ナビ妖精達の名前を付けよう!後編
昨日、投稿のためにこの話を書いてたら作成途中で寝てしまいました‥‥
「最後の子を呼ぶからねー」
「はい」
「じゃ、行くよ~ほい!」
あれ?今、気が付いたけど‥‥運営さんは呼ぶからねと言って僕に確認を取ってから呼ぶね!って宣言してからナビ妖精達を呼んでたんだけどいつの間にか行くよ~って言うようになってる。気分?
どっちでも良い事を考えている間に黒っぽい魔法陣から最後のナビ妖精が登場した。黒髪は短いけどフワフワしており、瞳は紫色だ。あ、魔法陣の色ってナビ妖精達の髪色に合わせてたんだね。今更気が付いた‥‥
「ねぇ、マスターさんはどうしてあたしを呼んだの?あたしの姉妹達も呼んでたみたいじゃない?」
「ああ。それは‥‥君の名前を考えて貰おうと思ったからね」
「マスターさんが名前を考えるのならあたしは断るわよ?マスターさんってネーミングセンスは壊滅的なんだから!」
「ぐふっ!壊滅的‥‥他の子達にもネーミングセンス無いとは言われたけど壊滅的とまで言われたのは初めてだよ‥‥」
運営さんは泣きそうな声になっている。あれ?なんか、運営さんの目に光るものが‥‥
「マスターさん。嘘泣きしてないでこの人について教えなさいよ。異界人でしょ?」
え?嘘泣きだったの!?運営さんの目に光るものが見えたけど‥‥?
「あはは~‥‥うん。教えるから怒らないで?ここに居るエア君は名前付けの天才なのだ!だから、この子に依頼して君達ナビ妖精姉妹の名前を考えてくれたんだ!そして、最後が君だ!」
運営さんが物凄く熱弁してる。後、名前付けの天才とか言われても嬉しくない。
「そう。マスターさんからすれば普通のネーミングセンスしてたら天才に見えるでしょうけど‥‥姉さん達が気に入った名前を考えられたのなら本当に天才なのかしら?」
「いや、僕程度の人ならいっぱい居るよ!きっと!」
「まあ、いいわ。では、あたしに相応しい名前を考えなさい?」
「あ、うん。頑張って考えるよ」
髪色は黒だから英語にしてブラック‥‥だと安直すぎるし男の名前って感じだ。黒はどっかの国の言葉でノワールとも言うけど違うよね。ノワールから前の二文字を取ってノワ‥‥もこの子の雰囲気に合わない感じかな?だったら髪色の黒から考えるのはやめて瞳の色である紫から考えようかな‥‥
紫色の宝石はアメジストしか知らないから‥‥花かな?紫色の花と言えばあじさいを思い付く。あじさい‥‥悪くないんだけど‥‥なんか、違うなぁ‥‥って思う。あ、そういえば‥‥母さんが前にスミレの花が咲いてて綺麗だったからスマホで写真を撮ってきた!って言ってて‥‥その写真を見せて貰った時に見たスミレの花の色が紫色だった気がする。スミレ‥‥花言葉とか知らないけど、この子にはスミレって名前が良い気がするね。
「どう?今までよりも時間がかかってる感じだけど‥‥考え付いた?」
運営さんがちょっと心配そうに見てきた。
「あ、はい。なんとかなりました。結構難しかったです‥‥」
「そうなの?お疲れ様。だけど、良い名前じゃなかったら怒るからね!」
「気に入ってくれたら良いけど‥‥君の瞳の色の紫から思い出したんだ。前に家族がスミレの花の写真を見せてくれて、その写真に映ってるスミレの花が綺麗な紫色だったんだよ。だから、スミレの花から取ってスミレでどうかな?」
「ふぅん‥‥」
「え?気に入らなかった?」
「悪くないんじゃないかしら?あたしに相応しいかは私にも分かんないけどね。とりあえず!あたしは今日からスミレと名乗る事にするわ」
「良かったぁ‥‥」
「お疲れ様。エア君。ありがとうね~ナビ妖精全員の名前を考えてくれて」
「あはは‥‥」
「クエストクリアおめでとう!」
〔ユニーククエスト:名前を考えよう! クリア!〕
〔報酬としてエアは【称号:ナビ妖精の名付け親】を獲得した!※この称号はステータスに表示されません〕
また、称号増えた‥‥でもステータスに表示されないなら良いかな?
エア「結局、ナビ妖精達は全員僕が考えた名前を気に入ってくれたみたいで良かった‥‥運営さんやネーミングセンスが微妙な人に名前を付けられたくなかったからかな?」
作者からのコメント
名前の出たナビ妖精達以外のナビ妖精の名前もいずれ出します。11人の名前を考えるのがめんどくさかった訳じゃないです。ホントウデスヨ?




