表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/116

第23話  テイヌシュ大会

「昇さん、いきますよ。それっ!」

「うおっ!?」


 エルシドのサーブはとてつもなく速く、追いつくのがやっとで、まともに返球できなかった。さすがSRの前衛色だ。身体能力、運動センスがずば抜けている。男子でも滅多にいないレベルじゃないか? とにかく、あのビッグサーブに対応できないことには始まらないな。その後、練習を重ね、なんとかエルシドのサーブを打ち返して、ラリーに持っていくことは出来るようになった。次はヨイチとの練習だ。


「昇君、いっくよー。えいっ!」


 ヨイチのサーブも相当速いが、エルシドのビッグサーブに比べれば遅く、返すことは難しくない。俺がコートギリギリに打ち返し、決まったかと思った。……だが、ヨイチはめちゃくちゃ足が速く、簡単にボールに追いつき、打ち返してきた。強烈にスライスのかかったボールに対応できなかった。ヨイチはスライスとスピンをかけるのが上手く、前後左右に強烈な回転のかかったボールに対応するのは至難の業だ。練習を重ねても、結局ヨイチには勝てなかった。


「昇様。楽しんでおられるようですね。どうでしょう? 明日、テイヌシュ大会を開催しようかと思うのですが、いかがですか?」

「面白そうですね。僕たちも参加します」

「分かりました。私も参加しますので、もし、明日対戦するときは、お手柔らかにお願いしますね?」

「ええ。楽しみにしています」


 エルファさんと大会に参加する約束をした後、演奏付きの夕食を楽しみ、今日は寝ることにした。今日は、エルフィーとシースに挟まれて寝る。シースの柔らかく、豊満で肉感的な体の感触と、エルフィーの良い香りと独特な肌の感触が気持ちよく、俺は幸せな気分で眠りに落ちた。


 次の朝、朝食をとって軽く雑談したのち、トーナメント式のテイヌシュ大会が開催された。攻撃魔法は禁止されているが、身体能力強化魔法は使用可能だそうだ。1回戦の相手は、エルフィーだ。正直、楽勝だろう。1回戦は1セットマッチだ。


「1回戦で昇とあたるなんてね。手加減はしなくていいわよ」


 といっても、手加減しなかったら一方的な試合になってしまうからな。ばれない程度に手を抜くか。試合が開始した。エルフィーが相手だと余裕があるので、プレイしている姿をじっくり観察しながら手を抜いて打ち合った。一喜一憂するエルフィーの表情がかわいいな。なんだか、運動が苦手な彼女とテニスデートをしているようだ。そんな甘い気分をあじわいながら、気づけば勝利していた。


「いい試合だったわね。私に勝ったからには、優勝してよね! そうすれば、私が2番目に強いって可能性があるでしょう?」

「ははっ。その通りだな。優勝できるよう頑張るよ」


 俺たちは固く握手を交わした。2回戦の相手がシースに決まったようだ。2回戦も1セットマッチだ。


「昇さん、よろしくお願いします~」

「ああ、よろしく」


 シースはなかなか上手いのだが、これといった武器があるわけでもなく、正直負ける要素がない。シースの爆乳が揺れる様子を楽しみつつ、気づけば勝っていた。もっとデート気分と爆乳の揺れを楽しみたかったが、終わってしまったものは仕方がない。


「昇さん、さすがにお上手ですね~。スポーツが得意な男性って格好いいです~」

「ありがとう。……面と向かって言われるとちょっと恥ずかしいね。シースにがっかりされないように頑張るよ」


 少し甘い雰囲気になったが、コートの中だったのであまりイチャイチャするわけにもいかず、握手を交わしコートを出た。3回戦の相手はエルシドに決まったようだ。3回戦からは3セットマッチだ。


「昇さん、よろしくお願いします。手加減は無用ですよ」

「ああ、正々堂々と戦おう」


 もともと、エルシド相手に手加減している余裕などない。サーブはエルシドからだ。残念だが、エルシドが相手では巨乳が揺れるさまを見て楽しんでる暇はない。集中せねば。


「では、いきます。はっ!」

「なっ!?」


 エルシドのサービスエースが決まった。おいおい、昨日よりさらに速くなっているじゃないか。まずいな。なんとか対応できるようにならなくては。


「はっ!」

ここまでお読みいただきありがとうございます。


 初めて評価をいただきました。それも満点でした。とても嬉しいです。評価してくださった方、ありがとうございます。

 私は、人の役に立てることにものすごく喜びを感じるタイプの人間なので、私の小説で、人を喜ばせることができて、幸せです。



 皆様のご感想をいただけると、励みになります。 

 

   専用のメールアドレスを作成しました。   kattyangatyayuu@excite.co.jp     です。


  Twitterやり始めました。

かっちゃん @kattyangatyayuu です。


 話は変わりますが、冒頭をキャッチ―にするため、オ・ジーさん を若くて露出の多い美人に変更しようと思っています。

 変えた場合、活動報告でお知らせします。



今後もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