プロローグ
この小説の作者のアベルです。初めて小説を書きました。書き始めてから小説書いてる人は凄いと感じました。
小説は名前を考えるのが大変ですね~かなり名前を決めるのに時間かかってしまいました‥‥投稿前に何回も書き直したので恐らく読みやすくなってると思います。ですが、おかしな所があったら教えて下さい。
地元の高校に入学してから初めての夏休みが始まってすぐの土曜日。朝から部屋でのんびりとしてると家の外から聞いたことある声がしたので気になった。なので、2階にある僕の部屋から外を見ると僕の親友である日野 拓哉が僕の家に突撃してきてた。
驚いた僕は、すぐに自分の部屋を出てから急いで階段を降りて玄関まで向かい、玄関のドアを開けた。そして、少しだけ怒りながら言った。
「ねぇ、拓哉くん?僕の家に来るなら連絡をしてから来てくれって何度も何度も言ってた気がするんだけど‥‥?」
僕、夕闇 真也と日野 拓哉は昔から仲が良く幼なじみであり親友であり、さらには同じ高校に通っている。唯一拓哉に対して困ってる事は拓哉が僕の家に来るときはいつも連絡も無しに突然来る。そこだけは直して欲しいと思っている。
だから、僕は拓哉が連絡無しで家に来たときはまた突撃してきたのだなと認識している。
「すまんな。そんなに怒らないでくれよ~家が近いから連絡するより来た方が早いんだよ」
「今日も僕の家に突撃してきて何の用事かな?そして、なんでいつも僕以外の人が家に誰も居ないときに来るのかな?それがいつも不思議なんだよ‥‥」
僕の家族は4人家族だ。両親と1つ下の妹がいる。両親は土曜日でも2人とも仕事に行っていて、妹は家でのんびりしてる僕と違って今日は友人と遊びに行っていて帰るのは少し遅くなるだろう。
「何でなんだろうな?偶然だよ、偶然」
「まあ、この話はいいや。それで?もう一度聞くけど何の用事で僕の家に来たの?」
「真也!俺と一緒にゲームやろうぜ!フルダイブ型のいわゆるVRMMORPGだ!」
「VRとRPGは一応分かるけどMMOって何?」
「雑な説明になるかもだけど、言っちゃうと大規模に展開される大人数が同時に参加できるオンラインゲームだぞ!」
「んー‥‥説明されてもよく分からないな‥‥」
「まあ、とりあえずそんなものかぁくらいで大丈夫だ。で、真也。夏休みの予定は特にないよな?」
「確かに、今の所予定は何にも決まってないよ?けど、突然にゲームやろうぜって言われても困るんだけど…まず、VRギアなんて買う余裕なんて僕にはないよ?」
僕はバイトをしてるわけではないので、お小遣いでは、新品だとかなりの額になるVRギアなんて買う余裕は無い。中古でさえバイトをしていない高校生が買うのは厳しい額になっている。
「ふっ‥‥そう言うと思っていたぞ!」
「え?」
拓哉は懐に持っていた大きな袋を漁り出す。
何やら大きい荷物を持ってきてるなと思っていたがその中身は一体ーー
「見ろ!これは最新型のVRギアだ!そして、これをお前に受け取って欲しいんだ」
空に掲げるようにして見せているその黒いヘッドギア型のVRギアは、昨日のニュースで本日発売される最新型のフルダイブ専用VRギアを求めて家電量販店に長蛇の列が作られているのだと報道していた。
一番前に並んでいてインタビューを受けている人が一昨日の朝からここで並んでいると答えていた。それに僕はすごく驚いたのを思い出していた。
「そんな凄く高価なもの、流石に受け取れないよ!?」
「気にするな!誕生日プレゼントとでも思ってくれ」
「僕の誕生日は半年も先なんですけど!?」
「それは知ってる」
「ならなんで?自分で使えばいいのに‥‥」
「俺はすでにVRギアを持ってるし、お前とゲームやりたかったんだよ。だから、VRギアが当たるって書いてある懸賞に片っ端から応募していったら当てたんだ。だから受け取って貰わなくては困る!」
そう言われて僕が拓哉からVRギアを受け取らなくては、帰らないという意思を感じた。なので諦めて受け取る事に決めた。
「分かった。受け取るよ。ありがとう」
「よっしゃ、受け取ったからには俺のやるゲームに付き合って貰うぞ!」
「それはいいけど、どんなゲームをやるんだ?そして、どうやって始めるんだ?ゲームなんてほとんどやったことないしVRゲームも初めてだから分からないんだよ‥‥」
