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第114話  エルシドとのデート   八


 いや、ダンスも楽しいのだろうけど、エルシドとのダンスだから、愛する人とのダンスだから、こんなにも楽しいのだろう。





 さらに踊っていると、エルシドと抱き合ったり、密着する振付が多くなってきたことと、大量の汗をかき、身体を火照らせたエルシドが、なんだかとてもセクシーで、さらに、汗の香りがムンムンとしていて、なんだが、ムラムラしてしまった。


 俺がそんな状態で、エルシドをじっと見つめていると、エルシドは俺の気持ちを察してくれたのだろう。ダンスを止めて、俺を色っぽく見つめた後、目を閉じてくれた。もしかしたら、エルシドも気持ちが高まっていたのかもしれないな。


 エルシドがここまでしてくれて、キスをしないわけにはいかないな。俺は、エルシドを優しく抱きしめて、唇をあわせた。


 エルシドの唇は、吸い付くような、しっとりとした感触がありつつも、適度な弾力もある、そんな魅力的な唇だった。


 唇の感触を楽しんだ後は、いよいよ舌を入れるタイミングだ。ドキドキしながらも俺が舌を入れると、エルシドの舌が受け入れてくれたのだが、思った以上に、エルシドは積極的に舌を絡ませてくれた。


 意外に、エルシドはこういうことに積極的な女の子だったんだな。その驚きは、決して嫌なものではなく、むしろ、俺にとってはなんだかうれしくて、ますますエルシドのことを愛しく感じた。


 エルフィーや、ヨイチとのキス以上に、激しくお互いの舌を絡ませあって、俺たちは時間も忘れてディープキスを続けた。


――ボーン、ボーン


 俺たちは、ローラリンの大時計の鐘の音で、ふと我に返った。エルシドは、まだ物足りなさそうな表情をしていたが、すぐに表情を引き締めて、移動する準備を始めた。


「もうすぐ、オペラが始まる時間ですね。予定通り、そろそろ行きましょうか?」


 機械から、音楽魔石を取り出そうとしている、エルシドの背中がなんだか寂しそうで、俺はつい、エルシドを後ろから抱きしめた。


「えっ? 昇さん、どうしたんですか?」


 エルシドは、少し驚いたように、俺を見た。


 ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


 次回の投稿は未定ですが、お知らせしたいことができた時に投稿します。今作っている最中の新作の件ですが、完成はしていませんが、第一話は、近日中に投稿しようと思います。内容は、小説家を目指す高校生の恋愛物です。


 今後も、別作品などを、よろしくお願いします。

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