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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

女体化して異世界学園に転校したら美少女たちに囲まれて百合ハーレム状態な件

作者: 桜木ひより
掲載日:2025/10/10


俺の名前は凪。17歳の男子高校生だった。

「だった」というのは、今は違うからだ。


鏡を見る。

そこに映ってるのは、俺じゃない。


長い黒髪、大きな瞳、華奢な体。

完全に、女だ。


「......マジかよ」


一週間前、俺は異能力の実験事故に巻き込まれた。

目が覚めたら、この姿になってた。


医者も科学者も首を傾げる。


「戻す方法は...まだ分からない」


そして、学園側の判断。


「君のことは秘密にする。別の学園に、女子として転校してくれ」


かくして、俺は「謎の転校生、凪ちゃん」として、新しい異能力学園に転入することになった。


「よし...」


俺は制服を着た。

女子用のブレザーとスカート。

違和感しかない。


でも、これが俺の現実だ。


「行くか」


鞄を持って、寮を出た。


新しい学園は、前の学園より大きかった。

そして——女子しかいない。


「そうか、ここ女子校なんだよな...」


校門をくぐると、制服を着た女子生徒たちが行き交ってる。

みんな、女子だ。当たり前だけど。


俺、元男なのに、女子校に転入とか...。

複雑すぎる。


先生に連れられて、校舎に入った。


廊下を歩く。

すれ違う生徒たちが、みんな俺を見る。


「新入生?」


「可愛い...」


女子たちが囁いてる。

俺、女子に可愛いって言われてる...。


複雑すぎる気持ちだ。


教室に着いた。


「それでは、入ってください」


先生がドアを開けた。

教室には、30人くらいの生徒がいた。


全員、俺を見てる。


「えーと、今日から転校してきた、凪です。よろしくお願いします」


俺は頭を下げた。

拍手が起こった。


「可愛い!」


「凪ちゃん、よろしくね!」


女子たちが笑顔で手を振ってくる。


俺は適当に笑顔を返した。

思ったより歓迎されているようで安心した。


席は窓際の後ろから二番目。

座ると、隣の女子が話しかけてきた。


「ねえねえ、凪ちゃん!どこから来たの?」


金髪のショートカットで、元気そうな子だ。


「あ、えっと...隣の県から...」


「そうなんだ!私、天野ヒナタ!よろしくね!」


ヒナタが手を伸ばしてきた。


女の子と握手するなんて緊張したが、今は俺も女の子だ。

俺はドキドキしながら握手した。


「よろしく...」


「凪ちゃん、放課後一緒にお昼食べよ!」


「え、あ、うん...」


押しが強い。

でも、悪い子じゃなさそうだ。


そして早々に授業が始まった。


異能力学の理論。

前の学園でもやってた内容だから、授業は余裕だ。


でも、集中できない。

周りの女子たちが、チラチラこっちを見てる。


「転校生の子、気になる...」


「可愛いよね...」


耳が良すぎて、囁きが全部聞こえる。


俺、女子に注目されてる。

これが女子の世界か...。


そして午前の授業が終わった後、俺は寮に戻った。


「…なんかずっと見られてたし、緊張していつもよりずっと疲れたな…」


この学園は全寮制だ。

俺の部屋は203号室らしい。早いとこ自分の部屋に戻って休みたい。

女子だらけの教室じゃ休み時間も休みなんかじゃなかった。


ドアを開けると、既に誰かいた。


黒髪ロングの女子が、ベッドで本を読んでる。


「......」


俺を見て、少し目を上げた。


「あなたが新しいルームメイト?」


「あ、うん。凪です」


「雪村奏。よろしく」

奏が本を閉じた。


相部屋なのかよ…でも女子と相部屋で生活も悪くないな…


無愛想だけど、美人だ。

クールな雰囲気。


「あっちのベッドが空いてる。好きに使って」


「ありがとう」


俺は荷物を置いて、ベッドに座った。


「......」


「......」


気まずい沈黙。

俺、女子と二人きりの部屋とか初めてだ。

しかもまさかのルームメイトって...。


「あの...」


「何?」


「お風呂とか、どうしてる?」


「共同浴場がある。私たちの時間は夜8時から9時」


「そっか...」


俺、女子風呂に入るのか...。

考えたくない。


「荷物、片付けるの手伝おうか?」

奏が立ち上がった。


「え、いいの?」


「構わない」


奏が俺の荷物を開けて、一緒に整理してくれた。


「服、少ないわね」


「あ、うん...引っ越しバタバタで...」


「そう。今度一緒に買いに行く?」


「え...」


奏が少し微笑んだ。

「冗談。でも、困ったらなんでも言って」


「ありがとう」


奏、意外と優しいんだな。


荷物を片付け終わって、二人でベッドに座った。


「凪は、どんな能力持ってるの?」


「俺...私は、身体強化系」


「へえ。私は氷の操作」


「すごいな」


「そうでもない」


奏が窓の外を見た。


「この学園、どう?」


「まだよく分からないけど...悪くなさそう」


「そう」

奏が俺を見た。


「凪、変わってるわね」


「え?」


「他の女子となんか雰囲気が違う」


やばい。バレるか...?


