グランとの再会
8日ぶりの更新です。一週間を越えてしまった‥‥
エリスさんの部屋を借りた僕。ヒルダに感謝をしながら、とりあえず外に行く事を伝える事にする。
「ヒルダ。僕は外に行ってくるね?元の世界に戻る時には帰ってくるね~」
「そう。行ってらっしゃい」
「そう言えばさ‥‥僕が出る所って調整出来る?前はさ時計台の所に出して貰ったじゃない?流石にあそこは人が多そうだから人のいない裏路地とかに」
「問題無いわよ?この街の中なら何処でも出す事が出来るわよ」
そんな事も出来るって‥‥やっぱり転移の魔道具要らなくね?って思っちゃうんだけど‥‥必要なんだよね。きっと。
「なら、お願いしても良いかな?よろしく」
「ええ。分かったわ。はい。完了したわよ。扉から出れば、飲食街の近くにある裏路地に出れるようにするわね。そこなら人があまりいない所だから心配ないわよ」
「そっか。ありがとう。助かるよ~!また後でね!」
「ええ。また後で」
僕は、ヒルダに挨拶をして扉を出た。そして、出た先はヒルダの言った通りに人が居ない裏路地みたいな所だった。
「おぉ‥‥本当に人が居ない場所だ‥‥ヒルダは凄いなぁ‥‥」
そう呟いて僕は、ヒルダの凄さを感じつつ裏路地から出た。裏路地から出たが、僕の事を気にする人は居ない。まあ、人自体が居ないから当たり前なんだけどね。
「そういえば‥‥この近くに飲食街があるって言ってたな‥‥それにしては人が居ないね‥‥やってないのかな?」
やってないのかもね~飲食街の近くならいい匂いがするはずなのにしないもんね‥‥
「とりあえず、行ってみようと思うけど匂いが無いからどっちの方向か分からない‥‥」
ま、適当に歩こう。逆方向に向かってたら道を戻れば良いんだもんね。気楽に進もう。
「お?お前さんは‥‥昨日、俺の照り焼きウサギを買ってくれたあんちゃんじゃねーか?ここで何してるんだい?」
僕が飲食街はどっちかな~?って思ってる時に後ろから声が掛けられた。ん?この声は‥‥聞き覚えがある声だったので振り向いて声の主の名前を言う。
「グランさん?」
「おお!覚えてくれてたか!」
「え、ええ‥‥グランさんの特徴的な声は忘れませんよ‥‥」
「それは嬉しいねぇ‥‥」
「グランさんが居たってことは飲食街ってあの屋台がたくさんあるあの場所の事だったの?」
「ん?あそこってそんな名前付いてたのか?」
「いえ、住人が言ってたのを聞いたので‥‥」
「そうか!住人が言ってたんならそうなんだろうな~」
「ええ。そうなんですよ」
「知らなかった‥‥」
「あ、あはは‥‥あ!そういえばグランさん」
「お?どうした?」
「飲食街ってやってないんですか?」
「あー‥‥それな~」
グランさんの複雑そうな顔を見てなんかしらの事情があるような雰囲気を出してた。
ヒルダ「本当に異界人って不思議ね‥‥簡単にこの世界と元の世界を出来るのに、転移の魔法は使えないんだもの‥‥」
作者からのコメント
もう1つの作品の方がやる気出てしまいました‥‥もう少し頑張って作品を書いて行きます!




