サンの頼み:エリアボス戦 ③
連続更新 9/? そろそろ終わらせないと思うけど‥‥
サンがピンチになって勝てるかどうかが分からなくなってきたね。
「くそ‥‥油断した‥‥体が動かねぇ‥‥やべぇな」
「サン!大丈夫!?」
「なんとか、な‥‥動けねぇけど」
「そっか‥‥サンはそのまま頑張って耐えて?僕達があいつを倒すから!」
「おう。今のところは皆に任せるわ。こっちも戻れるように頑張る」
僕は、皆にサンからの伝言を伝える事にする。
「皆さん!今、サンが戦えなくなった状態だからサンからの伝言を伝えるよ!皆に任せるから頑張ってくれ!だってさ!」
「当たり前。マスターが居なくてもあんな奴勝ってあげるわよ!」
リーゼさんが叫んだ。
「マスターは休んでろ!倒してやるから!」
エインさんも叫んでサンに伝えた。
「うんうん。友情って良いね~?そこに水を差すようで悪いけど、倒させて貰うよ?〈シャドウバースト〉×5」
影が爆発するような魔法が5発同時に発動されてしまった。それが僕達に当たってしまった。
「くそ!守り切れなかったか‥‥ダメージ通してしまった!すまん!」
エインさんが皆にダメージを通してしまった事を謝っていた。
「想定内だから大丈夫だよ!これくらいは問題ないよ!」
「問題ない」
「ボクも大丈夫!」
「私も大丈夫よ。少し、きついけどね?」
皆、大丈夫そうだ。僕にも当たったけどダメージがほぼ無い‥‥何故だろう。
「僕も大丈夫!だから、行くよ!〈ライトアロー〉〈アクアアロー〉〈ウィンドアロー〉」
「続くわ!〈ライトバースト〉〈ライトブレイド〉」
「〈ライトエンチャント〉〈フォースブレイド〉!」
「貴様ら‥‥光属性も持っていたのか‥‥これは‥‥避けられない‥‥〈シャドウダイブ〉はもう少し経過しないと使えないし‥‥〈シャドウカーテン〉でも防げないな。私は動くのが苦手だしな‥‥ぐぁ!」
僕達の攻撃が全て当たった。それにより、ドクトルの動きを鈍らせる事に成功した。
「やっと当たった!よし、ここからさらに攻めるぞ!〈スタンブレイク〉〈ファストブレイド〉」
エインさんの〈スタンブレイク〉で相手の動きが止まった。
「ぐっ!動けん‥‥」
「よっし!スタン入った!行くぞ!〈シールドバッシュ〉〈クロスブレイク〉」
「切り札いくよ!〈ライトエンチャント〉〈フォースブレイド〉‥‥〈居合術:陽炎〉」
エインさんは動きを止めたドクトルにシールドで攻撃した後に剣での追撃を加えていた。フィルちゃんは〈ライトエンチャント〉と〈フォースブレイド〉の後に武器を刀に変更してのスキルを解き放った。その後、刀の残像が陽炎のように揺れて見える状態になっていた。残像が見えるってヤバイ技だなぁ‥‥
「〈二段飛び〉〈エアステップ〉〈解放〉〈シューティングスター〉」
「私の切り札は結構キツいわよ?〈魔力解放〉からの‥‥精霊よ、我が魔力を糧とし我が脅威を封印せよ〈プリズムシール〉」
リーゼさんの切り札は魔法だった。相手を透明な三角柱型の結晶体の中に閉じ込めた。
「な、なんだこれは‥‥」
ドクトルが動揺している。クリスタルの中に封印した後、リーゼさんは魔力回復ポーションを飲んでいた。
「さあ、行くわよ?〈ライトバースト〉」
あ、これは科学の実験でやったな‥‥光が反射するとかそんなやつ。光が当たると内部で全反射とかいうのが起きて、光の角度が変わるとかそんな感じ。良くは覚えてないけどね?科学苦手だし。
「ぐぅぁぁぁ!」
おお!相当なダメージが入ったみたいだ!
「これでも、倒しきれないのね‥‥最初の方でダメージが稼げて無かったから?」
リーゼさんは困ってる感じだ。
「ふふふ‥‥ここまで追い詰められるとは予想外だったよ‥‥だが、倒しきれなかったのは残念だったね?私の本気を見せてあげよう!」
ドクトルは自分の体に注射器を使用して何かを注入した。なんか、分からないけどヤバそうなんですけど‥‥
サン「皆の切り札を使っても倒しきれなかったか‥‥しかも、パワーアップする?えぐいな‥‥」
作者からのコメント
プリズムの説明はちょっと適当な所があるかもですが気にしないでください。




