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第4話 正体発覚?
3ヶ月後、王国は見違えるほど豊かになった。
税収は3倍に、民衆の支持率は過去最高に。
しかし宰相代理の正体は依然として謎のまま。
ついに宮廷内で調査委員会が発足した。
「宰相代理の正体を暴け」と。
調査が進む中、ある夜、侍従長が偶然、執務室の明かりに気づいた。
中を覗くと……王様が熱心に書類にサインしている!
「陛下!?」
「うわっ!」
バレた!と思った一郎だったが、とっさに言った。
「これは……夢遊病だ!そう、寝ながら働く病にかかってしまった!」
「夢遊病でここまで正確な書類処理が?」
「優れた夢遊病なんだ!」
侍従長は完全には納得していなかったが、王様の面目を保つため、この秘密を守ることにした。
しかし条件をつけた。
「陛下、せっかくですから、昼間も少しは『目覚めたふり』をして働いてみては?夢遊病の治療と称して」




