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最強の番犬と黒き魔女  作者: しう
『操るもの』
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3章 14 魔物掃討作戦④

アンズの第3部隊から少し離れた所でゼンの第2部隊もゴブリンに遭遇しアンズと同じ結論に至っていた。見た事のない魔物、繁殖力の高いゴブリン、そして、そのゴブリンが森に入って間も無い所まで来ているという事は・・・


〘コチラ第3アンズ・・・そちらにも出たか?〙


「ああ・・・ゴブリンなんざいくら出ても兵士の訓練にもなりゃしないがな」


チリ特製通信用小型水晶・・・通信出来る距離は短いが魔力を流せば離れた相手と会話が出来る代物。その水晶からアンズの声が聞こえ、ゼンは懐から水晶を取り出して答えた


〘やはりそちらにもゴブリンが・・・。ゼン・・・ここは掃討作戦は中止して相手の規模を調べるのが得策だと思うが〙


「ざけんな。規模も何も狩り尽くせば終わりだろ?第3が引き返そうが第2はこのまま作戦を続行する!・・・索敵中だ、切るぞ!」


ゼンは乱暴に水晶を懐にしまうと振り返る兵士達を睨みつけて先を急がせる。第3部隊と違って兵士達が先を行き、兵士達が手に負えない魔物の時だけゼンの出番となる。今のところは兵士達のみで充分討伐出来ていた


「ゼン・・・」


「心配するな・・・これが最善だ・・・これがな・・・」


ローブ姿の心配する声を聞いてゼンは自分に言い聞かせるように答える。森はまだ序盤、ここから先どのような魔物が出てくるのか想像もつかず、ただただ不安に押し潰されそうになりながら行軍は続く




「ゼン!・・・ゼン!・・・クソっ!」


いくら水晶に語りかけてもゼンからの反応がなく、アンズは腰に付けたポシェットに水晶をしまい込む。第2部隊はそこまで離れていない為合流する事も考えたが先程の会話から方針を変えさせるのは難しいと判断し、とりあえずこのまま進む事にした


「だ、大丈夫なんですか?」


「第3が帰っても第2は帰らん・・・それに第3が掃討作戦から調査に切り替えても第2が暴れては意味が無い・・・それならば第2の負担を少しでも少なくする為にこちらも掃討作戦を継続させる他あるまい」


レンドの不安をよそにアンズは覚悟を決めて突き進む。まだ森の中腹にすら至ってはいない・・・昼までに何とか中腹までと歩く速度を早めた



時折出て来る魔物を倒しては進み、昼頃にようやく中腹まで辿り着いた一行。エロ兵士達が持って来たシートを手際よく広げると背負っていた昼食を並べ始めた


今回のような作戦の場合、行軍中に食べれるように携帯食などを持参して齧りながら進むのが基本だが、アンズは助っ人の4人に気を使い座って食べる事を選択した・・・が


「なに?今の・・・」


「悲鳴のような・・・第2の方から・・・」


微かに聞こえた悲鳴は第3の現時点よりかなり森の奥から聞こえた。急ぎアンズが水晶に話しかけるも音沙汰なく、断続的に悲鳴というより喧騒が聞こえてくる


「アカネ!クーネ!第2部隊に向かえるか?」


「構わないけど・・・マーナとステラも連れてっていい?」


「ん?ああ、構わないが・・・」


「ありがと!マーナ!もし燃え広がったらステラで消火して!」


「!・・・はい!」


「なるほどな・・・火事を防ぐ為か。道中食えるか分からないが弁当箱を4つ持って行け!」


「分かった!・・・行くよ!マ・・・クーネ!マーナ!」


アカネが声をかけると2人は頷き、悲鳴が聞こえた方向に走り出す。3人と1匹を見送った後、アンズは兵士達に向かって叫んだ


「ワイワイと食事って雰囲気でもなくなったな。各自1分で食べ終われ!食べ終わり次第少し第2寄りに進路を変えて奥へと進む!」


「はっ!」


兵士達は返事をするなりその場に座り乱暴に弁当を開けて食べ始める。レンドがどうすれば良いのかキョロキョロしていると1人の兵士に弁当を手渡され頷かれた


「は、はい!」


レンドは食べろって事と解釈してその場に座り弁当を掻き込む。ようやく食べ終わった頃には全員の準備が整い出発する直前であった


口の中に残っていたものを水筒の水で流し込み、慌てて片付けていると突然後頭部に衝撃が走った


「がっ!・・・なっ!?・・・」


後頭部を押さえ振り向くと、兵士の1人がレンドを見下ろしほくそ笑む。手には槍・・・その槍の柄で殴られた事を理解した後、意識は遠のき完全に失われた


「テリトウ!何を・・・」


異変に気付いたアンズが振り返りレンドを殴った男、テリトウを諌めるが他の兵士達はテリトウの行動に何も疑問を持たずただ立っているだけ・・・明らかにおかしい状況にアンズの槍を持つ手に力が入る


