凱旋・お色通り
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その日も幾は店に立った。
「お待たせしました」
幾が客たちの席に現れると、どっとざわめく。
「おお、幾じゃないか」
「これが噂の幾?」
幾の名を知る者も知らぬ者も、とにかく幾の美貌を認めるのだ。
客は団体で会社の集まりと見られる。年配が多いことから重役たちだろう。
「はっは、美人だろう? 私の娘だ!」
その中の社長と見られる人物が幾の肩を思いっきり叩いて冗談を飛ばす。一瞬幾は体の激痛を訴えそうになったが、こらえる。周りの重役たちも笑う。
「またまたぁ」
その冗談に仕方なしに乗るのも幾の仕事だ。
京都市に昔から伝わる、お色通り。この通りの界隈には今でも女性が男性を歓待する店が多い。
市も対策を講じようとしていないわけではなかったし、事実そのような案も出た。しかしその条例が施行されることは無かった。このお色通りは良くも悪くも市の中の振興地域であったし、市議会議員の中にもここの常連は多かったからだ。
幾は20歳の時家出をしてから、このお色通りの住人となっている。下働きから始めてもう今年で7年になる。経験が物を言う世界で彼女はめきめき頭角を表していった。客への誠心誠意の奉仕と美貌という大切な要素が、彼女の場合誰よりも優れていたのだ。
お色通りの店にも格があり、格の高い店に集まる女性たちは無論レベルが高い。そして給料も高い。女性の美貌も永遠ではない。そういう意味でのレベルの高い女性をレベルの高い店は求め、レベルの高くない女性は店を下げていく。厳しく下賎なこのルールの中で生きられなければ、お色通りで生きていく資格など無いのだ。
そして幾のいる店――「第一色商」はお水大手チェーン「色商」のナンバーワン店舗であり、お色通りの中でも一番名が通っている。ここのレベルの高さはただものではない。採用も行ってはいるが合格する者はほとんどおらず、この店に入りたければお色通り暮らしを余儀なくされることが多い。幾のような絶世の美人でもそうなのだから、他の大多数の女性にこれがあてはまらないはずも無かった。
「またいらしてくらはいな」
店から飲んだくれながらも出て行く客を見送って、彼女は近くの席に適当についた。するとその机にお茶が置かれた。
「幾さん、お疲れ様」
職場仲間で、幾の少し先輩の百合である。彼女もまたトップクラスの美貌を誇る。
「ありがとうございます」
渡されたお茶を熱いうちに、幾は飲み干す。
「あらあら。そんなにさっと飲み干しちゃったら、天下の色商嬢のメンツが台無しじゃないの」
百合にたしなめられるも、幾は言い返した。
「でも次のお客さんもいつ来るか分からないから……」
「そうね、幾は本当に忙しいもんね。私たちの職業なんて今のうちに稼いでおかないと、もう稼げないからね。時間の経つのは本当に早いわ」
「え……」
驚いた顔で幾は百合を見上げる。
「いきなりどうしたんですか、そんなこと」
話が煮詰まろうと言う所で扉が開いた。入ってきたのは幾目当ての常連客だった。
「ほら、お客さん。話は後でするから」
百合にせかされ、幾は一礼すると客の所へ向かった。
朝4時。店も閉め時を迎える。後片付けはボーイたちに任せて、女性たちは上の階の宿舎に上がる。
「百合さん」
幾は気になっていた話の続きを聞くために、百合のところへ向かった。
「話の続きを聞きたいんですが」
百合はうなづくと、業務用の鉄階段のほうへ向かう。幾もそれについていく。
「私、今月いっぱいでこの店を離れることになったの」
幾の表情は一変した。この通りで店を離れる、ということは意味することは一つしかなかった。幾はそれをゆっくりと発音する。
「……トレードですか」
「そう」
百合も落ち着いている。
