一羽の烏プロローグ
初めての投稿です。至らぬ所だらけだと思いますが、温かい目で見てやってください。
地名なども全てフィクションです。
※鳥烏は微妙に違います。今回は烏です。
*****一羽の烏*****
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カーカーカー
日本では少なくなった自然が沢山ある僕の町。
いわいる田舎だ。
僕、鈴木聖哉は、この三都中学校に通っている。
総生徒数23人という小さな学校だ。
10年前はもっと生徒がいたらしく、立派な校舎が建っているが、中身はすっからかん。
4分の3の教室は空いている。
僕の学年の生徒数は7人だ。内僕を含め三人で楽しくワイワイやっている。
今日、いつもどおり学校へ行くと、珍しくザワザワしていた。
「おはよー、どうしたの?」
僕は聞いて愕然とした。
なんと、学校が廃校になると言うのだ。
言葉が出ないとは、まさにこのことだった。
そして、授業が始まると、正式に先生から告げられた。
寂しい、悲しいという気持ちが文字通り込み上げて来た。
そして、これをきっかけに、僕たちの友情にヒビが入り始めるのだった。