表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜は働かない王様に転生する〜国が傾きかけているので改革を始めます  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/6

第1話 転生、そして絶望

ある日、激務で過労死したサラリーマン・田中一郎は、目を覚ますと豪華なベッドの上にいた。

 

周りは大理石の柱と絢爛たるタペストリー。 


どうやら中世ヨーロッパ風の王国に転生したらしい。


「陛下、宰相の後任が決まりましたか?」


そう言って現れた老侍従に、一郎は「陛下」と呼ばれた。

どうやらこの身体は、とある小国の王様、アルフォンス13世のものらしい。


王冠も戴いている。ラッキー!これで好きなだけ寝ていられる……と思った瞬間、記憶が流れ込んだ。


アルフォンス13世の一日

- 午前10時:起床

- 午前11時:朝食(3時間)

- 午後2時:昼寝

- 午後5時:軽食

- 午後6時:宴会の準備

- 午後7時~深夜:宴会

- 深夜:就寝


「……これ、完全にニートじゃないか!」


一郎アルフォンスが絶叫すると、侍従が冷静に言った。

「陛下、本日も宰相の仕事が山積みです。


先代宰相が急死したため、3日分の書類が未処理で……」


「宰相がいないなら、俺がやればいいじゃないか」


「いえ、陛下は『王たるもの細かい仕事はせぬ』とおっしゃっています」


その時、一郎アルフォンスは気づいた。

この王様、**完全に仕事をしない**。


しかも国は傾きかけている。

税収は減り、隣国からは脅威が迫り、民衆の不満は頂点に。


「……これはまずい」


元社畜の魂が騒ぎだした。

放っておけない。


でも王様自らが働きだしたら、宮廷中が大騒ぎになる。


その夜、一郎アルフォンスはひそかに執務室に潜入した。


机の上には書類の山。

予算案、農作物の報告、外交文書……全部、先代宰相のサイン待ち。


「ああ、これは……締め切りが昨日のものもある……!」


社畜DNAが爆発した。


一郎アルフォンスは知らずにペンを握り、深夜まで働き続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