拓哉が言うにはVRギアにはすでにダウンロードを完了させてるらしい。なので、VRギアを取り出してパソコンに接続し、ギアの充電をしながらギアに個人情報の登録などを済ませていく。ギアを起動してから設定する訳じゃないんだね‥‥
「お前に俺と一緒にやって貰いたいゲームはUnique Seekers Onlineってタイトルで、公式サイトではUSOって略されているな」
聞いたことがあるようなタイトルだなと思いながらそのタイトルを探していく。そういえば前にこのタイトルを聞いたことがある気がして思い出していく‥‥
ああ、そうだ。2カ月ほど前に拓哉が新しいVRゲームのベータテストとかいうのに当たったって喜んでいたな‥‥そのタイトルがそんな感じのタイトルだったかな?と思い出しながら探していると見つかったのでダウンロードを開始する。
「そういや、このゲームのタイトルって前に君がベータテストとやらに当たって喜んでたタイトルだったっけ?」
「よく覚えてたな!そうなんだよ!俺はこのゲームのベータテストを始めて、驚いたよ。かなりリアルな世界だった。今は、フルダイブのVRゲームが主流になっているけどその中でも本当に異世界に来たんじゃないかと思ってしまうくらいリアルだったよ‥‥」
「そこまでリアルな世界なんだ‥‥」
「ああ!だから正式サービス開始を楽しみにしていたんだ!ベータテストで開催されたイベントの上位入賞の特典が欲しかったから結構頑張ったんだけど上位入賞は出来なかった」
「上位入賞の特典って何だったの?」
「昨日発売開始されて、さっきお前に渡した最新型のVRギアだったんだよ。だからお前と一緒にゲームをやるため、最新型のVRギアが当たる懸賞に応募しまくって当てたんだよ。USOの正式サービス開始前に届いて良かったよ」
その後も正式サービスが凄く楽しみなのだろうなとすぐに分かるほど興奮しながら話している。分からない言葉ーー恐らくゲーム用語ーーが結構入っていたが、かなり楽しかったから僕にも自分が見た世界を楽しんで欲しいということが伝わってきた。
でも、少しだけ気になるのは懸賞でもVRギアが当たらなかった時はどうするつもりだろう?とは思ったが聞かないでおこう。聞くのが怖い。なんとかしてでも買ってたなんて言われたらどう反応していいのか困るしね。
「そこまでしてくれてたんだな…楽しかったみたいだし、少し僕も話を聞いてて楽しみになってきたよ」
拓哉と長く話してるうちにギアの充電はある程度出来たようだ。起動してすぐに充電が切れるという事は無さそうだ。
「良かった!サービス開始は明日の正午からなんだ。アバター作成はすぐにでも出来るようになってるみたいだから明日までにアバター作りを終わらせておいてくれ!」
「了解。じゃあ、アバターが出来たら僕のプレイヤー名を教えればいいのかな?」
「ああ、頼むよ。真也のアバターの見た目は会ったときのお楽しみにとっておくぜ。俺のプレイヤー名はサンだから忘れないでくれよ?見た目はかなり目立つから分かると思うぞ。ちなみに他のプレイヤーと同じ名前は付けられないからな~アバター作成は早めの方がいいぞ」
「そうなんだ。なら、間違えることはないな。シンプルな名前だからな覚えやすいし問題無いよ」
「それは良かった。じゃあ、そろそろ俺は帰るわ。明日はゲーム内の始まりの町に集合な!」
そう言って拓哉は帰っていった。僕はそれをしっかりと見送った。そして、説明書を読んで、フルダイブシステムの起動する方法を確認した。そして、ギアを被りベッドに横になる。
そして、僕はUSOで使用するアバター作成を始めるためにフルダイブシステムを起動させる事にした。
僕の意識がこれから電脳世界に入ってしまうのだと思うと少し怖く感じるが楽しみだにも感じるなぁと考えながら僕の意識は電脳世界へと旅立っていった。
この小説はスマホでの投稿です。
続きは1時間後です!とか本当は言いたい所なのですが‥‥!なかなか進まないのが現状です。ある程度続きの構想はあります。なので、完成次第投稿することにします。完成次第投稿なのですぐに投稿出来る場合もあれば時間がかかる場合もあります。暖かく見守ってください!