表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

人類!?滅亡

作者: 別府のもっさん
掲載日:2013/10/16


「ファクローフさん、検査の結果、ウィルス性の悪性腫瘍ですな!」


掛かり付けの総合病院の医師、タランティが、ファクローフの(ひざ)の腫瘍を診ながら言った。



それを聞いたファクローフは、顔が紫ざめた。


普通は、青ざめるところだが、スカントと言われる種族は、緊張すると顔が、紫色になるのである。


「・・・先生!余命は・・・」

ファクローフは言いながら、紫ざめた顔を引きつらせた。



「ガッハッハ!ファクローフさん、悪性腫瘍と言っても、たいした物ではありませんよ。」

タランティ医師は、自信満々に、鼻をヒクヒクさせながら言った。



聞いて安心した、ファクローフも。

「ガッハッハ!」と笑った。



悪性腫瘍の形状は、綺麗な青色の真ん丸で、表面に半透明の軟らかい皮が、覆っている感じの外観である。



「ではファクローフさん、今日は、腫瘍に、強力な抗がん剤を投与してみましょう。」

タランティ医師は、言いながら、抗がん剤を飲ませた。


「先生、この薬は、どのくらいの効果が有るんでしょうか?」


「ファクローフさん、こいつを飲めば、怪獣並の抗がん物質達が、ウィルスを、食い尽くしてくれますよ!これで様子を見ましょう。」



タランティ医師に、言われ、処置の終わったファクローフが、お礼を言って、総合病院を後にした。



・・・一ヶ月後・・・



「ファクローフさん、具合はどうですか?」

タランティ医師が尋ねると。


「最初の内は腫瘍が、少し小さくなりかけてましたが、二、三日前から、また痛み出して、元通りです。」


心配顔で、ファクローフが言った。


「うむ・・・では、ファクローフさん、今日は少し熱を加えて見ましょう。」


タランティ医師が、特殊な薬品を、腫瘍に注射した。



「しばらく患部が、熱を持ちますが、心配しなくて、大丈夫ですよ。」

タランティ医師に、言われ、処置の終わったファクローフが、お礼を言って帰って行った。



・・・一ヶ月後・・・



「先生、やはり最初は良いんですが・・・」

ファクローフは、困り顔で言った。


顕微鏡で、腫瘍を診ながら、タランティ医師が言った。

「腫瘍の中のウィルスが、自分達で生み出してる、毒性物質により、表皮は薄くなり、穴も開いてきてるんだが、とにかく、増殖と進化が凄くて、意外としぶといウィルスですな〜・・・」


タランティ医師も、困惑していた。



それから数ヶ月間、タランティ医師は、ありとあらゆる治療を施した。


渦巻き状の強い風による治療、電気ショック療法、振動を与え、同時に火であぶってみたり、最終段階で、水責め、ガス責め、光り責め。


そして、ウィルスが弱ったところで、最終手段として、強力な電磁波を照射した・・・


遂に、悪性腫瘍は死滅した・・・



・・・



同時期わずかな期間、ある所に、地球と呼ばれる、青く丸い物体があった。



そしてそこに、人類と呼ばれる生物が、現れた。

最初は小さな存在だった。



「わー!逃げろー!」「喰われるー!」

いつも恐竜など巨大生物により、人類は脅やかされていた。



しかし、武器を作り、皆で協力する事により、抵抗する力を持った。



火山噴火や氷河期に、見舞われた。



しかし、洞窟などを利用した住居や、毛皮を羽織る事により、(しの)ぐ方法を学んだ。



そして、台風、竜巻、雷、地震、火災、水害等、いかなる災害からも、身を守る(すべ)を、学んで行った。



しかし、自分達の力に溺れた人類が、自らの手で、環境の破壊を行い、オゾン層と呼ばれるバリアも破壊し、ありとあらゆる災害に見舞われ・・・



人類は、滅亡の日に向かって、刻一刻と突き進んでいる・・・



そして遂に、宇宙と呼ばれる所から、強烈な電磁波がすぐそこに・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 古典的かつ正当な人類=ウィルス説で面白かったです。 これに真っ向反対して人類の出現は人類を踏み台にして新たな地球環境への変化の為と説いたのは新井素子さんの『ネプチューン』だったけ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