1〜5秒ですぐに笑える一発ネタ集
1.
「ハハっ、うんこうんこバーカ」
「ははは、君のせいで死ぬわ」
「待って」
「待たない」
「待って」
「待たない」
「待って待って」
「待たない待たない」
「待ってよおおおおーーーーっ!」
「うわぁぁぁずっと追いかけてくんのこええええーーーーっ!」
2.
ショートコント『無題』
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……マイクしかない」
「そりゃ無題だからね」
3.
「はぁー愛するより愛されてぇーおれー」
「私はー、やっぱー、愛されるより愛してみたいかな、特定の個人を」
「これだから女って!」
4.
「はぁージョニー・デップに愛されてぇー私ー」
「やっぱ時代はノーマンでしょ!ノーマン・リーダス」
「サイモン・ベイカー最高ー。あのマスク、甘すぎっしょ!」
海賊の衣装でアイシャドウの濃いメイクをし、ボウガンを肩にかけつつ赤ん坊を胸に抱いた、甘いアロマ漂うマスクのくるくるパーマ男が紅茶を入れながら現れて言った。
「君のお父さんは元軍人だね。そっちの君はゆうべおもらししたでしょ。で、今の話で動揺した君が犯人だ」
「きっも」
「出た! 全てを足すと最強になると思ってる厨二の発想!」
5.
「はぁはぁ……死闘だった……」
「バカやろう……帰りを待つ奥さんがいるってのにコイツ……」
「あまりにも……犠牲が、大きすぎた……」
村人A、C、Dはスライムをやっつけた。
なんと! スライムはたからばこを落としていた。
なんと! 帰りを待っているはずの奥さんが飛び出してきた。
「あんた! こんなとこで何遊んでんの!」
「二連戦なの?! ここのボス!」
6.
村人A、DはBの奥さんをやっつけた。
「……ダメ、もぅむり。回復ないよ。毒治せねー」
「ギリギリだった……あそこでクリティカルでなかったら終わってた……」
なんと! 倒れた奥さんが村人B、Cの身体を吸収していく……!
アーアー。
アーアー!
アー……、アー……!
なんと! 奥さんは合体して魔神ゴルクムントへと変貌した。
「第二形態あんのかよ! この奥さん!」
「まさかの三連戦!」
7.
「奇跡起きた……もうおれ一人しか残ってないけど、奇跡起きて敵の攻撃ぜんぶよけれて、こっちの攻撃ぜんぶクリティカル出た……」
村人Aは魔神ゴルクムントをやっつけた。
てててててってってってーーーー!
村人Aはレベルアップした。
てててててってってってーーーー!
村人Aはレベルアップした。
てててててってってってーーーー!
「一人で倒しちゃったから経験値ヤバい! これ、無限にレベルアップしていく……!」
百年後……。
「かつて私はただの村人だった……しかし、ひょんなことから親友だった男の奥さんをこの手にかけてしまい……」
「ラスボスの哀しき過去きた!」
「うるせぇ! 飛ばそう! そういうの求めてねえから!」
8.
「あっ。あっ、あの人、別にチョコミントが好きなわけじゃないのか」
9.
『本当に転生できるか?! やってみる!』
「はい! というわけでね、君たちには歴史の生き証人となっていただきます! え、今ね、こっちに……あ、向かって——」
キキィィィィーーーーーーッ!!
ばたんっ。
「てめ! あぶねえだろうが! オイッ! なに道路に突っ立ってんだコラァッ!」
「あ、すみません! すみません……ほんと、あ……」
「何撮ってんだ! カメラ止めろやボケがぁっ!」
ぅーうううううーーーーーーーっ!
「火事だぁっ! 民家の二階から火が!」
ぷうぅーぽおおおぉぉぉーーーーーっ!
ガタガタガタガタっ!
「立てこもり犯の通報があったのはこの家だ! 3、2、1で突入する! 3、2……」
「バーリラバリラ! 高収入〜!」
「いいからカメラ止めろボケっ!」
「あ、あ、すみま……すみませ……ほんと……あ」
「……本当に生き証人になれて草」
10.
「ロケンローッ! ひゅーひゅー! テンキューっ!」
「うわ、今のよかった。すごいよかったわ、俺たち、たぶんサブスクすごいことになるわ。伝説のバンドになれたと思う。体育倉庫でやってなかったら」
「あれ? 体育館で午後二時からだったよね」
「うん。ちょっと間違えちゃった」
「ある意味超ロックじゃん、俺たち」
11.
「私たち、別れよ」
「な……んだと」
「ほら、そういうとこだよ、そういうとこ。こっちは真剣な話してんのにさ」
12.
「AI人間ができたよー」
「じゃあ、世界で一番可愛い子を作って」
「よしきた。ぐにょぐにょぐにょぐにょ」
「うっわ、生成するとき気持ち悪っ!」
13.