「そ、そうかな...」


「でも、嫌いじゃない」


奏が立ち上がった。


「お風呂の時間。一緒に行く?」


「あ...うん」


俺は奏と一緒に共同浴場に向かった。


女子風呂。

脱衣所で服を脱ぐ。

周りには他の女子たちもいる。


俺、女の裸見まくってる...。

いや、俺も女だから問題ない...はず。


でも中身は完全に男だ。

かなり目のやり場に困る。


「凪、早く」


奏が先に浴場に入ってた。

俺も続いた。


湯船に浸かる。


「ふう...」


「気持ちいいわね」


奏が隣に座った。


裸の美少女が隣に...。

俺の理性が試されてる。


「凪、顔赤いわよ」


「え、あ、のぼせたかも...」


「無理しないで」


奏が心配そうに見てくる。


優しい子だな...。

緊張してなにも考えれなくなってしまった。

身体や頭を洗ったあとすぐ風呂から上がって、部屋に戻った。


慣れない長い髪や、以前とは違う身体で思うように勝手が聞かず、なんだかどっと眠気が襲ってきた。


「凪。今日は疲れたでしょ、早く寝たら?」


「うん、そうする」

俺はベッドに入った。


奥では、奏が本を読んでる。


「おやすみ、凪」


「おやすみ、奏」


電気が消えた。


暗闇の中、俺は考えた。

女として生活するって、こういうことか。

思ってたより...悪くない。


翌日の昼休み。


「凪ちゃーん!」

ヒナタが教室に飛び込んできた。


「一緒にお昼食べよ!」


「あ、うん...」


ヒナタに手を引っ張られて、屋上に連れて行かれた。

そこには、既に何人かの女子がいた。


「みんな、凪ちゃんだよ!」


「わあ、あの話題の美少女転校生!」


「可愛い!よろしくね!」


女子たちが俺を囲んだ。


「凪ちゃん、お弁当は?」


「あ、購買でパン買ってきた...」


「えー、一人で?一緒に行けばよかったのに!」

ヒナタがぷくっと頬を膨らませた。


可愛い...。

いや、俺も可愛い女の子だった。


「次からは一緒に行こうね!」


「う、うん...」


みんなで輪になって、お昼を食べた。

女子たちの会話は、主に恋バナだった。


「ねえねえ、凪ちゃんは好きな人いる?」


「え...」


俺、女になる前は女子が好きだったけど...。

今は...どうなんだ?


「い、いないかな...」


「嘘ー!凪ちゃん可愛いのに!」


「絶対モテるよ!」


女子に可愛いって言われるの、なんだか慣れない。


「ヒナタは?」


「私?私はねー...」

ヒナタが少し照れていた。


「秘密♪」


みんなでキャーキャー騒いだ。


これが、女子の昼休みか。

楽しい...のか?

よく分からないけど、悪くない。


昼休みが終わって、教室に戻る時。

ヒナタが俺の腕に抱きついてきた。


「凪ちゃん、今日も一緒に帰ろうね!」


「う、うん...」


距離が近い…


女子同士のスキンシップって、こんなもんなのか?