「『第二色商』とね。第二なんて久々だわ」
百合は第二で実力を伸ばした女性とトレードされるのだ。逆に百合は第二に「戻る」。
「もう、29だしね」
「まだ、じゃないですか」
「甘いわ」
百合の厳しい声が、幾の慰めをピシャリと遮る。
「この世界では年は関係ない。私の実力だって落ちたわけじゃないと思うわ。そうじゃなくて、私の実力を上回る人が出てきただけ」
「百合さんでさえですか」
百合は何も言わずに宿舎に帰った。
階段に一人残された幾はいろいろ考えた。もうすぐ幾は28になる。百合とそう年が離れているわけではない。だから彼女のトレードの宣告は幾にとって、決して他人事ではなかった。自分にもいつかその時は必ず来る。それは避けられないのだ。
「そういえば……」
幾は思い出した。自分が下働きから脱却して初めて商売嬢として働いた店で、仲の良かった店長に言われたことである。
「お水ってね、ある時ぐんぐん出世してずんずん落ちぶれていくの。だからきちんと引き際を見極めなきゃならないよ。この世界から幸せに身を引くには二つの方法がある。早めにいい人を見つけて結婚すること。早めに普通の仕事について社会的に一からやり直すこと」
まだ何もわからなかった幾はその時こう質問した。
「それだったらいい人を見つけて結婚する方が、断然幸せじゃないんですか」
その時の答え方は今の百合の態度に近かった。
「甘いね。いい人って言ったってこういう店に来る人じゃダメだよ。お水なんだからよほどのことがなけりゃ金に釣られることはあるまいと思うけど、そう簡単に、本当にいい人は見つからないもんなんだよ。でもね、我々お水には不憫なことに出会いの場は店しかない。店が出会いの場としてふさわしくないということは、出会いの場はない」
その日の幾は引き際のことが、寝るまで頭から離れなかった。
夕方6時。今日もまた開店の時間である。いつにも無い暗い表情で百合と幾は開店準備にいそしむ。
けれど自分の仕事は仕事。余計なこと――幾にとってはとても大切なことだが――を勤務時間に考えなどすれば、余計引き際は近くなってしまう。仕事中はいつも通り振舞っていた。
その客は夜9時頃に姿を現した。
扉の鐘が鳴る。新しい客が来た。幾は席から腰を浮かせた。案の定幾目当ての客だった。しかし客の様子はいつもと少し違った。常連客の隣に見慣れない男が一人いるのだ。その男は大慌てだが、常連客はそれに構わない。
「ほら、この方が幾さんだ! 綺麗だろう? 幾さん、席を用意して」
「あ、はい」
幾は空いている席を探そうとする。そして常連客の隣の男はこらえきれなくなったのか、とうとう声を荒げた。
「こんな所に興味はない! だいたい何の用だ! こっちは父の話で兄さんといろいろ話もしなきゃならないし、失礼する!」
その男は帰ろうとする。常連客はそれをつかんで、連れ戻す。
「まあそう急ぐな。もちろん女遊びに来たのではない、話があるんだ。とりあえず話そうじゃないか。このお嬢さんは綺麗だろう」
「そりゃ、こういう商売をやっているんだから不細工ではなかろう。しかし私は興味がないと言っているんだ。離さないか!」
男は常連客を睨み、つかみかかる。そして空席を案内しようとする幾を睨んだ。
ところが男は初めて幾をまともに見たのだろう。男はしばらく幾を見つめると、常連客をつかむ手の力が緩んでいった。
「ほら、美人だろう? 幾さんの美貌に免じて話を聞いてくれないか」
男は肯定もせず、否定もしなかった。二人は幾の案内についてきた。
男の名は山川誠也といった。常連客の方は酒をついでくれた幾に礼をすると、山川に向き直って話を始めた。
「話というのは他ならぬお父さんのことだ」
「だからそれでもめているんだ。忙しくてここにいる場合じゃないんだよ」
「あの……どういう話なんでしょうか」
