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異世界にご招待された時の話をしようと思う

 そもそもどうして俺がこの世界に呼ばれたのか?

 なんでも異世界人を呼ぶことによって、その世界の【新しい】進歩を促すためなのと、その世界の【崩壊】?【破滅】? …ここでは魔王と呼ばれている者の【排除】を目的として異世界人が呼ばれるらしい。

 なんでも異世界人は異世界の壁を超えることによって、その人の持っている能力が【開花】するらしい。


 ただ俺たちの世界は魔法が【存在しない】世界になっている【らしい】ため、その能力は戻っても使えるようにならないだろう、と言われているらしい。

 つまり俺が魔法や特別な固有魔法チートが使えるのはこの世界のみであるようだ。

 そしてその能力は、俺たちが普段享受している日常生活や娯楽、つまりゲーム、漫画、アニメ等に密接にかかわっているらしい。


 なんでも魔法は【意思】によって操作して使えるものであるので、そういった“知識”といったものにも影響を受けるらしい。

 特に、【最新ファンタジー】ともいえる【ゲーム】の影響は、俺たち異世界人の使う【魔法】には無視できない物であるそうだ。

 ゲームのような選択画面等の魔法……魔法の過程というものも一般的であり、それに付随したステータスオープンといったステータスを見るといったものもこの世界に入り込んでいて、全国に広がり、冒険者ギルドといった所で見る事も出来るらしい。


 それらのシステムは、以前転移した異世界人の影響でこの世界のシステムがそうなっているらしい。


「異世界人のアイデアはこの世界の物と違って面白いわ。いいものは参考にさせてこの世界に定着させてもらっているの」


 とこの世界の女神様……この世界にいる三人の女神さまの一人は俺にそういった。

 世間話の内容ではあったが、それで俺の能力の一部が戦闘に向かなくなっていたのかとか、何故あれを俺はやってしまったのかと思った。

 特に最近の記憶が印象に残りやすいので影響を受けて俺の魔法は……。


 それは置いておくとして、別に俺は、異世界に言って何か凄い事をしたかったわけでも何でもない。

 あれは、宿題提出当日の事。

 後でいいだろうと思っていた宿題を見つけたのが前日の午後11時。


 悲鳴を上げたくなりながらも必死になって宿題を解いていた。

 眠い目をこすりながら、今にも睡魔に襲われてそのまま眠ってしまいそうな、深夜二時ごろという丑三つ時。

 幽霊か何か出てきてもおかしくない時間だが、あいにくと街灯部屋の明かりのせいでお化けが出てくる隙は一部たりともないその場所で、寝ぼけて思考力が落ちた俺の頭に【女性の声】がした。


『もしもしこんばんは~聞こえていますか~』

「はい~きこえています~こちらはいまじたくでしんやにじをまわっています~」

『そうなんですか~、所で異世界で生活してみたいと思いませんか~』

「いいですね~」

『しかも特別な能力が開花してしまいます。どんな能力が良いんですか?』

「選べるんですか~?」

『ええ、その人の選んだものが能力として引きずられて出やすくなるらしいですよ~。まれに違う能力になっちゃう人もいるみたいですが』

「へ~。じゃあ俺は、『好きなイラストレーターみたいな絵をちゃちゃっとかける能力』が欲しいですね~」


 と俺は言った。

 何しろこんな深夜に女性の声が聞こえてくるという夢か幻聴かという状態である。

 だったら宿題を思い出す前に、


『このイラストレータとか漫画家の絵で、こんな光景が見て見たいな』

『でも頼むってどうするんだろう?』 

『絵ってどうやって注文するんだ?』

『そもそも受け付けているのか?』

『断られたり、好みと違っていたら失礼だしな……』

『費用どれくらいだ?』

『作家になったとしてこの人達に描いてもらえるとは限らないし……』

『だったら練習してこの人達のように描けるようになって、俺が見たい光景を描けるようになればいいのでは?』


 という理由で練習したがなかなかうまくいかない。

 明日寝て起きたら突然、神のごとき上手いイラストが描けるようになっていたりしないだろうかと思うが、現実は残酷である。

 でも、そんな能力が手に入ったらいいなと想像する自由はあると思う。


 というわけで俺はそれを伝えると、


『え、最高! ぜひぜひ私の所に来てください』

「ではよろしくお願いします」


 といった話をした所で、目の前に光が溢れて、眩しいと思って目を閉じて次に開いた時には……パジャマ姿で見知らぬ場所に立っていて、その後女神さまに言われるままに魔法の能力確認などをして、戦闘には向いていないと分かって女神さまの近くで色々やっていて……現在逃げだし、平穏な異世界ライフを満喫しようとした所で、爆発を目撃したのだった。

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小説表紙風イメージイラスト
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