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第104話  カナーサ王国  十

 トウキャさんのことを話せば、稽古相手になってくれるかもしれないとも言っていた。拳聖の異名を持つ彼女と、稽古してみたくもあり、単純に会ってみたくもあるので、今度どこかに行った時は、余裕があれば情報を集めてみることにしよう。


 そして、傷つきやすいオリーブ(ナイーブ・オリーブ)についてトウキャさんに聞いてみたところ、噂程度に聞いたことがあるらしく、カナーサ国民から情報を集めてくれるらしい。


 今回のお礼に、傷つきやすいオリーブ(ナイーブ・オリーブ)の情報なり、そのものなりをお土産にして、今度ローラリンに遊びに行くニャ、と言ってくれていた。


 俺がいうのもなんだが、トウキャさんは俺のことを結構気に入っている態度で、ちょくちょくローラリンに遊びに来るつもりのようだ。


 まあ、俺もトウキャさんのことは、性格も見た目もかわいらしくて好感を抱いているし、悪い気はしないな。


 ローラリンの街に帰ってきた俺は、すぐにでも鍛錬を再開しようかとも考えたが、以前から、武芸だけではなく、文化的な教養も身に着けたいと考えていたので、文化人ガチャを回すことにした。


 100回以上回し、UR画家ホクサイ、SR俳諧師バショウ、SR歌舞伎役者のイチカワを召喚できるようになった。


 3人とも、美人の女性で、俺は彼女たちとあいさつを済ませ、それぞれの得意な芸術を教えてもらうことになった。


 彼女たちも、この世界のいろいろなものに興味があるらしく、基本的にはこの世界で生活したいとのことで、そのことをメイドさんに話して、それぞれ部屋を用意してもらった。


 やはり、芸術の才能に秀でている人は、知的好奇心が旺盛なのだろうか? 三人とも、魔法など、この世界で特徴的なものを見て回って、自分の作品に早速取り入れているようだ。


 翌日の夕方、鍛錬の合間に少し休憩していると、どうやらイールがローラリン城に帰ってきたらしい。


 数日以内に、会いに行ってみるか。ローラリンの周辺の地域を観光してきたはずだから、なにかいい情報を聞いているかもしれないしな。


 

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