幾も話に入ろうとする。
「あ、幾さん。ええとですね、これは僕のダチで山川黒男市長の次男なんですよ」
「山川市長の息子なんですか」
「ええ、まあ」
山川はおぼつかない返事をする。
その時幾はピンときた。
「でも山川市長って確か……」
「先月亡くなりました」
幾が言わんとした先を常連客が言った。
「はあ」
「まさにそれについての話を今お前にしようとしていたんだ、山川」
山川はより一層不機嫌な顔をしてそれに答えた。
「俺に選挙に出ろと言うのではあるまいな」
「え!」
と幾が驚くよりも先に常連客が苦笑した。
「鋭いな」
「選挙なら兄が出る。俺は次男だし、後援会の手伝いをする」
「そんなことを俺が知らないとでも思うか?」
山川は急に黙りこんだ。これ幸いとばかりに常連客は言いたいことをようやく口に出す。
「山川市政は大変評判だった。それを表すように彼は5期連続で市長を務めた。君の兄は基本的に同じ路線で市政を進めようとしている」
「俺も同意見だから構わない」
山川はみるみるうちに不機嫌になる。幾がいなければ既に席を立っていたことだろう。
「とりあえず話を最後まで聞け。ところが山川前市長も君の兄さんも困ったところがある。それは色好みだ」
「……それはもっともかもしれない」
山川はこれを否定しない。それどころか賛同しているようにも見える。
「そこでお前だ。そんな二人に無かった改革路線を作ることができる。この店にわざわざ連れてきたのも、お前の性格を再確認するためだった」
「早く先を言え。いちいち話を止めるな。その改革路線って何だ」
常連客は声の大きさを一層大きくして言った。
「市道62号線、通称“お色通り”の風俗店の取り締まりだ」
店中が静まった。
「おい、お前」
今まで冷静だった山川は幾と常連客の男の交互に目をやって慌てた。
「風俗店で風俗店の取り締まりの公約を宣言する馬鹿がいるか!」
「それくらい堂々としていなければ政治家も務まるまい」
逆に男の方が今度は冷静になっている。
「しかし……」
幾はこの山川という男の人間性に好意を持ち始めていた。文句をいろいろ言っても人情を通し、やることはやるのだろう。そうでなければ、この男がここまで山川を信頼するはずがなく、頑固であるならばお願いすることもないだろう。ところが、あくまで一線を越えないのがこの仕事の性質だ。
山川は、考えておくという曖昧な答えを残してその日は店から出ていった。男は残っていたが、やがてすぐ帰った。
次の日、山川は店に再び来た。それも一人で。
「あ、これはどうも……」
山川は目のやり場に困った風をしていた。
「こちらどうぞ」
幾は席へと案内した。
昨日とはうって変わって、他愛のない雑談をする。山川という男は幾にとって理想の男性だった。相手をする幾も思わず楽しくなる。
実を言うと一人の客を相手するのは久々だった。第一色商に来てから本当に皆無で、下のランクの店にいた時を思い出す。あの頃は一人の客を相手にする方が常だったというのに。
そんなことを考えていると百合の話が自然と思い出された。下のランクの店とトレードされたら、またこういう形に戻ってしまう……普段の仕事でたとえこのようなことを思い出してもなんとか意識の外に追いやる幾であったが、山川を相手にしている今は感情を出しても構わなく思えた。出したかった。
だから幾は話の途中で、涙をこぼした。
「あれ、何か気分を悪くされましたか? それとも昨日のことで何か……」
幾はぶんぶんと、激しく首を横に振る。違う、と口に出したくても全ては嗚咽となって漏れるばかり。
ようやく幾も落ち着き、口を開く。それでもまだ声は枯れていた。
「山川さんのように、一人のお客さんを相手することは少ないんです」
山川ははっとした。
「そうなんですか……じゃあ私は場違いでしたか?」