「お前ら・・・どうし・・・」


「隊長ー!!」


アンズの言葉を遮り、突如アンズに突進してくる兵士達。その表情がどこか普段と違うと感じ槍を構えるも兵士達は濁流となりアンズを飲み込んでいった──────





「下がれ!クソッタレ!・・・ウロン!」


ゼンが兵士達に指示を飛ばす。そして、腹を突き破られた兵士、ウロンに向けて手を伸ばすと引き寄せるように手を引いた。ウロンの身体はゼンの手の動きに合わせて宙に浮き、移動しようとするが、ウロンの腹を突き破った敵の前脚の部分が引っかかり抜け出す事は出来なかった


ウロンの腹を突き破ったのはスポイトマンティスと呼ばれる魔物。前脚2本が鎌の形状をしており、屈折した関節部分にはいくつもの突起が付いている。鎌の部分で突き刺した獲物の内蔵や肉を突起でまるでスポイトのように吸い取るのが特徴である


行軍中、藪の中に潜んでいたスポイトマンティスがウロンへと襲いかかり、長い前脚を振り回して背後から一刺し・・・咄嗟に他の者たちが救出に向かうも続々と出て来るスポイトマンティスにゼンが兵士達を下がらせた


「た・・・い・・・」


「待ってろ!」


鎌の部分が邪魔なら前脚ごと斬ってしまえばいい・・・ゼンは腰に2本、背中に2本差してある剣を『操』で操るとウロンを突き刺したスポイトマンティスに向かわせる。それを予期していたのか他のスポイトマンティスが庇うように前に出てゼンの剣を弾こうと鎌を振り上げるが・・・


「虫けらにしては連携取れてるじゃねえか・・・よっ!」


剣は最初から囮・・・ゼンの狙いはウロンが刺された際に落としていた槍。その槍を操作してウロンを突き刺していた前脚を切り裂いた


ギャッギャッ


えも言われぬ悲鳴と共に緑色の液体を撒き散らすスポイトマンティス。解放され地面に崩れ落ちそうになるウロンをゼンは再び引き寄せ救出に成功した


ゼンの特能『操』──────シンと同じく自分の魔力を流した物を操る能力。ゼンは事前に第2部隊の隊員の鎧と槍に魔力を流し、緊急時に操れるようにしていた


「備えあれば・・・って言うがその通りだな。しかし、スポイトマンティスとは・・・また繁殖力の高い魔物か・・・」


全長2m程のスポイトマンティスは前脚の鎌に気を付ければさほど脅威となる魔物とは言えない。が、ゴブリンと同じように繁殖力が高く、駆除を怠ると何千何万匹に膨れ上がる。もちろん魔物の為に器が存在し、魔獣の餌にもなってしまう


「治療を頼む。野郎共!一斉に・・・」


ゼンがウロンのが槍を地面に突き立て、フード姿に治療を頼むとスポイトマンティスを睨みつける。そして、兵士達に命令を下そうとした時・・・森全体が揺れた


「はっ・・・マジか!?」


森の奥からスポイトマンティス、ゴブリンがまるでスクラムを組むように押し寄せる


元来異なる魔物が徒党を組む事は有り得ない。余程知能が高ければ別だが、ゴブリンとスポイトマンティスが組んで人を脅かすなどあるはずがない。しかし、目の前の光景はそれを否定するようにまるで統率が取れているかのようにゼン達を取り囲み始めた


「ゼン隊長!コイツら・・・」


「ああ、聞いた事ねえが誰かが操ってる・・・最初のゴブリンが諜報、次にスポイトマンティスで奇襲・・・そしてお次はゴブリンとスポイトマンティスによる強襲ってか?」


兵士達はゼンとフード姿の治療を受けるウロンを守るように陣形を取る。その陣形を嘲笑うかのように数は増え続け、森はゴブリンとスポイトマンティスで埋め尽くされたのではないかと思えるほどだった


