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[長編/連載中]『愛で見つけてみせましょう!』――愛と謎に包まれた愉快な現代コメディ

 命短し、恋せよ乙女。


 恋する女の子は誰もが可愛いものだけど、どうせ応援するなら元気で、

なおかつ面白い子がいいなと思うのは、私のわがままでしょうか?


 ということで、シトラチネさま現代恋愛コメディ「愛で見つけてみせましょう!」のご紹介です。



 

 莉子ちゃんは突然お遍路さんの全国制覇に向かってしまった両親に置いてけぼりにされてしまった高校二年生。

 呑気で突飛なご両親に少々がっくりきながらも近所のスーパーでアルバイトを始めた訳ですが、そこで運命の出会いを果たします。


 あまりの魅力に腰砕けになってしまう莉子ちゃんなのですが、このご両親にしてこの子あり、とはよく言ったもので惚れる基準が何だか人とは違っておりました。


 莉子ちゃんは理想の骨格と巡り合ったのです。


 ……そうです。骨です。


 だけどその骨…いやいや、その人にはどうやら素敵な彼女がいる模様。

 その傍らにはボーイッシュな正統派美少女さんがいらしたわけですが、どうやら美少女ではなく美少女風美少年だったようです。


 不思議なカップル(というかコンビ?)は無事落し物を見つけてお帰りになったのですが、莉子ちゃんと彼らのご縁はこれで終わりにはなりませんでした。


 なんと彼ら、律季さんと大牙さんは莉子ちゃんの同じ学校の先輩で、バイト禁止の弱みを握られてしまった彼女は同棲中の彼らのおうちのメイドさんをする事になってしまったのです!


 そんなこんなで始まった、どこかずれてる莉子ちゃんと彼らの三角関係。

 しかも彼らは律季さんの人の生命波動をキャッチできる得意技を使って、探偵家業を営んでいるご様子。


 お二人のラブラブなご様子に時にはノックダウンされながら、それでも一緒にお手伝いしているうちに、莉子ちゃんは段々彼らのうちに秘められた悲しい過去に気付いていくのでした。



 

 と、大雑把にまとめてしまいますとそんな感じのストーリーなのですが、このお話のなにが魅力的かと申しますと、やっぱり登場人物の豊かさではないでしょうか。


 我らが主人公の骨フェチ・莉子ちゃんを筆頭に、サイケ・メタリックの可愛い紳士・律季さん。ミスター下顎骨のバナナ猿(苦笑)・大牙さん。

 そしてバラエティー豊かな依頼人の方々も加わってコミカルかつハートフルな物語が展開されていくのです。


 また単にほのぼのなだけではなく、少しずつ匂わされる切なげな過去にも注目です。

 どうして彼らが探しモノ屋さんを営むようになったのか。

 そして妙に鋭い律季さんにとって莉子ちゃんはいったいどんな意味を持っているかも、私としてはかなり気になるところだったりしますし。

 ああ、どうか彼らの胸に潜む闇に、天然で能天気(笑)な莉子ちゃんの存在が光を与えてくれますように。


 さらにもう一つ、忘れてはならない作品の大事なポイントは愛の伝道師・律季さんの含蓄のあるお言葉。

 春の小川のせせらぎのような柔らかで穏やかな美声から発せられるお話は、依頼人の心だけではなく読者である私たちのハートもがくがくと揺さぶるのです。

 


 「愛で見つけてみせましょう!」をキャッチフレーズに、今日もそんなこんなでサイケ・メタリック探偵社は行くのです!



 

 しかし余談ながら、大牙さんより「ふふふっ」の笑顔が素敵な律季さんに私としては惚れ込んでしまっているのですが、莉子ちゃんはやっぱり下顎骨がいいのでしょうか? 不思議です。



『愛で見つけてみせましょう!』/シトラチネ様 (http://ncode.syosetu.com/n4388v/)



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