第36話 みんなで温泉
俺は、完成した浴槽を確認した。とりあえず急ごしらえで作られた浴槽は、6人で入るには少し狭いかもしれない。お湯は、白濁湯でにごりが強かった。
先に俺が浴槽に入っていると、5人の女性陣が浴槽の前まで来た。バスタオルのような大きな布で、胸から股間を隠している。ただ、太ももがしっかり見えている。
俺は、普段から短いスカートをはいている、エルフィー以外のみんなの太ももをじっくり見たことは無かった。みんなのムチムチとした、女性らしい太ももに目がいってしまう。
「じゃあ、昇君の隣は僕ということで」
ヨイチが俺の隣に入ろうとしたところを、エルフィーが止める。
「なんでそうなるのよ! 昇の隣は私よ」
「え~。エルフィーさんずるいです~。私も昇さんの隣がいいです~」
「私も昇様のお隣がいいのですが」
エルファさんまでこの調子だ。
「ふむ、ここはジャンケンで決めよう」
エルシドの提案でジャンケンをした結果、俺の両隣は、エルファさんとシースの爆乳コンビに決まった。
みんなが浴槽に入ってきた。十分な広さがないため、エルファさんとシースの肩が俺の肩に当たる。
白濁湯のため、湯につかっている部分は見えないが、お湯から出ている、胸の上部の谷間がしっかり見える。
二人のものすごい爆乳の谷間。ジロジロ見てはいけないとは分かっているのだが、つい谷間に目がいってしまう。
「昇君、エルファさんとシーちゃんのおっぱいじろじろ見すぎー。そんなにおっぱいが見たいのなら、僕のおっぱいを見せてあげよっか? 二人ほどじゃないけど、僕だって結構大きいんだよ?」
ヨイチにからかわれるように注意されてしまった。実際、二人の胸が大きすぎるだけで、ヨイチの胸も、十分大きい部類だ。
「昇様が私の胸を見たいのであれば、私はお見せするのに抵抗はありませんよ?」
「いえいえ、エルファさん。そういうわけにはいきませんよ」
立ち上がろうとするエルファさんを抑える。前に本人が言ってた通り、エルファさんは俺と子供を作りたいらしく、結構積極的にアプローチしてくる。
「それにしても、昇様の腕の筋肉、すてきですね」
エルファさんが俺の上腕二頭筋をさすりながら、うっとりとした表情で、頬を赤らめている。
「私は、昇さんの腹筋に魅力を感じます~」
シースは、俺の腹筋をさすってきた。
「昇の魅力はこの胸板よ」
エルフィーも近寄ってきて、俺の胸をペタペタと触る。
「僕はこの固い太ももが好きだな」
ヨイチは俺の太ももを揉み始める。
「私は、引き締まったお尻が格好いいと思います」
エルシドは俺の後ろに回り込んで、俺の尻を撫で始めた。
こんなにかわいい子たちに、柔らかい手で全身を撫でられて、気持ちがいいんだけど、なんだか落ち着かないな。
ムニュっとした感触を腕に感じた。感触があった方を見ると、エルファさんが顔を近づけてきた。




