ヒルダとの会話 前編
本日2話目です。多分、今年最後の更新だと思われます。そして、短めです。
さて、と‥‥1時間くらいUSOに入ろうかな?掲示板とやらで話題になったらしいけど、ヒルダからもらった指輪で大丈夫なはずだ。
「さて、と‥‥ログインだ!」
◇◇◇◇
ログインした僕は、ベッドの上で目覚めた。
「ふぅ‥‥ログインする時の感覚にも慣れてきたなぁ‥‥」
とりあえず、下に行こう。恐らくいつも通りにヒルダがカウンターの中で座って本を読んでるはずだからね。と、思って下に降りたら予想通りにカウンターの中に置いてある椅子に座って本を読んでいた。
「あら?来たのね。お帰りなさい」
「あ、うん。ただいま」
「今日は昨日聞けなかった事を聞かせて貰えると嬉しいのだけど‥‥」
「そうだね~了解したよ。さてと‥‥何から話せば良いかな‥‥」
「とりあえず、あなたがどんな人と冒険をしたのかを教えてくれない?」
「分かったよ」
そして、僕はサン達アポロンのメンバーに対する自分が感じた印象を話した。
「僕が感じたアポロンのメンバーの印象はこんな感じかな?誰か気になった人はいるかな?」
「そうね‥‥やっぱり‥‥サンと言う名前のエアの親友さんが気になったわね。彼はそのクランのムードメーカーであるけど、頼れる時は頼れるマスターだと言うことが凄く伝わったわね」
「あはは‥‥多分、会ったら色々質問されると思うから面倒だと思うよ?」
「確かに、それがありえそうなのが問題なのよね‥‥」
「他には?いた?」
「後は、リーゼと言うエルフの女性かしらね‥‥物凄く真面目だけどかなりの苦労人なのが良く分かったわね‥‥マスターであるサンに振り回されてると聞いた時は大変だと思ったわね。私が会ったら話が弾みそうだけど‥‥まだ、貴方以外の人と会うのは難しそうね」
「そっか‥‥」
「あと、気になったのはクラン自体ね」
「なんで?」
「だって‥‥ムードメーカーに成れる人が半分よ?騒がしそうじゃない‥‥!」
「あはは‥‥ムードメーカーに成れるって言っても基本的にはサンが騒がしいだけで普通の人達だよ?」
「そう‥‥とりあえず、気になったのはそれくらいね」
「そっか‥‥じゃあ、次は何を話そうか‥‥」
「そう言えば‥‥貴方は結局、メルティースライムには会えたの?」
「あ~‥‥うん。一応会えて倒したよ?だけどね、その後の方がが大変だったんだ‥‥」
「何があったの?」
「長々と話すのはあれだからサクッと言うと‥‥」
「言うと‥‥魔族が出てきた」
「そんな‥‥」
「物凄く強かったのに、戦闘が得意じゃないって言うんだよ‥‥確かに、毒攻撃もキツかったけど打撃も魔法も強かった‥‥」
「魔族は、戦闘が得意じゃないと言ってる奴ほど魔法も接近戦も強い万能型が多いのよね‥‥多才とでも言えるかしらね‥‥」
「そう、なんだ‥‥良く勝てたね‥‥僕達」
「本当に幸運だったと思うわよ?」
「サンが〈覚醒〉とか言うスキルを使って、急に強くならなければ勝てなかったねぇ‥‥」
「なんですって?」
ヒルダはとても驚いた顔をしていた。僕、何か変な事を言ったかな?
ヒルダ「〈覚醒〉のスキル?急に強くなった‥‥?もしかして?いえ、それは確証が無さすぎる‥‥もう少しエアの話を聞かなければ‥‥」
作者からのコメント
もうすぐ、2022年‥‥時が進むの早いなぁ‥‥




