表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦学~Sengaku~  作者: Sog
3/3

3 803の学習


「着きましたよ」


小野先生が足を止めた。


足を止めたのは、『803』と大きく書かれたドアの前。


俺ね、こういう字体好きですよ。


なんていうか、筆記体?みたいな。どうでもいいけど。


「ここですか?俺の部屋。」


「多分そうです」


多分って…


ちゃんとしてくれよ、先生…


「で、鍵は?」


「カードキーですよ」


「だから、部屋入りたいから鍵をくださいよ。カードキーなのは分かったからさ。」


「…あ。」


「…はい?」






「忘れた☆」


「てめぇ…」


「先生と呼びなさい」


「持ってきてくださいよ」


「わかりました。2分くらい待っててください。動くなよ」


「了解です」


そういうと先生はエレベーターに乗っていった。


人には階段使わせやがって…


降りるのも結構大変なんだけど…


~2分後~


「おまたせしました、はいこれ」


そう言って渡されたのは『803』と書かれたカードキーだった。


カードキーってのは見たことないんだけど、多分普通のホテルとかと同じ感じなんだろうな。そんなに豪華じゃない。普通。


「じゃあ、とりあえず今日はそこで休んでて下さい。明日から学校の中回りますんで。」


「先生、夕食いつですか?」


「6時です。6時になったら、私の部屋に来てください。案内しますので。ちなみに、6時30分までに来なかったら夕食無しです」


時計を見ると、今は3時41分だから、まだ多少余裕がありそう。


「了解しました」


「では、ごゆっくり」


そういうと先生はエレベーターで上に戻っていった。


じゃあ、部屋に入りますか………




…………………


………



…広くね?


俺の部屋の3倍はありますよこれ。


テレビも冷蔵庫もエアコンも何もかもあるし。


Wiiもあるし…


ゲームなんてさせてもいいのかよ…学校だろ…


部屋は1つだけど、十分すぎる広さに驚きました。


まあ、こんな豪華なんだから、ベッドもあるだろ…




と思ったらないんですけど。


布団ですかい…


まあいいか。寝れるし。俺の家も布団だし。


…なんか眠くなってきたし。


ちょっと寝るか。


布団に入ると、宮はすぐ眠りについた…………








起床しました。


現在7時16分。


…なんか、忘れてない?





「夕食忘れてたあああああああ!!!!!!!!」



…その日の夕食は小野先生から貰ったおにぎり(ツナマヨ)一個だったそうです。


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