俺、戸惑うんだけど。



放課後、俺は生徒会室に呼び出された。

ドアをノックする。


「どうぞ」


中に入ると、一人の女子が座っていた。

金髪のロング、気品のある顔立ち。


「転校生の凪さんね。私は生徒会長の華園ユリア」


「よろしくお願いします」


俺は頭を下げた。


「座って」


ユリアがソファを指した。


俺は座った。


ユリアが紅茶を淹れてくれた。


「はい、どうぞ」


「ありがとうございます」


紅茶を飲む。

美味しい。紅茶な飲んだことことなかったけど、なんだか上品な味がする。


「凪さん、生徒会に入らない?」


「え...」


「あなた、なかなかに成績が良いみたいね。それに...」

ユリアが俺をじっと見た。


「雰囲気が、他の女子と違うのよ」


またそれか...。


「どういう意味ですか?」


「分からないけど...無性に惹かれるの」


ユリアが微笑んだ。


「だから、私の側にいてほしいの」


そ、それって告白…!?いや…でも俺は女だし…


「あの...」


「嫌?」


「いえ、光栄です...」


「じゃあ、決まりね」

ユリアが嬉しそうに笑った。


「これから、よろしくね。凪」


「はい...」


ユリアと二人で紅茶を飲んだ。


会話は、学園のことや、生徒会の仕事のことを教えてくれた。

ユリアは、優雅で品があって、でも話しやすい。


「凪は、どんな子が好き?」


突然の質問。


「え...」


「恋愛の話よ」

ユリアがいたずらっぽく笑った。


「わ、分かりません...」


「そう。でも、いつか教えてね」


ユリアが立ち上がった。


「今日はこれで。また明日」


「はい」


俺は生徒会室を出た。


廊下で深呼吸した。

ユリア、めっちゃ美人だったな...。


そして、なんか俺に好意的だ。


これって...。


いや、さすがに考えすぎか。


次の日の放課後、俺は図書館にいた。


本を探してると、誰かとぶつかった。


「きゃっ」


「ごめん!」


俺は咄嗟に相手を支えた。


顔を上げると、ピンク髪の可愛い女子が立っていた。


「だ、大丈夫...?」


「あ、はい...ありがとうございます」

女子が顔を赤くした。


「あなた、転校生の凪先輩ですよね?」


「あ、うん...そうだけど、あなたは?」


「私、花咲桃です。1年生です」

桃が笑顔で自己紹介した。


「よろしく、桃」


「はい、よろしくお願いします!」


桃が本を拾おうとして、また転びそうになった。


俺はまた支えた。


「ありがとうございます...私、ドジで...」


「気をつけて」

俺は桃の本を拾ってあげた。


「これ、読むの?」


「はい。恋愛小説が好きなんです」

桃が嬉しそうに本を抱きしめた。


「凪先輩は、どんな本が好きですか?」


「俺...私は、ファンタジーとか...」


「わあ、私も好きです!」

桃が目を輝かせた。


「今度、おすすめ教えてください!」


「いいよ」


俺たちは一緒に本を探した。


桃は、無邪気で可愛い。

天然っぽいけど、優しい子だ。


「凪先輩」


「ん?」


「あの...もしよかったら、また図書館で会えますか?」


桃が上目遣いで聞いてきた。すごくかわいい…


「もちろん」


「やった!嬉しいです!」


桃が嬉しそうに笑った。


図書館を出る時、桃が手を振ってくれた。


「また明日!」


「またな」


俺も手を振った。


可愛い後輩ができた。



それからなんだかんだで一週間。

俺の学園生活は、賑やかになっていた。


朝は、奏と一緒に準備して登校。

「おはよう、凪」


「おはよう、奏」


昼は、ヒナタとみんなで屋上でランチ。

「凪ちゃん、今日のお弁当も美味しそう!」


「ヒナタのも美味しそうだよ」


放課後は、ユリアと生徒会。

「凪、この資料、まとめてくれる?」


「はい」


夕方は、桃と図書館。

「凪先輩、この本面白いですよ!」


「ありがとう、読んでみる」


気づけば、4人の美少女が俺の周りにいた。


そして、最近気づいた。

みんな、俺のことを友達じゃなくて特別に見てる。


「凪ちゃん、明日も一緒にお昼食べようね!」

ヒナタが腕に抱きついてくる。


「凪、今度の休日、一緒に買い物行かない?」

奏が誘ってくる。


「凪、生徒会の合宿、参加するでしょ?」

ユリアが微笑んでくる。


「凪先輩、また図書館で...」

桃が上目遣いで見てくる。


これって...。

俺、モテてる?


いや、女同士だから、友情...だよな?

でも、なんか違う気がする。


ある日の夕方、4人が偶然一緒になった。


「あ、凪ちゃん!」

ヒナタが駆け寄ってきた。


「凪、ここにいたの」

奏も来た。


「凪、探したわ」

ユリアも。


「凪先輩!」

桃も。


4人が俺を囲んだ。

「「「「凪、今日一緒に...」」」」


4人が同時に言った。


そして、お互いを見た。


「...」


「...」


「...」


「...」


空気が凍った。


「あの...」


俺が口を開くと、4人が同時に俺を見た。


「凪は誰と一緒にいたいの?」


ヒナタが聞いた。


「え...」


「私よね?」

奏が言った。


「いいえ、私でしょう」

ユリアが微笑んだ。


「凪先輩は...私と...」

桃が涙目で見てくる。


やばい。

これ、完全に修羅場ってやつか…?


