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六日目[冷笑]後編

焦りはない。

ただし苛立ちはあった。

思えば、自分は記憶がないのだ。

僕、箭内健は自らがどうなるかを考えていた。

答えは、分からない。

記憶のない自分には、家族も分からない。

そもそも、その家族がいるのかさえ分からなかった。

怖い?

そうは感じない。

かといって悲しいとも考えられない。

何かと、自らが孤立する感覚を僕は味わってきた気がする。

慣れ、なのだろう。

寂しさや虚しさを感じる感覚を何処かになくしてしまったのかもしれない。


“俺が無くしてしまったものを君は探し出せるだろう”


ふと、遥さんの遺書を思い出した。

彼も似たものを失ったのだろうか。


心。


ある人は作り出そうと求め、

ある人は操ろうとした。


そんなものを、僕等は求めているのだろう。


途端に、何とも言えない感情が沸いてきた。

始めはこれが悲しさや虚しさかとも思った。

でも、それとは全く別物の感情。

自分が何かを求めているような、渇望にも似た感情。

何を求めているのかは分からない。

それでも、確かに欲している。


ならば、僕は全て終わったあとに変われるだろうか。

犯人を追い詰めるために僕は・・・。

この事件を終わらせるために、“救わない”。


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