「そういうわけでは決してありません。けれどもこういう店に来る方は集団でお酒をたくさん頼む方たちが多いんです。一人客を相手するのは下積みの頃にすることが多いです。私は下積みの頃を思い出して……」
辺りがまた段々と静かになっていくが、山川は構わない。
「でも、下積みの頃のことを思い出さなくても……いや感傷にひたることもあろうかとは思いますが、今の幾さんの身分ならば」
「お水の世界は厳しいんです」
百合と同じことをしている幾が、そこにいた。
「いつか美貌にも終わりが来ます。自分より優れたお水嬢がいつか来ます。そうしたら私はこの店からいなくなって、また下積みの頃の店に戻るんですよ。一度転落が始まればそこまで。私はこのお色通りで生きていくことはもう出来ません。なおかつ私は家出した人間なので……」
百合がずかずかと、二人の席にやってくる。そして百合の手が幾の頬に飛ぶ。
「お客さんに何てことを言ってるの!」
百合はすごい剣幕で幾をまくし始めた。
「いえ、構いません」
山川は百合を静かに押さえた。客である山川がそういうのであれば、百合も文句は言えない。
「お話、伺えて嬉しかったです。何より決心がつきました」
「決心?」
幾が顔を上げると、自分の目を強く見つめている山川の顔があった。
「私も市長選に出馬します。私はこのお色通りを潰します。このような非人道的な商売はよくありません。それがぽつぽつとあるのならまだしも、このような通りに当たり前のように並んでいるのはよくありません」
もう周りは静まっていた。
「でもご安心下さい。私はあなたを迎えに行きます。あなたがこのお色通りでの人生を終える前に。だから幾さんも……選挙まで私を応援してください。お願いします」
幾はただただ何も考えることはできず、はいと答えるので精一杯だった。
それからは非難の嵐だった。百合からだけではない。他のお水から直接的にも間接的にも今までにない非難を受けた。
そしてそれだけではなかった。
「幾ちゃん、君明日から第二に移ってもらうことにしたよー」
その間抜けな声は店長だった。幾は驚いた。
「そんな……そんなの困ります」
「こっちはもっと困っているのが分からんか!」
店長も怒っていたのだ。
「あの男にお前が変なことをぺちゃくちゃ話すから、あの男の気を変に立てた! このお色通りが無くなってもお前は構わないのかもしれないが、こちとら死活問題なんだよ!」
「それは私にとっても同じです!」
幾は懸命に反論したが、店長にはわずかも届かなかった。
「だったら何故止めなかった!」
店長は少し話すのをやめて、息を整えた。
「とにかく、明日から移ってもらうから。君の大切な百合ちゃんは代わりに助かるわけだし、いいだろう」
「本当にそれは困ります。あの方の約束を無視することは出来ません。私は選挙までここで待ちます」
「何を勘違いしているのかは知らないが、この商売での男との関係はあくまでタイムサービスだ。その男とどんな約束をしてもそれは仕事上であり、いつかはこの店に利益が来ることを前提としているんだ。お前とあの男との約束はこの店に何の利益をもたらさない」
「でも……」
幾はひるまなかった。どんな力にも屈しなかったのは、幾の人生の中で初めてのことだ。家の中の圧力に負けて家出し、世の誘惑に負けてこのような世界に入ってきた。幾はいろんな力に振り回されて生きてきた。今、ここでこらえなければ変わることは出来ない。そう幾は感じたのだ。
「じゃあ、勝手にしろ。市長選挙までいるがいい。だが選挙が終わったら、本当にこの店を出てもらうからな。あの男が勝てるはずがあるまい。このお色通りを敵に回したのだからな……」
店長は不敵な笑みを浮かべながら、幾の前から去った。
