サンの頼み:討伐編 ②
連続更新6/?
目的地に到着した僕達は敵が出てくるのを待った。
「前回、あいつが出てきた時には急に襲ってきたんだが‥‥」
「サン、もう少し進んでみる?」
僕がそう言った途端にどこからか魔法が飛んできた。
「魔法攻撃が飛んできた!あいつかもしれない!皆、戦闘体制に!」
「サン!前回会ったスライムは魔法で攻撃してきたの?」
僕が聞いてみるとサンが答えてくれた。
「いや、して来なかったはずだが‥‥」
「マスター!皆!敵が近付いてきた!恐らく奴だ!」
エインさんが敵を察知して叫んだ。
「やっと、出てきた?今度こそ勝たなきゃね!」
サティアちゃんの意気込みが凄いね。
「リベンジを成功させなきゃね~!」
フィルちゃんも凄く意気込んでる。
「‥‥‥‥」
「ライズ!なんか言えよ!リベンジなんだぜ?リベンジ!」
ライズさんは静かだね‥‥そう言えば喋るの苦手って言ってたね。
「ふふふ‥‥今回は助っ人がいるから確実に勝つわよ?」
リーゼさん‥‥プレッシャー掛けないで!
「が、頑張ります」
僕は、そう言うしかなかった‥‥
「見えてきたぞ!」
出てきた敵は紫色してる大きなスライムだった。
「サン!こいつが例の敵なの!?」
「そうだ!」
「そっか‥‥了解」
僕が確認を終了したタイミングでエインさんが敵の前に出て行った。
「よし!リーゼに良いとこ見せなくてはな‥‥!〈挑発〉!」
〈挑発〉というスキルを使ったエインさんに向かって敵スライムは体当たり攻撃を仕掛けて来た。そして、それをエインさんは盾で弾いた。
「エインがタゲを取ってる間に攻撃行くぞ。〈ファイアキャノン〉!」
サンが僕の知らない〈火魔法〉で攻撃を加えるが敵はダメージを受けてるかは分からない。
「よし、僕も攻撃加えなきゃね!〈アクアアロー〉〈ダークアロー〉〈アースアロー〉」
僕の魔法攻撃に当たった敵スライムは少し小さくなった気がする。
「なにそれ~!連続で別属性の魔法を放ってる!?」
「なによそれ‥‥?別属性の魔法を連続で発動できるなんて‥‥そんなスキルはベータテストでも知らないわよ‥‥そのスキルを持ってたらもっと先まで行けた気がするわね‥‥」
「おお!そんなスキルを隠し持ってたのか!お前を呼んで正解だったな!」
僕の〈連続魔〉にフィルちゃんは純粋に驚き、リーゼさんは少し反応がおかしい‥‥そしてサンは純粋に喜んでるね。
エア「あ‥‥〈連続魔〉使っちゃった‥‥ま、まあ?後で、教えれば問題無いよね?取得条件良く分かってないけど」
作者からのコメント
戦闘開始しました。戦闘描写に慣れるために頑張ります!




