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第93話  鍛錬の日々


 その日から5日間、ダイ・チュウ少将との厳しい稽古を続けた。俺と少将は、日を追うごとに少しずつ仲良くなって、俺は少将をダイさんと呼ぶようになった。


 土魔法が得意なダイさんに教えてもらって、俺の土魔法はかなり向上した。


 エルフィーは、あまり土魔法が得意ではないから、魔法をエルフィーに教えてもらっている俺も、自然と土魔法を苦手としていたので助かった。


 剣術の稽古の成果もあらわれて、剣術も洗練された。


 ダイさんと、稽古を始めて5日目の夕方、ダイさんに誘われて一緒に夕食を食べることにした。皇帝の計画で、俺に相談したいことがあるらしい。


 ダイさんの話によると、ローラリン皇帝は大海に大きな可能性を感じていて、海路での交易を増やしたり、新大陸を見つけるために、魔族に支配されている各地の良港を確保しようとしているらしい。


 その手始めとして、ローラリンの西にある魔族の支配地域に、大規模な派兵計画を立てているとのことだが、一般兵はじゅうぶんな数がそろったのだが、優秀な将が足りていなくてこまっているらしい。


 そういうことならと、俺はアレクとリョフを召喚し、ダイさんに紹介したところ、ダイさんはすぐに彼女たちの優秀さを見抜き、中将に報告した。


 その結果、アレクとリョフは、今は魔族が治める地域、旧ジャラカンダ国奪還作戦において、重要な役を担うことになった。


 全く心配がないわけではないけど、彼女たちならうまくやってくれるはずだ。


 ジャラカンダ国奪還作戦の大部分は彼女たちに任せることにしたが、順調に範囲網を狭めていった結果、ジャラカンダの首都、ボスリンの街に敵の主力が結集すると予想されるとのことで、ボスリン奪還の際には、俺やムサシ、イヴァークさん、イール、ナチャイにも協力を要請するつもりだそうだ。


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