次の日から幾を指名する客はいなくなった。幾を指名していた客はいくらでも来るが、誰も幾を指名しない。前まであれほど惜しんでいた休憩時間を、今は惜しむ必要が無い。選挙まで2週間の辛抱だ。当然ながら山川も今頃選挙活動で忙しいだろうから店には来ない。それでも構わなかった。幾は山川のために、どんな辛抱でもする。山川の迎えが来るまでと、その後の人生ならはるかにその後の人生の方が長い。だから……と幾は自分に言い聞かせた。
そして2週間後、選挙は終わった。閉店後の夜明け。
「選挙速報が来たぞ」
店長は静かに幾のもとに速報を置いていった。幾は目を市長選挙の欄に移す。
平成18年11月26日執行 京都市市長選挙結果速報 (開票率96%)
当 山川宏明 201589
山川誠也 187203
赤谷幸太郎 45157
「……負けた?」
幾の目から涙がこぼれる。2週間前とは明らかに違う涙、悔し涙。
「惜しかったとは思うが、約束は約束だ」
今日までの中途半端な報酬を入れた封筒を幾の前に店長は置いて、笑った。
すると店の扉が叩かれた。それも強く。
「ん?」
店長と一同は静まった。閉店時間を過ぎているので客ではないだろう。今扉の前にいるであろう人物を幾以外皆は知っているのか、心なしか顔が青ざめたように幾には見えた。
店長は何もしないでいたが、やがて強い勢いで扉は開かれた。
「お色通り会会長・第一色商店長小町良助はいるか!」
そこにいたのは5人の京都府警だった。幾だけでなく、女は皆店長を見た。
「私だが?」
店長は至って落ち着いている。一人の警官が前に出て、紙を突き出す。
「逮捕状だ。京都市長選候補・山川宏明との公職選挙法の共犯の容疑で署まで来てもらう」
「分かりました。みんな、店は頼んだよ」
店長は他の四人に連行される。
「他の方たちも余計に動かないように。今日は営業を停止した方がいいでしょう。お色通りの中枢がいなくなるわけですし。処分についてはじきに選管が下す」
逮捕状を突き出した警官はそう言って、他の警官たちに続いた。
朝、京都のローカル新聞の配達バイクの音が遠ざかる。
皆寝静まった頃、幾だけは複雑な気持ちでただ一人店の中に残っていた。もしかしたら、という思いを胸に。でも新聞は読めない。同じ衝撃を二度受けるかもしれないからだ。
幾もさすがに少しうとうとして、朝8時になっていた。幾は水でも飲もうとして立った。客がいない時の店は信じられないほど静かだ。その分外の喧騒も聞こえてくる。そしてその喧騒はいつもとは明らかに異なっていた。水を飲むのを忘れて、幾は窓を開けて顔を出した。
通りでは地元の新聞社たちが新聞を配っていた。おそらく号外だ。
幾は考える前に、外に飛び出していた。
外に出た幾が受け取った号外には、お色通り会との癒着による山川の兄の選挙違反。そして僅差で敗退した山川の繰り上がり当選のニュースが書かれていた。
幾は表情を光らせた。そして店へ戻ろうとする。
すると大きな音が通りの向こうから近づいてきた。
「京都市長候補、山川誠也でございます。京都市長候補……」
その音は近づき、その音の発信源の車は幾の目の前で止まった。
選挙カーから降りた山川は幾を抱きしめて、
「遅くなりましたが、お約束通りお迎えに上がりました」
もう一回、幾は涙を流した。
選挙キャンペーンのサウンドを止め、幾も選挙カーに乗る。車が発進すると、周りの羨望の視線を浴びる。そして幾は実に8年ぶりとなる通りの外の景色をようやく見ることが出来た。
28歳になったその日、最も幸せな方法で幾はお水の身を引いた。
「凱旋・お色通り」
ご読了ありがとうございました。
大変申し訳ないことに、色が浮かびませんでした。
というわけでお色気攻撃です。
自分としても異色の作品でかつ、一番長い短編です。
少し展開が無理やりな恋愛ですが、いかがでしたでしょう。ご意見ご感想お待ちしております。佐乃海テルでした。