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ウサギ、ヒトになる。

0.力説

日常の疲れを癒してくれるもの、それは人によって違う。

スポーツですね。という人もいれば読書という人もいる。

けれど、この世で最も多いとされるのが、

萌えじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!

そんなことを叫んだら両側の隣人から壁を叩かれた。

1.可愛いものはどうなっても可愛い。

「ピョン助~聞いてくれよ~職場の上司がヒドイんだよ~」

こんな感じで毎日のようにウサギに愚痴ってるのは

ナカガワ マリ!普通の15歳!!

とは程遠い成川 柚子味、普通の22歳。

そして、こいつはタレ耳ウサギのピョン助。生後1年くらいのオスウサギ。

こうやって愚痴ってもピョン助が返してくれる言葉は一言だけだった。

「プー。」

ちなみにプーというのはウサギが機嫌がいい時に発する声だ。

こんにゃろ。私は金属製のケージの扉を開けてピョン助をひたすらモフる。

ムハァァァァァァア…このフワフワしまくってる毛!

もう私はピョン助をモフることが唯一の楽しみとなっていた。

アハァァァア…ピョン助…愛してる…

あ、こいつ、私の指を舐めてる。クッソカワイイ。

しかし、下には食べかけのコロコロとした黒い球体。(ウサギには食糞の習性があります。)

チクショー!でもカワイイからオヤツあげたる!

そんなこんなでピョン助と戯れていつのまにか私は寝てた。

そんなで迎えた憂鬱な朝。イヤに臭い。ケージは開けっ放しだ。そして足のあたりが生温かく湿ってる。

やりやがった…部屋は完全にピョン助の広々トイレと化してた…

そうだ、ピョン助モフろう。ピョン助~ピョン助~しかし、そこにいたのは、

成人したてくらいの男だった。(全裸)

よし、通報。私は携帯電話を手に取る。

するとその男は私に飛びかかって顔を舐めて来た。

ん?その時、私は気づいた。

この男、ピョン助の匂いがする…

まさか…ピョン助が…

あら、この男イケメンじゃない

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