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第58話  エルフィーとのデート  Ⅻ

「エルフィー、好きだ!」

「キャッ」


 エルフィーのあまりのかわいらしさに辛抱たまらなくなって、俺はエルフィーを押し倒し、強く抱きしめながら、少し強引にディープキスをした。エルフィーは少し驚いていたが、すぐに嬉しそうな表情に変わった。


 ああ、この舌がとろけあって、二人の顔がくっついたような一体感。なんてきもちいいのだろう。


 ふと気づくと、さっきアレしたばかりのアレが完全にアレしていた。自分でもビックリするくらいの回復力だな。普段ならアレし直すのに早くても2,30分はかかるんだけど。


 アレしたアレが、薄めの室内着越しに、エルフィーの柔らかい太ももに当たって、とてつもない快感だ。無意識に腰を動かしてしまう。エルフィーも、いやそうなそぶりは見せない。


 ディープキスの気持ちよさと、室内着越しとはいえ、エルフィーの柔らかい太ももに、アレを何度もこすりつける快感が合わさって、俺は早くも2回目のアレをむかえてしまった。


 太ももに当たっていたアレが急激にしぼんだわけだから、エルフィーにはバレバレだ。だが、俺はそんなことではもう恥ずかしがらない。エルフィーとのディープキスを続ける。


 俺たちは、お互いの愛を確かめ合うように、時には優しく、時には激しく抱き合いながらずっとディープキスをしていた。


 キスをし続けて1時間くらいたっただろうか。あれからさらに4回もアレした俺のパンツはヌルヌルだ。明日はバリバリでカピカピのパンツをメイドさんに洗濯してもらうのか。なんだか、情けないな。


 ふと我に返ると、どうやら抱き合ってキスしている最中に、新しいスキルを会得していたようだ。それも3つも。


 スキルの確認をしようかとも思ったが、今は少しでもエルフィーとの濃密な時間を過ごしたい。確認は明日にしよう。


 キスをいったん止めて、俺たちは見つめあった。エルフィーの目が、あなたとつながりたいといっているような気がした。


 俺だって、エルフィーと今すぐにつながりたい、愛し合いたいんだ。だが、我慢している。分かってくれ。もう少し待っていてくれないか?


 俺がそう目で合図を送ると、エルフィーは少し残念そうな、寂しそうな表情になった。


 いつまでも待っているわ。エルフィーの目はそういっているように、俺には感じられた。


 つながりあえない切なさをごまかすように、俺たちは強く強く抱きしめあい、今日一番激しいディープキスを何十分も続けた。



 ……チュンチュン。小鳥のさえずりで目が覚めた。あの後、時間を忘れる位キスし続けていたが、気持ちよさの中で、いつのまにか眠ってしまっていたようだ。


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