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破滅世界のデスロード  作者: 秋雨そのは
悲哀の滅亡姫
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願い事の夢

絶望の章ですね。1人事多くない?

 こんにちわ……、良くあの狂った人に話を聞けましたね。

 私は、カーネラル・モザ・ホーネルです。


 ……それだけですが?


 なるほど、あの3人では分かるのも分かりませんか……。亡霊はちゃんと説明すると思ったのですが。

 もう疲れて、嫌何ですよ。トラウマと言えばいいですか……それがずっと脳内再生されて、頭が離れないんです。


 そういえば、私達がこうやってここに居る意味ですか……。それは混沌に任せましょう。

 私は前提となる物の話をします。


 何故特徴まで捨てて、この場に立っているか……それは、それぞれの願いが原因です。

 生命の大樹は、巫女とコミュニケーションと言える物が可能。それを前提に話します……実際に非常識とも言えますが、そういうものと言う事にしてください。


 機体は、特徴を対価に……願いを形にするための下地。

 亡霊、痛みの苦しみを対価に……元の世界に戻る。魔城、声の出ない苦しみを対価に……親友を生き返らせる。

 死神、感情制御出来ない苦しみを対価に……姉を幸せにする。そして私、悪夢の苦しみを対価に……未来が欲しい。

 混沌、2人なのに1人しか居ない苦しみを対価に……お互いに仲良くなりたい。


 それぞれ願いがある。それなのに、世界を滅ぼすなんて言っている……おかしな話ですよね。

 亡霊はわかります、ですが私を含めた全員はそうではない。世界が無くなったら願いの意味もないのですから。


 話が長いと思いますか?


 そうですね、元から喋るのはこんな感じです。

 亡霊は何の苦しみを今まで耐えていたのでしょうか、考えてみてください。

 異世界……そんな物信じたくもないですが、あったとしましょう。もし、いきなり転移させられて。生ゴミに捨てられ……戻る家も、大事な家族もこの世界の何処に行ってもなかった。場合何処に居場所があるのでしょうか。

 彼はずっと1人だったはずです。クラスという人数で転移したそうですが、亡霊は捨てられたそうです。何故かは本人に聞いてください。


 私も含み、他の人もそうでしょう。過去にいい思い出何てもは1つとしてない。

 どうでしょうか、これで疑問の1つくらい解けてくれればいいでしょう。


 私? そうですね……未来っていうくらいですから意外と死にかけてたのかもしれませんよ?



 魔城が大きな戦いをしているようですが、私の所は至って平凡。

 ただ、荒野が広がっている。下に大量の機体が埋まってますけどね。無人何ですからいいじゃないですか。


 おや、私の方に誰か走ってくるようですね。


「絶望、何か下に見える機体の銃弾の後は?」


「知りたいですか? 味方の銃弾ですよ」


「……どうやったかは聞かない」


 あら、意外と普通の人ですね。2つ名は無いにしても、貴方も大概壊れてると思ったんですけど。

 名前は……そうでしたね。ランドですね……え? 違う? どうでも良いでしょう。


「それにしても、ようやく始まるんですね」


「あぁ……今まで決心が出来なかった俺のせいだ」


「本当です、貴方だって世界が終わるのは嫌でしょう?」


 滅亡の歌、誰がそんな事を言ったのでしょうか。亡霊? あれは、国軍が言った言葉ですけど。信憑性あるわけないじゃないですか。

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