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【プロットタイプ】親に対するお世辞、建前

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

私の精神は、悪い意味で大人だと思ってます。

家族であっても、お世辞や建前を忘れた事はありません。


私の親は、良い意味でも悪い意味でも人間だった。機嫌が良い時は私に対しても優しい。苛立っている時には八つ当たりをする。そうして『やった事』を容易く忘れてしまう。

――勉強してんの? 偉いジャーン☆

――そんな気持ちの悪い絵、書かないで。

人間、そんなものだ。私が親と同じ目にあった時、同じ様にしないとは限らない。きっと同じ様に一喜一憂させて、戦々恐々させるのだろう。

ただ、家族に対しても、お世辞や建前が必然的に増えた。そうして分厚くなった殻は、今でも溶ける事の無い私の鎧となっている。


私が大学時代の時に、レジ打ちをしていた。勿論、沢山の子供や子連れを沢山見てきた。大抵はお菓子を渡すと去って行くが、それ以外の子もそれなりにいた。

例えばこんな子。レジ打ち台に少し頭を近付けて、文字盤を気にする。

レジというのは早く、正確に、がモットーなので、子供の頭部という物が近くにあるだけで僅かに能率が落ちる。物を通過させ、置く時にやはり気を使う。

其れでも、あんまりとやかく言いたくは無かった。見ず知らずの第三者から注意を受けるという事は、身内に言われるよりもきっと大きな傷になると思ったから。

其れに私も幼い頃、同じ様に身を乗り出して、引き離された思い出があるから。私情さから、甘さが混じってしまった。

そうして全ての会計を終えた後、そのちんまい少女は目をキラキラさせてこう言った。

――ここではたらきたーい。

――えっ?

止めとき!! 止めとき!! 平気で暴言吐かれるよ!! 停止板投げられるよ!! 変な人からセクハラ受けるよ!! 人間不信になっちゃう!! 君みたいな良い子が働ける場所じゃない。

――嬉しい〜。あ、すいません。此処、何時も人手不足なんですよ〜。将来有望ですね!!

咄嗟に思い浮かんだ、否定の数々を頭の片隅に追いやって、出来うる限りの営業トーンでそう返した。多くの子供を騙して来た声だった。

下手な傷を負わせる訳にはいかなかった。仕事のドス暗さを覚えさせるのは、まだ早いと思った。

その後、母の腰周りにしがみついて、私に手を振って帰って行った。子供らしい無邪気な笑みだった。

そしてどうしようもなく自分を恥じた事を覚えている。薄汚れた精神状態で接客したこと。あの子の精神を守る為とはいえ、建前を使ってしまったこと。

そうして帰り道、何となく暗い気持ちで家まで帰った。


「……家族であってもお世辞や建前で身を守ったことない? 親のご機嫌取り。お世辞とか建前を親に向かって言うの。私はそれ、結構早い段階でやってた。なんて言うかな『人間だからしゃーないの』って諦めてた」

「珍しい事じゃない。俺だって全てを晒して話し合っているかと言われればそんな事はない」

家族の話のせいか、瑠衣は興味を持ってくれた様だった。

「分かってるの。親だって人間だって。機嫌に左右される生き物だって。でも……本当は大人が子供に使うべき事なんだよ。お世辞や建前って」

子供の心を守る為に。

親に対して、どれだけ本音で話せてます?

私はお世辞と建前でガッチガチです。

それ続けると、本心が迷子になるので、辞めた方が良い。悪い意味で大人になる。


『この人に本音で話しても駄目』

『きっと適当にあしらわれる』

『真剣に向かい合ってくれない』

そうやって、人間関係に対して諦めが来ちゃうんです。

社会人って、どっかしらそうじゃないかな?

人に変な期待とかしないじゃないですか。


こんな書き方しましたが、毒親って訳じゃないです。

何処にでもいる、普通の人間。

褒められた事も沢山あります。傷付けられた事も同じくらいあります。

人間、喜怒哀楽に振り回される生き物なので、そこに対して怒も哀もありません。

完璧な人間とか面白くない。欠陥あった方が人間味がある。

其れに対して苦しみ続けている、怒り続けてる人を見ると、『なんだかなぁ……』って思っちゃう。


貴方が同じ親になっても、存外完璧には行かないもんだぜ?

意外と同じ様に喜怒哀楽に振り回されて、傷付けちゃう。

その前に余裕持ちなよ。限界迎える前に一人になりな。

其れでもやったら、しゃあないよ。

でも傷付けた事を思い出したら、子供に『傷付いんだよ!!』って言われたら、逆ギレや(とぼ)けず、詫びた方が良い。『あの時はごめんね。余裕なかったんだ』って。

人間、感情の生き物なんだから、其れに対してわーぎゃー言うのは、傷付いた貴方の心が苦しいだけだよ。


なんて思ってます。

本当悪い意味で大人。変に擦れて、頑張る熱もなく、諦めてる。


まぁ、最近見た動画とか、今親に何か言われて、死ぬ程苦しい人に対するコメントはこれぐらいにして。

つか長ーな。ビビっちゃった。


お世辞や建前、大人特有のものだと思うんですよ。

大抵は相手への気遣いから。

変に傷付けたくない。貴方の心を守りたい。

そういった思いから出る人間特有の感情。


でもね、無邪気さと正直さを許される子供に、それをさせるのは、ちょっと早過ぎない?

本当は大人が子供にやるべき事じゃん?

其れを強要させるから、どっかしら擦れた、変に大人びた子供が出来るんじゃない?

という私の言葉。


覚えてますよ。小さな良いお客さん。


お人形さんみたいな子が、お母さんの腰周りにしがみつい着いて、私に笑顔で手を振ってくれた事も。

(お顔も心も綺麗にすくすくお育ち……(´;ω;`))


年の差対して変わらない兄弟が来て、私に『お願いします』って挨拶しながら、『ほら行くぞ』って弟の面倒を見ていた事も。

(人生何周目だ、このにーちゃん( '-' ))


死んだ目でひたすらレジ打つ私を見て、『ここではたらきたーい』と言っていた、ちんまい子も。

(でも其れは止めな( '-' ) 人間不信になるから( '-' ))


全部、覚えてますよ。

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