大好きな人
「キミが、好きです」
高校に入学して、私は変わろうと思った。
今まで緊張してロクにクラスメイト話せずに終わっていった中学校生活から抜け出したかった。
そんなとき、キミが声をかけてくれたんだ。
「俺、春輝。キミは?」
その瞬間、私の世界は変わった。
キミの周りがとてもキラキラして見えて、キミと話すたび、心臓がドキドキした。
あれは、いつだったっけ。
仲のいい子が休んじゃって一人でポツンとしていたらキミが声をかけてくれた。
放課後、提出物を出すのに時間がかかったとき、
何かと理由をつけて待ってくれたね。
全部全部嬉しかった。
そんな優しいキミが好きだった。
だから、今この想いを、キミに伝えます。
どうしても勇気が出なくて
伝えられなかったけど
中学時代より友達がたくさん増えて
応援してくれる友達がいて
なにより私がなにか変わりたいと思ったから
今、伝えます。
想いを伝えようと思った場所は、屋上
勇気を出して書いた手紙には
〝今日の4時半、B棟の屋上に来てください〟
キミはこれを読んでくれたかな
ちっぽけだった私にキラキラの世界をくれたのはキミだった
大好きだから、
きみの一番になりたいと思ったんだ
手を繋いでみたい
また一緒に帰りたい
今度はちゃんと、彼女として
だって初めて好きになった人なのだから
もう屋上はすぐ目の前
きっともうキミは来ているだろう
さあ、一歩を踏み出そう
「は、春輝くん!あのね…!」
読んでいただきありがとうございました。