「AI世界ができたよー」
「じゃあ、おれが最強になれる世界つくって」
「よしきた」
「…………まだ?」
「あー。あと八十九億年くらいかかりますねー」
「インストールなっが!」
14.
「AI神様ができちゃった」
「神様、おれを今世代最強のメンズにしてください」
「今世代のメンズを滅ぼし始めたよ」
「あ、そういう方法論?」
「だいたい四十億人中の一だからね。仕方な——」
ぴきゅん、どじゅうううっ!
「お前がそんな上の方かぁ?! やっぱ神様ってバグって——」
ぴきゅん、どじゅうううっ!
15.
「AIAIができたよー」
「あ、AIが反AIAI派とわかれて言い合ってるー。おれたちもあんなだったなー」
16.
「ロケンローッ! ひゅーひゅー! オケーィ! テンキュー!」
「今度は場所間違えなかったし、これで……」
「ヤバい。狩野英孝のパクリだって炎上してる」
「また刻んじまったな、俺たちの歴史」
17.
「ワレワレハ宇宙人ダ」
「ソウデスカ。ワレワレハ地球人ダ」
「オマエハ地球人カ」
「イエスダ」
「地球ノ、ドノヘンニ、スンデイルンダ?」
「メグロダ」
「あ、あそこの駅前のビルのさー、オムエビカレー美味しいよねー」
「お、よく知ってんじゃん。今度行く? 食べ行っちゃう? オムエビカレーランチ」
18.
『乳のでかい犬を飼ってる彼女を持つとこうなる』
「じゃあ、ちょっとメルたんの散歩行ってきちゃうね」
「え、もう夜中じゃん。危なくね?」
「うん、でも昼間にできないし、毎日散歩させてあげたいし」
「八尺様が出るらしいよ最近このへん」
「八尺様ってどんなだったっけ?」
「……ごめん。もう乳のでかいドミトレスクみたいなのしか出てこないわ」
19.
『乳のでかい犬を、飼ってる彼女を持つとこうなる』
「ちょっと! メルたんをそんな目で見ないで?!」
「ごめん、つい」
20.
「ここが八番道路かー。すげぇー、隅々まで作り込んでて、異変探すの大変ー」
21.
『ご臨終Z』
「午前四時……五十九分……三十はち……あっ、推しの配信始まるわ。ご臨終のところすみませんが、俺はここで。いたって、もう何もできないし」
22.
『ご臨終カウントダウンのジレンマ』
「午後九時……じゅーう……きゅーう……はーち……なーな……まだダメー、いっちゃー」
「すごい! じいちゃん、ほんとに逝くの耐えてる!」
「続けて! 先生!」
23.
『ご臨終トリック』
「午前十時、二十分……ご臨終です」
「でも、まだ生きてますよ?」
「え? いや、ぼくの時計だと……」
「そう。あなたは必ず腕時計を見ると思いました。だから、あらかじめ私が時計の針を進めといたんですよ!」
「な——っ!」
「今はまだ九時ちょっとすぎ! 臨終の時じゃあないぜっ! じいちゃん!」
24.
『はぇー。でもそれ牛丼より美味しいの?』
「おかあさん! このフランス産フォアグラのテリーヌとトリュフとブッフサレとリ・ド・ヴォとレンズ豆のガトー仕立て、おいしーね!」
25.
「うわ、通り雨! 傘持ってねえよ!」
「はやくはやく! あそこのスーパーのとこまで!」
ひゅんひゅんひゅんひゅんっ——!
「すげぇ……あの人傘も刺さずに雨を全部避けてる……」
「はやく中入ればいいのに……」
26.
ぽちゃん……。
指の隙間を一粒の雨が抜けていく。
おれは……あの日の地面を、救ってやれなかった……。
だからぁっ——!
「決めたんだッ! もう二度と——! おれの前で地面は濡れさせねぇってッ! うおおおおおーーーーっ!」
「すげぇ! あの人、雨を全部弾き返してる!」
「手、びっちょびちょ!」
27.
ぱしゃ、ぱしゃ——。
「えーこの度は、雨を全部弾き飛ばして、農家のみなさまに多大なるご迷惑をおかけしてしまい……」
「迷惑なんてもんじゃねぇよ! 今年の不作をどう責任取るってんだよっ!」
「すみませんで済む問題じゃねえだろ!」
「えー、本当にこの度は……」
スマホの画面にそんな謝罪会見が流れている。
「確かに前代未聞の事態を引き起こした最悪の犯人だけど、一際ちょっとかわいそうー」
「本人悪気ないとはいえ、農家のみなさん本気だからね。生活かかってっから、人類の」
28.
「『眠れなーい。眠れないよー』って唸ってる白昼夢中夢みて起きたとこ」
「これもうわかんねぇな」