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前夜 〈 目覚め 〉



電脳(ネット)の鬼』 -ろーぷれ異文- (改稿版)



◇◇◇



前文(プロローグ)- 前夜、第(ゼロ)夜 〈 目覚め 〉





殺したい相手をあと腐れ無く殺すには

その唾棄すべき存在(もの)

魂すら残さず食ろうてやればいい


この世へと生き返らぬようさせるには

悔いる(おもい)を救いとき放つか

輪廻すら怖れるよう傷を刻みこめばいい


恐怖を喰らい愉悦となす

(こころ)を喰らい望みを絶つ

力を喰らいおのが身を満たし

魂を喰らい虚無へと堕とす


そして忘れる

歓喜も憎悪も恐怖すらも喰らい尽くし

後には何も残さない


虚無と忘却の彼方に棄てる

残るは黒白(あったはず)の痕跡のみ

それは、炭と灰の如き記憶の残滓




もう思い出さない



かつてあったもの



それはどこにもない





鬼が嗤う



さあ次は何を食ろうてやろうか



闇に昏き悦びが灯る









---



まどろみから開かれる眼


電脳の影のなか鬼が目覚める




◆◆◆


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― 新着の感想 ―
[良い点] みなはら様の詩からは想像もできないような鬼の心情描写。 驚きました。 本当に幅広いですね。 素晴らしいです。 これから読み進めたいと思います。
[良い点] (((;"°;ω°;)):ガクガクガクガクガクガクガクガク なななななななななななななななななな 何が始まるんです?
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