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悲哀の勇者物語(休止中)  作者: 輝川望智
第一章 故郷と修行の回歴編
2/13

第一話 休息〜幼馴染との会話〜

無事2話目投稿できました。

ご感想等お待ちしています。


注意 最初の方に三人称視点のナレーションが入ったあとにエリミオレくんの一人称視点になります。

後臨暦3693年

10歳になったエリミオレは幼い頃からの憧れであった勇者に成るための修行を開始した。

→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→


「ハァ、ハァ、ハァ」

僕は今、走り込みをしている。これから厳しくなっていく修行に耐えるためには体力が必要不可欠だから。

しかし、いくら夢を叶えるためとは言えやはり限界は来る。


「ハァ、ハァ 父さん今日の記録は何分だった?」

「今日は5分間だ。最初は2分間が限界だったのに3分間も伸びているじゃないか、正直すごいと思うぞ。」

「でも、この程度じゃ 他の修行には耐えられないんでしょ。」

「まぁ、それはそうだが それでもちょっとずつ伸びてきているしその内耐えられるようになるさ」


僕の父さんは農作業をしながら僕の修行を手伝ってくれている。はっきり言って感謝してもしきれない。だから、時々期待に応えられていないんじゃないかと不安になる。そしてそこから自分は何をしたいのか分からなくなるときがある。

でもそんなときは、憧れの人の格好良さを思い浮かべて(あの人のようになるためにしているんだ。)と考えると目的が分かるようになって、それと同時に(きっと大丈夫だ)という気持ちも湧いてきて不安も無くなっていく。


「なあ、エリミオレ 今日はもう休んだらどうだ。」

「なんで?」

「なんで?って、おまえ修行を始めてからほとんど休んでないじゃないか。たまには休むのも大事だぞ。」

「わかったよ。」

▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶

それから、休憩がてら草原に寝転がって少し西に傾き始めた太陽の光を浴びていると、


「やっほー エリミオレ、こんなところに寝っ転がってどうした。」


誰かに話しかけられた。はっ、として声のした方を見てみるとそこにいたのは、


「なんだ、アズリかびっくりさせないでよ。」

「えへへー♪ 久しぶりね。 エーくん」


幼馴染みの女の子、アズリだった。

(そういえば修行を始めてから会っていなかったな)、と思い久しぶりにゆっくり話をしようと思った。


「ねえ、アズリ」

「ん?」

「勇者って知ってる?」

「ユーシャ? なにそれ食べ物?」

「食べ物じゃないよ、勇者って言うのはみんなに優しくて強い人のことなんだ。」

「だから、僕は勇者になりたくて毎日修行をしてるんだ。」

「ふ~ん、だから最近会えてなかったんだ。」

「まあ、そんな感じ。」

「じゃあ、その傷は?」

「ああ、走り込みの最中に盛大に転んじゃって···」

「もう! あんまり危ないことしないでよ。たたでさえドジなんだから!」

「ごめんごめん、でもさあやっぱり夢は叶えたいじゃん。」

「それはそうだけど···でも心配だから、死ぬようなことはしないって約束して。」

「うん、約束するよ。」

「「指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った」」

「それじゃあ、次はね···」


そんな感じで会話を続けているといつの間にか夕陽の時間帯になっていた。


「あっ! もうこんな時間だ。じゃあまた今度ね。」

「うん!それじゃあね エーくん」


(今日は話ができてよかったな。)と思いながら僕は家に帰ることにした。







読んでくださりありがとうございました。


いや~小説って意外と難しいものですね。

仕事の方が多忙の時期に入って来たので次回の投稿は2週間後になりそうです。

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