「あの、みんな...」


誰かを選べるわけもなく、俺は困った顔をするしかなかった。


でも、同時に思った。

これが、女子の世界なんだ。

そして、俺の新しい日常。


その夜、俺は一人で屋上にいた。


星空を見上げた。


「俺、女になって...」


この一週間を振り返る。


奏との生活。

ヒナタとの昼休み。

ユリアとの生徒会。

桃との図書館。


楽しかった。

本当に。


「そういえば、元に戻る方法、まだ見つかってないんだよな」


学園から連絡はない。

もしかしたら、ずっと死ぬまでこのままかもしれない。


でも。


「...悪くないかも」


俺は呟いた。


女として生きる。

みんなと一緒にいる。


それも、結構悪くないかもしれない。


「凪」

声がした。


振り返ると、奏が立っていた。


「探したわ」


「奏...」


「一人で、何してるの?」


「ちょっと考え事」


奏が隣に座った。

「何を考えてたの?」


「...これから、のこと」


「そう」


奏が空を見上げた。


「凪、私ね」


「ん?」


「あなたのこと、好きよ」


俺の心臓が止まった。


「え...」


「友達として、じゃない」

奏が俺を見た。


「一人の人として」


「奏...」

その時、屋上のドアが開いた。


「あ、いた!」

ヒナタが飛び出してきた。


「凪ちゃん、探したよ!」

そして、ユリアと桃も続いて出てきた。


「凪、ここにいたのね」


「凪先輩...」

4人が揃った。


奏が立ち上がった。


「みんな、どうして...」


「だって、凪ちゃんがいなくなったから心配で」

ヒナタが言った。


「私も探してたの」

ユリアが微笑んだ。


「私も...です」

桃が頬を赤らめた。


4人が俺を囲んだ。


「凪ちゃん」


ヒナタが真剣な顔で言った。

「私、凪ちゃんのこと好き」


「私も」

ユリアが続いた。


「凪先輩...私も、好きです」

桃が涙目で言った。


奏が腕を組んだ。

「私が先に言ったのに」


「え、ずるい!」


ヒナタが抗議した。

「私だって前から好きだったもん!」


「いいえ、私の方が先よ」

ユリアが反論した。


「わ、私も...ずっと前から...」

桃が小声で言った。


4人が火花を散らしてる。


「あの...みんな...」


俺が口を開くと、4人が同時に俺を見た。


「凪、誰を選ぶの?」

奏が聞いた。


「え...」


「凪ちゃん、私でしょ?」

ヒナタが腕に抱きついてきた。


「いいえ、凪は私を選ぶはずよ」

ユリアが反対側から腕を取った。


「凪先輩...私は...」

桃が俺の手を握った。


「ちょっと、離れなさいよ!」

奏が3人を引き離そうとした。


「奏こそ!」

4人が言い合いを始めた。


俺は完全に困惑してた。


「みんな、待って!」


俺が叫ぶと、4人がぴたりと止まった。


「お…私は...」


4人が期待の目で見てくる。


「選べないよ...」


「え?」


4人が同時に言った。


「だって、みんな大切だし...」

俺は正直に言った。


「奏は、最初に優しくしてくれた」


「ヒナタは、いつも元気をくれる」


「ユリアは、俺を認めてくれた」


「桃は、素直で可愛くて...」


「みんな、俺にとって特別なんだ」


「じゃあ...」


奏が聞いた。


「どうするの?」


俺は考えた。

そして、決めた。


「みんなと、一緒にいたい」


「一緒?」


「ああ。一人だけ選ぶとか、無理だ」


俺は4人を見た。


「だから...みんなで、このまま...ダメかな」


長い沈黙。


そして、ヒナタが笑った。

「ふふ、凪ちゃんらしいね」


「そうね。優柔不断だけど、それも凪の良いところ」

ユリアが苦笑した。


「凪先輩...優しいです」

桃が微笑んだ。


奏が溜息をついた。

「仕方ないわね」


そして、4人が俺に近づいた。

「じゃあ、みんなで凪を取り合うってことね」


「え...」


「私が一番よ!」

ヒナタが腕に抱きついた。


「いいえ、私が」

ユリアが反対側から。


「凪先輩は私の...」

桃が後ろから抱きついた。


「もう、みんな離れなさい」

奏が俺の手を取った。


4人に囲まれた。


「あの...」


「これからも、よろしくね。凪」

4人が同時に言った。


俺は笑った。

「ああ、よろしく」


翌日、学園に行くと、4人が待ってた。

そして、いつものように取り合いが始まった。


「凪ちゃん、今日は私と!」


「いいえ、私と生徒会よ」


「凪先輩、図書館...」


「凪は私のルームメイトなんだから」


俺は苦笑した。


これが俺の日常。

女子校で、4人の美少女に囲まれて。

選べないまま、みんなと一緒にいる。


「よし、今日も頑張るか」


俺は笑顔で言った。

女子高生・凪としての日々は、まだまだ続く。


【完】

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