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Unique Seekers Online   作者: アベル
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サンの頼み

 明日はワクチン接種2回目だ‥‥2回目はかなりキツいって聞くから不安だ‥‥

 僕が飲食街から脱出して何処に行こうかなと迷ってるとサンからフレンド通話が来た。


『おーい、今大丈夫か?』


「おお‥‥これがフレンド通話か‥‥あ、大丈夫だよ。サン」


『それは良かった!』


「どうしたの?突然」


『いや、な?アポロンのメンバーと昨日と今日の2日間、スライムの森の探索をやってたんだがな?ついに見付けたんだ!』


「うん、何を?何を見付けたかを教えてくれなきゃ分から無いよ?」


『あぁ‥‥すまん。興奮してしまった‥‥スライムの森で見付けたのはエリアボスだ。恐らくだがこいつを倒せば次のフィールドと町が解放されるんだぜ?』


「へー‥‥そんなのが居たんだ‥‥おめでとう。頑張ってね~」


『で、だ。エア、お前に頼みがあるんだ』


「嫌な予感しかしないけど何かな?」


 サンが頼み事をしてくる時って基本的に面倒な事なんだよ!例えば‥‥宿題が終わる気配が無いから俺の代わりにやってくれ!とか言ってきた時は正気か?って思った。もちろん断った。薄情者とか言われたけどやってないのが悪い。


『エリアボス攻略に参加してくれないか?』


「じゃ、そういうことで~」


 僕は、そう言ってフレンド通話を切った。が、また通信が来た。出なくても良いんだけど、出なかったら現実でうるさそうだからしっかり出る。


『なんで切っちゃうだよ!』


「え?エリアボス攻略なんて無理だよ?ほら、僕はレベルも低いし何よりやる気がない!」


『そうか‥‥』


「だから、頑張ってね?」


 僕が通話を切ろうとしてるとサンが必死そうに止めてきた。


『エア!お願いだ!切らないでくれ!』


「え~‥‥」


『エア。これからお前に頼んだ理由を説明するから頼む。聞いてくれ』


「分かったよ‥‥」


『お前に頼んだ理由はアポロンに魔法を使えるのが2人しか居ないからなんだ』


「え?2人もいれば問題無いんじゃ‥‥」


『問題はな‥‥魔法を使えるのが俺とリーゼなんだが‥‥俺が火でリーゼが光しか使えない。だから何回も全滅させられてるんだ』


「え?サン達が?レベル高そうなのに‥‥」


『しかも、その敵が厄介でな?どう考えても全属性が無ければ倒せないんだ。スライムの森だけにエリアボスもスライムなんだが‥‥』


「なんだが?」


『なんと、俺達が魔法を使って数回攻撃を与えると次からはその属性が効かなくなる』


「えっと‥‥良く分からないんだけど‥‥?」


『簡単に説明すると俺が火属性で数回攻撃したとするだろ?そうしたら耐性が出来て火が効かなくなるって感じだ』


「それってやばくない?」


『ヤバイ。そして、ここからは予想だが‥‥恐らく耐性が増えていって最終的に全属性が効かなくなると予想してるんだ。んで、そこまで行けば物理が効きやすくなるっていう予想だ。だから、全属性が使えるお前に頼んでる。お前に頼みたいのは、火と光以外の属性だ』


「なるほど‥‥」


 全属性使えるのがバレないなら手伝っても良いかな?とは思うけど‥‥どうしようかね‥‥


サン「あのボススライムのうざすぎる特性に対応出来そうなのが全属性使えるエアしか居ないんだが‥‥全力で頼めば手伝ってくれるかな‥‥手伝ってくれる事を祈ってあいつに連絡を取ろう」


作者からのコメント


 なかなか進まない‥‥しかも、主人公がのんびり出来てない気がする‥‥

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