かったのに‥‥」
「まあ、ゲームに詳しい友達がいるからね~」
「そうなんだね‥‥」
「うん」
「デスゲームになる可能性だったね‥‥ほぼ不可能だから大丈夫だよ」
「そうなんだね」
「そうだよー?だから、大丈夫だよ!」
「えっと‥‥何が?」
「ん?何となく言っておこうかな?って思ったの」
「そ、そうなんだ‥‥」
「あ、そろそろ時間だし行かなきゃ!私が帰ってきたら続き一緒に見ようね!」
「あ、うん。分かったよ。行ってらっしゃい~」
「うん、行ってきます!」
そう言って母さんは、玄関に向かっている時に花音がタイミング良く出てきたので花音と軽く挨拶を交わしてから仕事に向かって行った。
「あ、兄さん。いたんですね」
「うん。あ、花音。僕、さっきまで母さんと一緒にアニメを見てたよ」
「兄さんが!?」
「花音までそんな反応なの!?母さんにもそんな反応されたなぁ‥‥」
「兄さんがアニメを見るなんて‥‥何か悪い物でも食べましたか?」
「ちょっと?流石に言い過ぎじゃないかな~?って思うけど‥‥」
「だって‥‥兄さんはアニメにも、ゲームにも興味を示さなかったじゃないですか!」
「それは、母さんにも言われたなぁ‥‥」
「まあ、悪い物を食べたというのは冗談ですがそれくらいびっくりしたんですよ」
「そっか‥‥うん。心配してくれたって事だね。ありがとう」
「いえ‥‥大丈夫です」
「心配は無くなったね?じゃ、折角だし何か食べようか」
「はい。と言っても私達は料理が得意というわけではないのでどうしましょうか?」
「どうしよっか‥‥カレーは‥‥夜に食べるから無しと考えて‥‥うん。思い付かない!」
「そうですね‥‥いつも、お母さんとお父さんが居ない時には昼食に困る事が多いですね‥‥」
「あはは‥‥うん。でも、夏だと大体は素麺かうどん、蕎麦とかを冷やして食べる事になるね」
「そうですね‥‥私が1人で料理をしようとするとお母さんとお父さんが全力で止めに来ますから料理を覚えたくても覚えられないんですよね‥‥何ででしょう?」
花音は料理をした事が無い訳じゃないんだけどね‥‥昔は良く母さんを手伝ったんだけどね‥‥まあ、色々と合って母さんと父さんは花音に料理をさせる事は無くなった。
「あはは‥‥チョットワカンナイナー」
「‥‥兄さんは理由を知ってるのですよね?」
僕は、花音に聞きたい。何故、あんなとんでもない事があったのに1人で料理をさせて貰えると思ってるのか。僕の直感では花音にその事を聞いたらやばいって事を全力で告げているので伝えてない。
「シラナイヨ?」
「‥‥まあ、いいですよ。答えなくても。言えない理由があるのですよね?」
「‥‥」
「沈黙したので肯定したと考えておきますね」
「さ、さあ!花音。今日は何となく蕎麦の気分だ!蕎麦を食べよう!」
「良いですけど、兄さんは誤魔化すのが下手ですね‥‥」
僕は、何かあった時に誤魔化すという事が下手なんだよなぁ‥‥誤魔化上手になりたいとは思わないけどね?
紫音「真也君がゲームにも興味を示してくれた!あのアニメを見せて正解だったかな?」
作者からのコメント
真也君が見たアニメに関してはぼやかした言い方にしたつもりですが出来てないと思います。はい。何となく、分かるよね~?って感じです。




