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第85話  ヨイチとのデート 九

「かわいく言っても駄目なものはダメ。そのかわり、また今度一緒に来ようよ」

「それなら文句ないよ! 約束だからね!」

「ああ、約束する」


 再訪の約束をして、ヨイチはとても嬉しそうだ。ヨイチが俺とのデートを楽しみにしてくれていることが、俺はとても嬉しかった。


 施設の利用料金を払って、俺たちは、腕を組みながらレストランに歩いて行った。もう日が沈んで、季節がら結構な寒さのはずだが、ヨイチとくっついている俺は、全く寒さを感じなかった。


 身体以上に、心があったかいからだろうか。ヨイチも、俺と一緒にいることで、温かさを感じてくれていたら、とても嬉しいのだけど。俺がそんなことを考えていた時だった。


「ふふっ。昇君と一緒だからかな。この季節でも、全然寒くないなあ」


 密着しながら歩いている途中、ふと、そう言って、ヨイチは俺に笑顔を見せてくれた。ヨイチも俺と似たようなことを考えてくれていたんだなあ。なんだか、心が通じ合っている感じがして、俺はますます幸せを感じた。


「ああ。俺もちょうどそう思ってたところなんだ。ヨイチのおかげで、体も心もすごくあったかいなあ、ってね」


「そっかぁ。僕たち、心が通じ合っているんだね」


 ヨイチは嬉しそうな顔をして、俺にウインクをする。そんなかわいらしいしぐさをされて、俺はヨイチへの気持ちが抑えきれなくなってしまい、思わずヨイチを抱きしめて顔を近づけた。


「もう。予約時間に間に合わなくなっちゃうよ?」


 そうは言いながらも、ヨイチもキスをしたそうな、色っぽい表情をしている。


「少しだけだから。ね」


 そう言いながら顔をさらに近づける俺を、ヨイチも目をつぶって受け入れてくれる。そのまま、俺たちは唇をあわせ、舌を絡めあった。


 ああ、愛する人とのディープキスは、何度しても最高に気持ちいいな。何度もやめようと思いながらも、あまりの気持ちよさに、結局かなりの時間、キスを続けてしまった。


 そのせいで、かなり急いで走るはめになってしまったが、なんとか予約時間ギリギリにレストランに到着した。


 今回手配してもらった予約券は、すでにメニューが決まっているタイプのようで、注文を聞かれることはなかった。


 俺たちは個室に通されて、飲み物を注文した。ウエイトレスが、すぐにハーブティーを2種類持ってきてくれた。


 俺は、わりとカフェインの効果に敏感な体質なので、夜は出来るだけカフェインは取らないようにしている。


 とはいえ、食事の時には飲み物が欲しくなるが、水では味気ない。甘い100%果汁ジュースなどは、それ単体で飲むのはいいのだが、食事の時には甘い飲み物は飲みたくない。料理の味が楽しめなくなってしまうからだ。


 もちろん、俺個人の食事のこだわりなので、他人の食べ方をとやかく言うつもりは全くない。人それぞれ、好きな食べ方で食べればいいと思っている。もちろん、他人に迷惑をかけないことが大前提ではあるが。


 俺は食べ方を他人に指図されることが、とても不快に感じる。だからこそ他人の食べ方には口を出さない。


 


 ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


 11月12日、土曜日の午前0時前後に、エッセイを投稿しようと思っています。


 もし、よろしければ、評価やブックマークしていただければ嬉しいです。


 13日の日刊ランキングの300位以内にでも入ることが出来れば、もう少しこの小説を見ていただけるようになるのではないかと、淡い期待を持っています。


 皆様にご協力していただければ、とても助かります。もちろん、無理にとはいいません。


 この小説に対するご感想なども、お気軽に書いていただければ嬉しいです。


 皆様のおかげで、ブックマーク登録が100件を超えました。ありがとうございます。とても嬉しいです。


 感想をお気軽に書いていただきたいので、私なりにテンプレートを作ってみました。


 それぞれ、0点から100点で評価していただきたいです。


 自分が何を得意として、武器にできるのか、皆様の客観的な視点を通して知りたいのです。


 ご協力、よろしくお願いします。


 以下をコピーアンドペーストしてお使いください。


戦闘描写              50点

恋愛描写              50点 

お色気描写             50点

日常描写              50点

テイヌシュ(テニス)描写      50点

グルメ描写             50点

その他の描写            50点



 今後もよろしくお願いいたします。

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