表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/206

第42話 ヘストロアから来た少女

 次の日の朝、ギュンターやシリウスは、パーティーに参加した騎士を連れ、国防任務に就いていった。


 俺は屋敷で朝食をとり、マリアやカトレアと一緒に談笑している。ルーナは一応奴隷であるから座っている俺の後ろに立たせているが、座らせてもいいのだろうか?

 フリーダにルーナを紹介した時はあまりいい顔をしなかったから、優しくしすぎると駄目かな?


 フリーダは会話がひと段落したことを見計らい、俺に謝る。


「昨日はごめんね。 パーティーに参加できなくて……」

「いいえ。気にしていませんよ。それで、母上が待っていた人とは?」


 カトレアは知っていたようだが、フリーダ様から直接聞いてくださいと言って、教えてはくれない。


「母上…か。 前みたいにお母様って呼んでほしいなぁ……なんて」


 フリーダはお母様呼びにこだわりがあるようだが、俺的には母上の方がしっくりくる。

 ずっと呼び方を変える次期を模索していたが、1年フリーダに会えていなかったこの時がベストなタイミングだろう。


「ああと、あの子の事だったわね。 分かったわ。今呼んでくるわね」


 そう言って。部屋を出ていくフリーダ。


「一体どなたでしょうか?」


 フリーダが出ていったら当然、連れてくる人物の話題になる。

 マリアが疑問に思うのも当然だ。

 

「そろそろ教えてくれてもいいんじゃないか? カトレア」

「んー。やはり、フリーダ様から紹介されるのが一番だと思いますが……。どう思いますかサディーさん」

 

 カトレアは、部屋の入口付近に佇んでいたサディーに話を振る。


「フリーダ様は、あの方を坊ちゃまに紹介することをとても楽しみにしています。よって、フリーダ様をお待ちください」

「だ、そうです。フィンゼル様」

「それならしょうがないな」


 誰だ?もしかして現ヘストロア公爵か?いや、そんな人が自分の領土からでてこっちまでわざわざ来るだろうか?そして気になるのはサディーの物言い。なんとなく不機嫌?に感じる。何かに納得いっていないと言った感じ。いや、サディーの機嫌が良かったことなんてあんまりないから参考にはならないか。


 俺やマリアがどんな人物か考えていると、フリーダは戻ってきた。


「はーい! 皆さん注目してください! この子が紹介したかった子。現ヘストロア公爵の娘で、フィンの許嫁。エマ・フォン・ヘストロアちゃんでーす!」


 そういってフリーダは後ろに隠していた女の子を前に出した。


 出てきた女の子は、一言で言うなら西洋人形のような美人。しかし、その作られたように整い過ぎた顔立ちはちょっと怖いくらいに感じる。

 髪は銀髪をミディアムにし、その透き通った青い目は全てを見透かしたようにこちらを見ていた。


 ヘストロアの娘か。年も俺と同じくらいか……。

 ん?今フリーダはなんて言ったんだ?


「では、後は若い子同士でよろしく! さぁ、フィンとエマちゃん以外はこの部屋から出ていってね!」


 お見合いの席の仲人のような事を言うフリーダ


「え!? ちょっ! 奥様! これはどういうことですか!?」


「さぁさぁ マリアちゃんも出ていきましょうねー」


 マリアは抵抗しようとするが、フリーダに逆らうわけにもいかず、部屋から追い出されてしまう。


「それじゃ、エマちゃん。 フィンの事よろしくね!」


 フリーダは俺と彼女以外の人を部屋から追い出し自身もウインクして立ち去ってしまた。


あともう一話投稿します!

評価、ブックマーク、感想を戴けると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] えぇ~っ!?許嫁っ!?(;゜Д゜) 初めて会った時の紹介としてはインパクトが強すぎるっ!(笑) あ、でも貴族の社会って政略結婚みたいなものも多そうだし……そういうことなのかな(´・ω・) …
[一言] ここまで読んできたけど、、うーん、マリアがちょっと独占欲?が強すぎてあんまり好きになれませんでしたね。ただ、これから活躍するであろうエマに期待ですね!個人的には、ギュンターめっちゃ好きになり…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