表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/42

【絶対絶命】

 ヘリオス、マレス、ティアの3人は食堂で昼食をとっていた。


 ティアがヘリオスに「あんた最近張り切り過ぎなんじゃないの」と言った。ヘリオスは「俺は実戦経験少ないから、早く慣れないと」と答える。


 マレスが「俺は楽で良いけどな」と言うと、ティアは「あんたはもっと頑張りなさいよ!」とマレスに言た。そしてヘリオスには「頑張り過ぎて怪我しないでよ」と言った。そんな話しをしていると……


 ビー! ビー! ビー! ビー! ビー!


 ヘッドセットのスピーカーから「南南東の方角から敵接近中、至急現場に向かってください、新型と思われるので慎重にあたってください。」とカミールるからの指示があった。


 ヘリオスはカレーをかき込み、流し込む様に水を飲み干すと、食堂を走って出て行った。


 マレスが「まだ飯食ってんのに」と言うとティアが「いいから行くわよ!」と食堂を出て行く。マレスが足元に落ちている小さなポーチに気付き「落としてんぞ〜」とそれを拾うとティアの後を追った。


 ヘリオスが敵を発見し『何時もの黒いやつより1回り以上大きいぞ!』と思いながら本部に連絡を入れる。


 本部に繋がると、ヘリオスは「敵を発見、何時もより大型の青いやつです、近くに黒いやつの姿は見あたりません」と報告した。


 『1機だけなんて、それだけ自信があるのか? とりあえず打撃で仕掛けてみるか』とヘリオスが考えていると青龍の方から打撃を仕掛けて来た。朱雀は、青龍のパンチを左腕で受け流し、青龍の腹部へ1撃を繰り出した。何時もの黒龍であれば、この1撃で沈むのだが、青龍には大したダメージも無かった。 ヘリオスは「こいつ強い!」と青龍との距離を取った。


 そこへ白虎が追いた。そこから青龍対朱雀、白虎の打撃戦が始まった。


 ヘリオス達がいつに無く苦戦を強いられていると、ティアが避難誘導を終えて到着し「たかが1機に何やってんのよ!」と言った。


 ヘリオスは「こいつ黒いやつより強い!」と言うと、ティアは「そんなやつあたしが撃ち落としてやる!」と青龍めがけ玄武がクリスタルアローを撃ったが、青龍にあっさりと避けられてしまった。


 ティアは「こいつ図体のわりに早い!」と言って打撃戦の差中へ飛び込んで行った。


 白虎が打撃を仕掛け離れる際、朱雀がヘルサイクロンを撃つが、またしても避けられてしまう。


 次にティアが攻撃を仕掛けるが、突然「痛い!」と言ってティアが頭を抱え玄武の動きが固まった。その瞬間、玄武は青龍の1撃を喰らってしまった。玄武は真っ逆さまに墜落し、地上へ叩きつけられた。


 マレスが「どうした?!」ヘリオスが「ティア大丈夫か?!」と2人がティアに声を掛ける。2人のヘッドセットのスピーカーからは、ティアの「頭が…… ギャァァァー」と言う叫び声が響いた。ヘリオスが「早く薬を!」と言うと、ティアが「薬がないのー!」と錯乱した声で言った。


 マレスは食堂で忘れて行った小さなポーチを思い出し「これか?!」と中を確認すると薬の様な物が入っていた。マレスは「直ぐ持って行くから待ってろ!」と言うと玄武目掛け1直線に降りていった。


 ヘリオスはティアに気を取られている隙に青龍の攻撃を受けてしまう。マレスが「ヘリオス大丈夫か!」と言った。ヘリオスは「こっちは大丈夫です、それより早くティアのとこへ」と言った。


 しかしティアの事が気になって戦いに集中出来ないヘリオスは、更に敵の攻撃を受けてしまった。


 白虎が玄武の前に降り立つと、マレスはティアにポーチを渡そうと、白虎から降り、白虎の掌に乗った。マレスは「直ぐに持って行ってやるからな」と言うと白虎は玄武の前に手を差し出した。


 玄武から白虎の掌に光が指すとティアが苦しそうに降りて来た。


 薬を飲むとティアは「ありがとう…… 助かった」と言った。マレスは「お礼なんて、いつに無く素直だな」と言った。何時ものティアであれば悪態の1つでもつくところだが、何も言い返さなかった。


 マレスは「あいつの相手は俺達でやるから、お前は休んでろ」と言った。ティアは「大丈夫、少し休んだら合流する」と言って玄武に戻って行った。


 マレスはティアが戻るのを見届け「ヘリオスの援護に戻るぞ!」と言った瞬間、ヘリオスの「危ない!」と言う声が聞こえた。


 次の瞬間、青龍の放ったビームが白虎に迫っていた。それに気付いたティアだったが、玄武の手をマレスの前に出すのがやっとだった。


 マレスは直撃は避けられたものの、その衝撃で吹き飛ばされ、地面に強く叩きつけられた。


 ティアは玄武を降りると、マレスに掛け寄った。ティアは「マレスが敵にやられた、アレス急いで救護班を!」と叫んだ。


 ティアは動揺した様子で「あたしの為に…… マレス目を開けて! アレスお願い、急いで!」と言った。


 アレスは「俺も行く!」と救護機に乗り込み『神様どうか兄貴を助けてください……』と祈った。


 ヘリオスは「俺がちゃんと青龍と戦えてたら…… 俺が戦いに集中しなかったばっかりに……」と自分を責めた。そして、狂った様に青龍を攻撃した。


 地上では、救護班がマレスの元へ到着していた。マレスの側でティアは「あたしのせいでマレスが……」と泣きじゃくるだけだった。


 救護班が「ティアさん少し離れてください!」と言ったその時、マレスの腕から黄金の龍が抜け落ちた。


 救護班はマレスの心肺停止を確認し「まずい、急いで救護機に乗せろ!」と言った。


 アレスは救護機にも乗らず、うつむいて立ったままだった。俯いたまま「ティア! お前はここで何してるんだ!」と言った。ティアが顔を上げると、アレスのあごから落ちる雫が見えた。


 アレスは「お前の仕事は何だ?」と聞いた。ティアは「みんなを護ること……」と泣きながら言った。


 アレスは「だったら早く行け! お前には玄武がいるだろ、俺の代わりに兄貴の仇を取ってくれ!」と悔しそうに言った。ティアはコクっとうなずき「玄武」と呼ぶと、玄武にのり飛びたった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