「後方に活路を開きます!ゼン隊長と奥方は開き次第抜けて下さい!」


「誰が奥方だ!謎のフード美女だ!・・・それにてめえらを置いて行くと思うか?」


「はいっ!」


「オッツ!てめえは生き残ったら殺してやる!」


再び舞う4本の剣とウロンの槍。ついでとばかりに周辺を縦横無尽睨みつける動き回り何体かの魔物の息の根を止める


「てめえら温存は止めだ!特能を使え!とりあえずここら一帯更地にするぞ!」


「森に罪はないのですが・・・」


「うるせぇ!比喩だ比喩!てめえらはさっさと・・・はっ、マジか!?」


突如明るかった森に影が落ちる。瞬間、視線を上げた者達の瞳には人が最も恐れる魔獣の姿が映り込む


「ゴブリン、スポイトマンティスと来てドラゴンかよ!飛躍し過ぎだろ!」


「確かに飛んでますね」


「オッツ!!」


のほほんとツッコミを入れるオッツを睨み付けると操作する武器を展開し守りを固める。ドラゴンと言えば強力なブレスを放つ可能性があり、それを防ぐ為であった


来るなら来い・・・覚悟を決めて下のゴブリン達を警戒しつつ上を見上げると予想外の出来事に眉をひそめた


「・・・ファイヤードラゴン?」


ドラゴンから放たれた攻撃はブレスではなくゼン達を取り囲むように作られた火で出来た輪っか。その火の輪っかがゆっくりと回転しながら地面へと降りてくる


「おい、ドラゴンってこんな器用な魔法を使うのか?」


「そもそも薄い水色のファイヤードラゴンが存在するかさえ甚だ疑問なのですが」


「・・・じゃあ、なんなんだよアレは・・・」


「・・・アカネ?」


ゼンが上を見上げて呆けているとゼンの隣に居たゼン曰く謎のフード美女がフードを外して姿を現す


「アカネ?ってシズク!?」


「あの火の輪っか・・・よく見ると蛇の集合体・・・それぞれが尻尾を噛んで出来た輪っか・・・恐らくあんな悪趣味な火魔法を使うのはアカネだけだから・・・」


シズクの読み通り火の輪っかが地面スレスレまで到達するとそこから拡がり、一気にゴブリンとスポイトマンティスを飲み込む


「うおっ!アイツここら一帯を更地にする気か!?」


「ゼン隊長の指示通りですね」


「アイツに指示した覚えはねえ!」


余熱で顔を歪めながら森が燃え盛るのを見て叫ぶとオッツは冷静に返す。ゴブリンやスポイトマンティスが炎に包まれた苦しみからか暴れ回り、森の被害が広がりそうになるのを見てシズクに目で合図した


シズクは頷き魔力を込めて水魔法を出そうとするが、それよりも早く上空から鳴き声が・・・見ると先程のドラゴンが口から水を吐き出し鎮火に当たっている


「・・・本当にあのドラゴン・・・味方かよ・・・」


「ファイヤードラゴンでないのは確かですね」


「うるせぇ!お前ら生き残りがいねえか調べて来い!特能使用を許可する・・・狩れ!」


「はっ!」


かなり大規模な火魔法だった為に生き残りは皆無であったが、念の為に調べさせるゼン。そして、降りてくるドラゴンを見上げてため息をついた


「・・・アイツ関連はいつも疲れる・・・」





ガンガンと音が鳴る。恐らく数分も耐えられないだろう・・・


アンズは今、自らの特能『魔糸』を使い球状の結界を作り出した。さながら繭のような状態で、突如襲いかかってきた兵士達の襲撃を防いでいたのだが、20名の兵士達がそれを破ろうと外側から攻撃を仕掛けていた


最初は槍でこじ開けようとしていただけだったが、次第に魔力や特能を使い始めた為に『魔糸』の結界は徐々に崩れていく


自分の心臓が驚く程大きな音を立てているのが分かる。『魔糸』の結界を壊す度にその音は増し続ける


息が荒くなり手が震える・・・このままではいずれ突破されると分かっていても身体が言うことを聞いてくれない


思い出されるのはチリと出掛けた時の出来事・・・あの恐怖が脳裏にチラつき、身体の震えが治まらない


男という存在が怖くて堪らなくなったあの日以来、触れられただけで拒絶反応が出てしまう。それを克服しようと自らを鍛え上げた時、今度は触れて来た相手を無意識に殴り倒してしまっていた


肉体的に強くなっても精神的にはいつまでもあの日のまま・・・そんな自分に絶望し、自暴自棄になった時期もあった


だが、それでもアンズは立ち上がり、精神的に鍛えるにはどうすればいいか考える


それが露出度の高い服や鎧を身に着ける事だった。男のやらしい視線には気付いている。その視線を克服する事で精神的に鍛えられるのではないかと思ったからだ


羞恥に耐え、勘違いして触ってくる男達をボコボコにして、どんどんと自分は成長していると思っていた・・・しかし──────


ガンガンと音が近付く。殺す気でやればアンズが遅れを取ることはなかっだろう。だが、アンズが取った行動は自衛・・・第3の兵士達を傷付けまいと取った行動ではなく、恐怖に駆られ結界を作り出していた


