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[長編/連載中]『絶望高校帰宅部』――個性がゲシュタルト崩壊しているお馬鹿で愉快な青春劇

 今回は、楽しく愉快で笑いが止まらない、ハイテンションな現代青春劇を紹介したいと思います。


 タイトルは『絶望高校帰宅部』。

 これは、八十一町にある、平凡にして何のとりえもない高校である八十一高等学校に入学した、ごくごく平均レベルな少年の日常を描いた物語なのです。



 こうやって書くと、何一つ特徴的なことがない地味で淡々とした、あるいはハートフルでちょっと胸きゅんなストーリー的なものを想像するかもしれませんが、そうは問屋が卸さない。

 何しろタイトルが『絶望高校』。この名の通り、物語の舞台となるこの高校は、絶望の名を関するに相応しい、とんでもない学校なのです。


 いったいどれほど絶望的な高校であるのか、これからとくとご説明いたしましょう。



 まず第一の絶望が『男子校』であること。

 そう、男子校なのです。クラスメイトの女子生徒と机を並べ、部活に行事に協力し合い、きゃっきゃウフンとあんなこと(社会)やこんなこと(数学)を勉強する展開が一切発生しない男子校なのです。

 もちろんいるのは男子生徒ばっかり。むさ苦しいばかりで華の欠片もありはしない……と思いきや、意外とそうでもなかったり。これについては後ほど軽く。



 そして第二にして最大の絶望が、この高校にいるのは『バカ』ばっかりであるということ。

 『バカ』と言っても、ただの『バカ』じゃありませんよ。

 頭が悪いとか、記憶力が悪いとか、そんな可愛らしいもんじゃない。

 突拍子もなく、後先考えず、行動力がありすぎる、そんな途方もない愛すべきお馬鹿たち。

 彼らが集うこの高校において、もはや平凡な日常など望めるべくもない!

 「聖戦ラグナロク」に「新人狩り」に「ポロリ事件」などなどなど。

 彼らが巻き起こしたり、巻き込まれたり、伝統だったり、伝説だったりする様々な事件やイベントが次々と発生し、いつしか『非日常』が『日常』となっていくのです。


 そんな日々を彩るのは、もちろん個性豊かな登場人物たち。

 成績も運動神経も良いのにちょっと天然の入ったイケメンや、肉体美の誇示に余念のない気のいい筋肉馬鹿。可愛いけどあざとい女装少年。古臭くても最強な応援団に、八十一町の生きる伝説。只者ではない教師陣。

 出てくる登場人物の誰しもがあまりにも個性的過ぎて、個性がゲシュタルト崩壊するレベル。


 ようするにこの物語は、とんでもなく個性豊かな登場人物たちが、唖然とするほどに愉快なバカをやらかしながら日常を送る、そんな楽しい青春活劇なのです!


 八十一町に引っ越してきた主人公・一之瀬友晴は、おバカなクラスメートや友人、先輩たちに振り回され、時には振り回し、いつしかおバカで知られる八十一高校においてすら長く語り継がれる「一之瀬レジェンド」を築き上げることになります。

 

 恋に、勉強に、学校行事に、スポーツに、アルバイトに、大騒ぎしながら駆け抜ける彼らの青春。

 馬鹿馬鹿しいと腹を抱えて笑いながら、ちょっと仲間に入ってみたいとそんな風に思える、大変愉快で面白い物語なのです。




『絶望高校帰宅部』/ 南野海風様 (http://ncode.syosetu.com/n4081bb/)

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