「まるで・・・変わってないじゃないか・・・」


震える手を握り締め、自嘲気味に笑った時・・・一際大きい音がして外側と内側の音が重なる・・・繭は羽化する前に破られた


「たいちょう・・・たいちょうー!!」


「──────!」


見慣れた顔のはずの隊員の顔が別人に見えた


少し空いた結界の穴を必死に拡げようとする・・・そして、腕を伸ばしアンズに触れようともがく・・・ワラワラと手が増え、その手に魔力が込められると一気に『魔糸』の結界は破壊された


「あっ・・・」


20名もの兵士が一気にアンズに押し寄せる


槍は取られ、鎧が強引に剥がされる


地面に押し倒され、下卑た笑いを浮かべる兵士達はあの日の男達と何ら変わりはなかった


隊長に就任する前から共に訓練し、討伐を行う日々


アンズが隊長になってからも変わらず接してくれた者達


たまに向けてくるやらしい視線も睨むと笑って誤魔化していた


でも今は・・・欲望の捌け口をやっと手に入れた事に喜び、乱暴にアンズを扱う・・・まるで物のように


アンズは抵抗することはなかった。ただ・・・


「お前らを・・・乗せるつもりは無い!」


残った魔力を手に込めて自らの心臓を一突き・・・自害するつもりだったが、それを止められる


「はな・・・離せ!!」


一人一人なら負ける事はない・・・しかし、数人がかりで両手両足を押さえられた時、アンズは完全に自ら動く事を止められてしまう


「たいちょう・・・あそぼう・・・」


「んー!!」


口を塞がれ、あらわになった胸を掴まれる。自害を阻まれ、全ての動きを封じられたアンズが次に出来る事は・・・心を閉ざすしかなかった


アンズは乗ってくる兵士達を見つめながら、心を閉ざす


心が壊れないように・・・・・・





「お前はいつも襲われてんな」


声がした


心のどこかで待ち望んだ声


閉ざした心は闇に閉ざされていたが、突如一筋の光が射し込み現実に引き戻される


「んー!」


「安心しろ・・・殺しはしない・・・だが・・・」


声の主、クオンが兵士達を押し退けアンズの上に乗っていた兵士を蹴り倒す


「流石に知り合いを泣かせた奴らに優しくするのは無理だな」


標的をクオンに変えて一斉に襲いかかって来る兵士達を殴り蹴り飛ばす。兵士達もアンズを襲う為か槍を手放していたので無手・・・クオンも神刀『絶刀』は抜かずに打撃で倒して行く


素手では勝てないと判断した1人の兵士が地面に突き刺した槍へと向うが、槍を掴んだ瞬間に倒れ込んだ


「もういい・・・お前ら全員寝とけ・・・」


クオンが能力を発動するとバタバタと倒れる兵士達。やがて場は静まり返り、全員が動かなくなったのを確認してクオンはアンズに近付いた


「・・・やっぱり・・・あの時も・・・」


あの日、誰かに助けてもらった。しかし、その誰かは結局聞かされなかった。さっきのクオンの『お前はいつも襲われているな』っという言葉であの日がフラッシュバックする・・・あの場にいたのはチリとクオンだということを


「特能を人に使ったってのを知られたら不味いと思ってな・・・子供心に嘘をついた」


「・・・なぜ今最初から特能を使わなかった?今は使う事に忌避はないのだろ?」


「・・・憂さ晴らし」


クオンは言うとクオン用に用意していたフード付きのローブをアンズにかける。アンズはそれをしっかりと握り締めクオンを見上げた


「前も・・・かけてくれたのか?」


「さあな・・・で、この状況は?気付かれないように離れて付いてきていたら突然これだ・・・ついに我慢出来なくなったか?」


「馬鹿な・・・それなら今まで何度も襲われている。突然彼を殴り倒して、まるで自制を失ったように・・・」


彼と言って離れた場所で倒れているレンドを指した。クオンはレンドを見て、アンズの言葉を繰り返す


「自制を・・・ね。ゴブリンと言い何か嫌な予感がするな・・・とりあえずレンドとコイツらが起きないとどこにも行けないか・・・アンズ、それまでの間に鎧を着けていつでも出れるようにしといてくれ」


「分かった・・・クオン」


「なんだ?・・・おい」


クオンがレンドの居る場所に向かおうとした時にアンズに呼び止められ振り向くと、アンズはローブを広げ裸体を晒す


「礼だ」


「さっさと着ろ」


真顔で言うアンズにため息をつきながらクオンは脳裏に焼き付いた裸体を振り払い、どう動くか思い悩むのであった──────



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